3日目 佐渡を語る

佐渡の人と佐渡を語る。
朝、目を覚ますと5時45分。宿の人からは、6時前が日の出と聞いていたので、もう時間がない。外も明るくなってきている。
大慌てでカメラを担ぎ、部屋を飛び出る。しかし、飛び出たのはいいが、昨夜は暗くなってからたどり着いたので、どこからどんな風景が見えるのか、さっぱりわからない。しかも、朝日は待ってくれない。焦りながら、ロッジの前を右へ左へ動き回る。なかなか決まらない。5ヶ所ぐらい場所を変えつつ、その中のベストスポットを選ぶしかなかった。
しかし、そこまで大慌てした割には、曇っていたので、太陽が直接顔を出すことはなく、あっちこっちの雲の切れ目からの木漏れ日が美しかった。
部屋に戻って、ベランダから見ると、そこからの風景が一番よかった。灯台下暗しとはこのこと。(^^;
下山までは時間があるので、ドンデン山に。小雨が降っていたが、ここで行かなければ後悔するとカメラも一式担いで足早に出かけた。
途中で雨もあがり、雲の色が時間とともに変化するのは、もう何も言えない。夢中でシャッターを切りまくった。
諦めないでよかったと改めて思う。文章で語れない、そして、写真でも写し撮れない美しさがある。そう、この大佐渡ロッジが11末で閉鎖するという話も聞いていたので、感動もより大きなものとなった。
下山する時間が迫っているので、泣く泣く山を降り、ロッジで身支度をする。
ロッジに別れを告げ、佐渡汽船の乗り場まで送ってもらう。今日は、ニフティのFBINCオフに後発の連中が到着するのだ。到着まで2時間ほどあるので、今度は、両津の街中を歩く。
佐渡汽船のところでみやげ物を売っているおばちゃん達と話しこみ、このところ売れ行きが悪いっていう話をきいた。不景気の波が佐渡のみやげ物売りのおばちゃんにまで及んでいるようだ。
加茂湖に映る大佐渡の写真を撮りながら、うろうろしていた。加茂湖には、白鳥がいて、これが人に餌付けされているものだから、カメラを向けるとこっちに寄ってきてピントを合わせるのに一苦労。(^^;
そうこうしているうちに12時のジェットフォイルが入港。出口で泰さんと共にお出迎え。
全員そろったところで、大佐渡スカイラインを通り、白雲台へ。ここからは、両津から真野湾、そして小佐渡が見渡せる。目の前には、風車があり、風力発電の実験に使われているそうだ。
この山道では、泰さん、川口さん、秋吉さんの3馬鹿バイカー(失礼!)が、バイクの話で盛り上がりっぱなし。”このカーブなら、このライン取りするよな。”、”いや、ここは、一気に吹かして...”などなど。そりゃ、もう、3人ともここが車内であることを忘れているように話をしていた。
途中、泰さんの家に寄り、ご自慢のバイクを見せてもらった。いや、なかなかのバイクである。(私は、詳しくないので、どんなバイクって表現できない。^^;)
その後、今夜のオフでも登場するおにぎりをもらいに行く。ここのお米は佐渡のこだわり便でも扱われているおいしいお米。お漬物までいただいて、お米の香りにわくわくしながらちょっと遅めの昼食へ。
こんどは、こだわりの蕎麦屋さん。まずは、干物から始まり、てんぷら、そしてお蕎麦へ。どれを取っても舌鼓をするほどうまい。残念ながら私は、お蕎麦のアレルギーで蕎麦は食べられなかったが、周囲の人の笑顔がそのおいしさを物語っていた。私はその横で、恨めしく思いながら先の御にぎりをほおばっていた。(^^;)
さて、おなかがいっぱいになったところで、今夜のオフの買いだし。持ち寄りのオフなので、何か買って行こうということで、ワインやちょっとしたおつまみなどを仕入れる。
途中、酒の蔵元に寄ったり、都会では絶対に味わえないような夕焼けの海岸によったりしながら、今夜の目的地であるふすべ村に到着。すでに、数人の方々が来ていて、準備をしていた。
そうこうしているうちに、次から次へと人が集まり、40人ほどの人達が集うこととなった。囲炉裏を囲み、あっちこっちで、佐渡の話題に花が咲く。改めてパソコン通信、ネットワークでの交流というもののすごさを思い知る。
また、ここに集まった人達がみな、それぞれの思いで佐渡についての思いを持っており、時には批判し、十人十色、さまざまな角度で佐渡を語っていた。
そして、みなさんに共通しているのは、佐渡が好きなのである。囲炉裏にくべられていた炭火のように、一人一人の中に激しくはなくても、ちっとやそっとじゃ消えない何かがあったように思う。
まあ、中には、誰とは言わないがぼろぼろに酔っ払いながらも明け方近くまで語り合っていた人もいた。(^^;)。
ともかく、とても濃い佐渡オフであったし、今までいろんなオフに出たが、通信をしているしていないに関わらず、こんなにも大勢の人が交流できたオフというには、非常に珍しいのではないだろうか?。そして、あの場にいた人は、忘れられない出会いの一つになっただろう。
12時を回って、ようやく宿舎の方に移ったが、くたくたになりながらも、とても充実した時間を送ったという満足感でいっぱいだった。佐渡オフ、忘れられない日になるだろうと思いながら、落ちるように眠りについた。
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