2005年09月26日
ネット越しに相手を見る
ITビジネスという言葉はすっかり定着した感がある。そして、ITという
言葉自体も何の違和感も無く日常生活にも使われている。しかし、な
んとなく分かっているようで分からないIT、ましてや、それを使ってビジ
ネスをするということがどうも特別なことのように思われており、いろい
ろな場面で、通常のビジネスでは考えられないようなことが起きている。
信じられないかもしれないが、筆者が経験してきたさまざまなプロジェ
クトの大半がそうであった。
今回から始まるこのメールマガジンでは、そんな筆者の経験から、IT
ビジネスを行う場合、あるいは、すでに始めているITビジネスを見直す
場合のポイントや、また、いろいろな業者との打ち合わせの中で何を準
備し、何をチェックしなければならないかを述べていきたいと思う。まず
第一回目は、このメールマガジンのタイトルでもある”相手”について考
えてみたい。
インターネットという言葉が日本で使われてから10年ほどしか経って
いないのに、今ではADSLどころか光ファイバーまでもが一般家庭に入
るような時代になった。そして、単なるテキストでの情報ばかりではなく、
動画や音声までもがインターネットを経由して運ばれ、IP電話も現実の
サービスとして広まっている。
そんな中でITビジネスを考える場合、どうしてもビジネスの相手の顔が
見えないことや、なかなか相手を特定できないということもあってか、ビ
ジネスのターゲットを想定しきれていないものが多いように感じる。
実際、多くの方から、”これこれのインターネット・サービスを始めたい”
という相談を受けるのだが、”では、そのサービスを使うユーザはどんな
人たちですが?”と聞くと、”30代~40代の男性”、もしくは、”20代後
半~30代の家庭の主婦”と判を押したようにどちらかの答えしか出てこ
ない。筆者の独断と偏見ではあるが、インターネット関連の雑誌などの
読みすぎではないのか?と思えるような典型的なインターネット利用度
調査結果と同じことしか語らないのである。
しかし、実際にビジネスを始めるまでもなく、上記のようなユーザに普遍
的に利用されるようなサービスなど存在しないことは明白である。店舗を
構えてビジネスを始めることを考えると分かるように、もっと細かくターゲッ
トを絞り込むはずなのだが、どういうわけかITビジネスとなると、”大衆”を
相手にしているように勘違いしているのではないか?と思えることが多い。
ネット越しに”見える相手”をしっかりと見据えてビジネスを考えてみよう
ではないか。言うまでも無く、相手の顔を見て商売をするのは、基本である。
投稿者 momolog01 : 08:44 | コメント (0) | トラックバック
IT化は目的ではない
最近は少しは少なくなってきているのだとは思うが、ITバブルのころ
に多かったのが”IT化”が目的になっているプロジェクトだった。
大手の企業でも、”ここのオフィスのIT化が目的です。その為に予算は
確保しました。”などということを自慢している役員や部長などが多く見
受けられた。
もう、お気付きのことと思うが、”IT化”が目的などというのは、運送屋
が、本業は、より多くの物を運ぶのが目的(要するに売り上げを上げる)
なのに、”トラックを1000台にするのが今期の目標です”と、言っている
ようなもので、自社が何でビジネスを行っており、儲けがどこから出てくる
のかが分かっていない証拠である。
IT化をするのは、手段であって、ビジネスそのものにはなりえない
(もっとも、例外はあって、ITコンサルタントやシステム構築屋は、IT化
そのものが売りなので、その業界では”相手の企業にIT化”してもらう
のが目的)。
まずは、何をビジネスに儲けるのか、あるいは、コストダウンを行うの
かを検討し、さまざまな手段の中のひとつとしてIT化を捕らえるようにし
たいものだ。
投稿者 momolog01 : 08:47 | コメント (1) | トラックバック
そもそもITとは?
ITという言葉を”イット”と呼ぶ人はさすがにいなくなったが(笑)、分
かったようで分かっていない言葉の一つではないだろうか?
雑誌や新聞、テレビといろいろな場面で使われているが、それを明確
に説明している文章を見たことが無い。
アスキーのデジタル用語辞典を見ても”特に明確な定義があるよう
でもないが、感覚的には「コンピュータとネットワーク(特にインターネ
ット)に関連する技術」程度に考えておいてよいだろう。”と、なんとも
頼りない解説である。
しかし、基本に忠実に考えてみると、IT=Information Technologyで
あり、情報技術なのである。簡単に言ってしまうと、情報をどう扱うか?
という技術のことであり、決して、コンピュータを導入することや、イン
ターネットに繋ぐことを指しているのではない。
従って、ITを活用するということの真髄は、コンピュータ化することで
はなく、社内の情報の流れや管理方法を整理して、無駄な帳票を書
いていないか、誰も活用していない管理台帳がないかなどを確認し、
無駄な帳票や台帳があれば廃棄し、情報の流れが悪ければ、新たな
連絡体制や帳票の書式を変えて作業効率を上げるということなので
ある。
まずは、コンピュータシステムや新しい会計ソフトを褒め称える宣伝
を横に置いておいて、社内の業務の見直しからはじめていくことがIT化
の第一歩なのである。
【参考URL】
■アスキー デジタル用語辞典 ITの解説
http://yougo.ascii24.com/gh/77/007739.html
投稿者 momolog01 : 08:47 | コメント (0) | トラックバック
3文字アルファベットの魔法
ITビジネスというとやたら3文字のアルファベットが出てくる。CRM、
ASP、SCM、IDC、EPR、MIS、..... そして、これらを繰り返し見聞きし
ていると、まるで魔法にかかったようにものすごい最新技術のような
気がしてくるから不思議なものである。しかも、その本質は、ぜんぜ
ん理解できていないにも関わらずである。
しかし、ITビジネスは、基本に”ビジネス”があり、それをITという技
術を使って効率よくしたり、売り上げをのばすことなのだから、呪文
のような3文字アルファベットなど使わなくても説明できるのである。
先のCRMは、カスタマー・リレーション・マネージメントの略なのだが、
ようするに”お客さんとの関係はちゃんと管理しましょうね”ってことで、
どんなビジネスでも得意先の電話番号を書きとめておくとか、資料請
求をしてきたお客に、電話して詳細を聞くなんてのは、当たり前のよう
にやっていることなのである。ようするに、それは、”顧客管理”であり、
説明などする必要の無いビジネスの基本である。
また、3文字アルファベットは、ほんの僅かでも分野が違えば、まっ
たく意味が違ってくることに気をつけたい。CRMを”不明解略語辞典
で調べると、”Criterion Referenced Measurement 目標準拠測定。
Customer Relationship Management 顧客志向の企業へ改革し、競
争に勝ち抜こうという考え。” という2つの意味が書かれている。こん
どは、ASPという略語を最新略語辞典2000で調べると、同じIT分野で
使われていながら、プログラマーは、Microsoft Active Server Pages
というプログラムの仕組みだと解釈し、セールス・エンジニアは、
Application Service Providerというインターネット経由でパッケージサ
ービスを行うことだと思う。同じITに関わっている人種(?)でさえ、解
釈が異なってしまうのだから、ましてや一般の人たちにとっては混乱
するのは当たり前である。
ともかく、この3文字アルファベットは、分からなければ、その言葉を
使っている人に意味を聞いてみよう。まず、明確に答えられる人は少
ないはずだ(笑)。大半の人たちが3文字アルファベットに魔法にかか
ってしまっているからである。
【参考URL】
■不明解略語辞典
http://www1.nisiq.net/~cpulot/Dic.htm
■最新略語辞典2000
http://home.impress.co.jp/magazine/dosvpr/ryakugo2000/
投稿者 momolog01 : 08:49 | コメント (0) | トラックバック
ますます巧妙になるコンピュータ・ウィルス
いろいろとマスコミを騒がすコンピュータ・ウィルスだが、その仕掛
けは、どんどん巧妙になってきている。特に厄介なのは、自分のコン
ピュータが感染しているのが分かりにくいケースである。
これは、筆者自身が経験したことであるが、ある日、メールボックス
にあて先不明でエラーになって戻ってきているメールがウィルスに感
染していたことがあった。しかし、そのメールのあて先(あて先不明の
メールアドレス)は、筆者自身が全く知らないアドレスであり、そんなア
ドレスにメールを出したことも無い。しかし、筆者が出したことになって
いるのである。
実は、このウィルスは、感染すると、メールのアドレス帳からメール
アドレスを読み取り、そのアドレスに送信するのではなく、そのアドレス
から送信されたかのように勝手に配信してしまうというものであった。
つまり、Aさんが使っているパソコンのメールソフトのアドレス帳にBさ
んの名前があり、AさんのPCがウィルスに感染すると、Bさんの名を語
って存在しないメールアドレスにメールを送るのである。そうすると、メ
ールアドレスが存在しないので、エラーになるのだが、送り主の設定が
Aさんではなく、Bさんになっているので、感染していないBさんのパソコ
ンにエラーメールとして送り込まれることになるのである。
そうなると、一見しただけれは、Bさんがメールのあて先を間違ってメ
ールを出したので戻ってきたように見えるのである。気になって、その
メールの添付ファイルを開くと見事に感染して、ウィルスの罠にはまっ
てしまうのである。厄介なのは、Aさんのメールアドレスはどこにも見当
たらないので、一体、どこから送られてきたのかわからないところにあ
る。つまり、感染しているAさんには、エラーメールも、ウィルスの添付
されたメールが送られてるよと注意してくれる人もいないので、気がつ
かないのである。(厳密には、メールの送信箱をチェックすれば、おか
しなメールが配信されているのに気がつくのだが、まず、送信箱など見
ることがないので、発見が遅れる。また、メールにはヘッダー情報とい
うどこを通ってきたかという情報があるので、ある程度の推測はできる
が、ユーザの特定までは難しい。)
何もおきていないから、ウィルスなんかに感染していないよと安心され
ている読者の中にも”気がつかせないウィルス”に感染しているかもし
れない。ぜひ、ウィルス対策のソフトで確認することをお勧めする。なお、
下記のサイトでは、無償でオンライン上でのウィルスチェックが可能なの
で、気になる読者は利用してみてはいかがだろうか?
【参考URL】
■シマンテック社セキュリティチェック
http://www.symantec.co.jp/region/jp/securitycheck/
■トレンドマイクロ社ウィルスバスターオンライン
http://www.trendmicro.co.jp/hcall/index.asp
投稿者 momolog01 : 09:42 | コメント (0) | トラックバック
IT化することによる見えないリスク
業務の効率化を図るために、無駄な作業をITの技術によって、効
率よく行うことができ、コスト削減につながる....と、いうのは、もっとも
な意見なのではあるが、さて、そういう話を持ちかけてくるいろいろな
IT業者の言葉を間に受けていいのだろうか? 実は、そこには、見え
ないコストが潜んでいることを忘れてはならない。
業者の出してきた見積書には、100万と書いていてあり、”今の業
務にかかっている人件費を10%以上削減できます!!”という嬉しく
なるような文言があったとする。で、電卓を叩いて、月々10万浮くの
だから1年もすれば元が取れ、しかも、それ以降は、コスト削減になる
のだから利益が増えると思えるかもしれない。
その業者が出してきた数字が事実であったにしても、”見えないリス
ク”には書かれていない。例えば、導入する企業が、今まで手書きの
帳票しか扱っておらず、パソコンの使い方がよく分からない人が多い、
今まで使ってきた帳票が破棄され、新しく設計されたソフトに従って画
面に向かって入力するので入力ミスが多発する、喫煙しながら操作す
ることによって、データの入ったMOが読めなくなったり、マウスやキー
ボードがすぐ壊れる等々。これは、その業者がどうこうというよりも、そ
れを導入する企業側の問題なのである。
筆者が昔勤務した会社でも、理容店向けの顧客管理システムを開発
し販売したのだが、操作する人がシャンプーした後の手をよく拭かずに
操作して、毎週のようにパソコンが壊れるといったことが起きていた。
さらに、開発したアプリケーションの操作は変わらなくても、Windows
が次々に新しいバージョンになっていくことで、起動後の操作や、終了
方法が変わっていき、またそこで新しい操作を覚えるということが発生
する。
このように、操作手順を覚えるという”教育費”が見えないコストとして
付いて回るのである。これを見過ごしてしまうと、生産性が上がるどころ
か、落ちてしまうことにもなりかねない。大々的な業務改革という目標は
一見、革新的で魅力的なものではあるのだが、はたしてそれは、本当に
会社のためになるのかどうか、落ち着いて考えることが重要ではないだ
ろうか?
投稿者 momolog01 : 09:46 | コメント (0) | トラックバック
社内情報の漏洩を防ぐと言うけれど....
つい先日、マスコミを賑わしたように顧客データが流出するという
事件が起きた。IT化することによって、紙の帳簿で管理している以
上に、データのコピーや”持ち出し”(実際は、メールで送信してしま
うなど持ち出すという行為ではなくなっている)が簡単になってしまっ
たことで、情報漏洩対策が重要視されている。
最近は、どんどんセキュリティ技術も進み、さらに、安価になってく
ることで、ID、パスワードのような単純なものではなく、本人がIDもパ
スワードも知らないで使えるICカードや、指紋・音声・網膜などの生物
学的な違いを用いたバイオメトリクスを応用したセキュリティシステム
も一般企業で導入できるような価格になってきている。
(携帯電話でさえ、指紋認証ができるものが出てきている。)
さらに、非接触型のICカードなども進化してきて、背広のポケットに
入れたまま、カバンに入れたままでもセンサーの埋め込まれたゲート
を通過することで、入退出記録を取ることもできている。さらには、ワ
イヤレスアンテナを各所に設置すると、社員が社内でどこを通ったか、
どこにどれだけの時間いたのかの軌跡を記録することまで可能になっ
ている。
暗号化の技術も格段に進歩しており、ICカードや、USBメモリに組み
込んだ解読プログラムがないと読めないようにするなどといったことも
できている。(つまり、パソコンを盗まれても内部のデータが読めない
のだ。)
しかし、どんなにすばらしいセキュリティシステムを導入しても、情報
漏洩を100%防ぐことは不可能である。というのは、情報漏洩を行うの
は、システムではなく、人だからである。違う言い方をすれば、どんなシ
ステムを用いても、管理者自身が不正を行ったり、悪意を持った上司
からアクセス制限を変更するよう指示が出てしまうと簡単にデータは
漏洩し、そして、それを特定することも非常に難しい状態になる。これ
は、システムの欠陥ではなく、人の問題なのである。
社内情報の漏洩を防ぐには、当たり前だが、社員のモラルがあって
こそ成立するのであり、そういう配慮なしでシステムを導入しても意味
は無いことを十分に肝に命じておくべきだろう。そして、セキュリティシ
ステムを過信することなく、社員のモラル向上を常に怠らないことである。
投稿者 momolog01 : 09:47 | コメント (0) | トラックバック
顧客に喜んでもらうためのIT
今の経済動向から、ITというと生産性効率があがるとか、コストダ
ウンとかがキーワードになっていることが多い。確かに、そういうIT
の使い方もあるのだが、”顧客に喜んでもらうために”ITを使うという
ことも忘れてはならない。
顧客管理=顧客満足度を上げるということで、顧客に顧客番号を
割り当てて、”お問い合わせの際は、この番号をお伝えください”と
記載し、さらに、カスタマーセンターには、データベースと繋がった端
末があって、オペレータが顧客番号を打ち込むと、即座に顧客の名
前から今まで購入した商品一覧、今までの問い合わせの履歴などま
で表示するシステムが導入されるということはよくある話である。
そして、”こうすれば、お客様を待たせることなく対応ができて、お客
様の満足度がアップし、強いては、売上倍増ですよ!”というセリフ
がSI営業担当から出てくる。
一見、もっともな話に見えるが、自分が顧客になったとしたら、満
足度が上がるのだろうか? いちいち顧客番号を書いた紙を出して
きて電話しないといけないし、ご年配の方であれば、文字が小さくて
よく見えなくて、メガネを上げ下げしながら番号を読み上げることに
なる。さらに、その紙が無くなってしまったら.....
と、このように考えていくと、氏名と住所、あるいは、電話番号を伝
えて、それで検索するシステムの方がよっぽど顧客満足度があるの
ではないだろうか?宅配ピザ屋などは、さらに一歩進んで、番号通知
で掛けてくると、その電話番号から顧客データを引っ張り出し、いきな
り、”○○様、いつもあるがとうございます”という対応ができるように
なっている。(ちょっと気持ち悪いというのもあるが...笑)
顧客満足度を上げるといいながら、実は、システムを構築する上で
都合がいいとか、オペレータが操作しやすいだとか、そういう理由が
無意識に優先されることが多い。顧客満足度を上げるためには、自
分が利用した場合、そして、お年よりだったら、子供だったら、女性だ
ったら、男性だったらと、いろいろな顧客を想定して本当に使いやすい
かどうかを考えないと見えてこないものなのである。
投稿者 momolog01 : 09:47 | コメント (0) | トラックバック
固定概念に縛られると顧客が見えなくなる
前回は、顧客満足度ということとIT化とは必ずしも一致しないという
ことを書いた。その直後、筆者は、まさにその問題となるようなことを
体験したので、今回は、その体験を紹介しよう。
JRは、全国を5つのエリアに分け、それぞれ個別の企業として管理
している。ところが、もともと1つだったものを無理やりに分けているの
で、一般には理解しにくいことが起きている。
例えば、東海道本線(在来線)の東京から熱海までがJR東日本で、
熱海からはJR東海の管轄になるようにエリア分けされている。ところ
が、東海道新幹線については、東京から新大阪までJR東海の管轄
になっているのだ。
さて、JR東海が発売している”京の遊々きっぷ”というものがある。
これは、京都までの新幹線指定席往復切符と京都市内の1日パス
(市バスなどが乗り放題)を組み合わせて割引されたお得なきっぷで
ある。筆者は、京都市内の何箇所かを訪問する予定があり、この”京
の遊々きっぷ”を知り、近所の駅のみどりの窓口で購入しようとした。
ところが、先にも書いたように、東海道の在来線はJR東日本管轄な
ので、JR東海の企画したきっぷは、販売していないという。どうすれば
買えるのか?と聞くと、新幹線はJR東海の管轄なので、新幹線の駅
の窓口へ行ってくれという答え。筆者のところから一番近い新幹線の
駅は小田原駅だが、そこまで行くのに片道400円、時間も約20~30
分かかるのである。そんなコストと時間を掛けて買いに行っているので
は、”得なきっぷ”ではなくなる。
新幹線の特急券や指定券は、どの駅でも買えるのに、さらに、通勤や
通学の定期においては、JR以外の鉄道会社と組み合わせた定期券も
購入できるというのに、なぜ、同じJRグループの”京の遊々きっぷ”は買
えないのかさっぱり理解できない。JR東海に問い合わせても、JR東海
の特別企画なのでJR東海の窓口でしか販売できないという、ぜんぜん
説明になっていない回答だった。
顧客からするとどれも”みどりの窓口”なのだが、サービス内容が異な
るという非常に理解しにくいことになっている。いっそ、顧客が迷わない
ように、”あかの窓口”とか”きいろの窓口”など5社で窓口の色の名前を
変えてほしいものだ(笑)。
読者の方々も、これを反面教師として、ぜひ自社のサービスや商品の
販売方法を見直して欲しい。案外、固定概念に縛られて、顧客が不便に
感じていることを見落としているのかもしれない。
投稿者 momolog01 : 09:48 | コメント (0) | トラックバック
忘れてくれないデジタル・データ
デジタル化という言葉も当たり前のように浸透してきた。特に、CD
やDVDなどの普及により、”デジタルだと高画質”とか、”品質が落ち
ないデジタル”といったことが言われている。
確かに、デジタル化することで、0か1かの2つの値が区別できれ
ば、元のデータが再現できるので、何百回コピーしてもデータの品質
が損なわれることはない。そして、デジタルデータを入れておく媒体
(CD-ROMやハードディスク、MOにDVD-ROMなど)も加速度的に
容量が大きくなり、価格も驚くほど安くなっている。
家電においても、1本のテープで6時間とか8時間とかのビデオレ
コーダよりも、何十時間と録画できるハードディスクレコーダの人気
が上がってきている。さらに、これとDVDレコーダを組み合わせるこ
とで、ビデオテープを何十本も持つより、DVDに録画して置いておく
方が場所も取らず、さらに、見たい場面を一発で呼び出せるように
なった。まさに、20年程前にあっという間にレコードが消え、CDに
置き換わったようなことが、動画の世界でも起きてきている。
さて、デジタルデータの品質が落ちないということや、過去のデー
タから検索するのが得意なコンピュータのおかげで、嫌なことも起き
はじめている。
アナログである書面で残されている場合には、保管場所の問題も
あるし、10年前のことを調べるなどと言ったら、とんでもない時間を
要するので、現実的にそんな過去のことまで調べるのはよっぽどの
ことでなければありえない。
しかし、これが、デジタル化されたドキュメントで保存され、データ
ベースに登録されていると、何年前のことであろうと、一瞬で画面に
表示されてしまう世の中になっているのである。
コンピュータのバックアップ・テープを眺めて、自分の人生の日記
をつけても、このテープの長さ30センチほどにしかならないという
嫌なブラック・ジョークもあるぐらいだ。
(実際、毎日1000文字の日記を100年続けてもテキストなら400MBぐ
らいにしかならない。CD-ROM1枚で十分入るのである。)
なんでもかんでも記録が残り、それが一発で検索できるというのは、
果たして便利な世の中になったと言えるのだろうか?
投稿者 momolog01 : 09:57 | コメント (0) | トラックバック
デジタルデータは保存できない?
前回のメルマガを読んだ読者は、”おや?”っと思ったのではない
だろうか?前回は、デジタルデータは、劣化することなく何十年後で
も一瞬で検索できて表示されてしまうと書いた。しかし、それは、”コ
ンピュータが読み取れる”という大前提があるのである。今回は、そ
の点について考えてみたい。
今では、容量が小さいこともあり、ほとんど使われなくなったフロッ
ピーディスクではあるが、20年前は、そのフロッピーは最新鋭の記
録媒体で、なかなか一般のユーザには手の届かないものだった。
しかも8インチというサイズで、面積で言うと、今の3.5インチの4倍
ほどの大きなものであるにも関わらず、容量は4分の1ほどしかなか
った。
今では、8インチフロッピーを使っているところは、まず見かけない
し、逆に20年前の8インチフロッピーのデータを読みたいと思っても、
ジャンク屋にさえ8インチのフロッピーディスクドライブは置いていない。
仮に、それが手に入っても、インターフェイスが今のPCとは全く違う
ので、これまた当時のパソコン(いや、当時はマイコンと呼んでいた)
を手に入れないと接続できず、さらに、OSやソフトも当時のものを
用意しないと読み出せないのである。
デジタルデータは、永遠といっていい程、劣化することはないのだ
が、怒涛のごとく進化していくコンピュータ技術の中では、それを記
録する”媒体”があっという間に陳腐化してしまう。
20年も前の話を引っ張り出さなくても、Windows95の頃に作った文
章や、その当時のメールのデータを、今のWindowsXP上のアプリケー
ションで表示しようとしても、うまくいかなかったり、まったく読み出せ
なかったりといった経験をしている方は多いのではないだろうか?
このように、ITを導入することによって逃れられないもう一つの見え
ないコストがここにある。つまり、デジタルデータを維持していく為に、
新しい”記録媒体”に合うようにデータを変換したり、新しいハードに
あわせてアプリケーションをバージョンアップし続けなければならなく
なるのである。10年とか20年のサイクルであれば、それも致し方な
いと思うが、ドッグイヤーと言われるコンピュータの世界では、5年も
すれば買い換えなければならない。
紙の帳票なら10年後でも20年後でも読めなくなるということはない
が、CD-ROMに入ったデータは10年後、20年後に読むことはできる
のだろうか? アナログレコードやベータ方式のビデオテープのように
ならないことを祈るばかりである。
投稿者 momolog01 : 09:58 | コメント (0) | トラックバック
律儀なコンピュータ
コンピュータを知らない人というのは、大きく二つの意見に分かれる
ような気がする。一つは、”コンピュータなんて所詮、機械。そんなもん
で、商売ができるわけがない!”という完全否定の考え方と、その対
極の”コンピュータは、計算がとんでもなく速くて、しかも電気さえ確保
できれば24時間365日休まず働く。これを使わない手は無い!”と
いったどちらかというとコンピュータ万能主義のような意見である。
さて、今回は、後者のコンピュータ万能主義の陥りやすい罠につい
て述べてみよう。
コンピュータの進歩は目覚しく、また、コンピュータと組み合わせる各
種センサーも発達してきているので、今まで考えられなかったような使
い方も出てきている。例えば、IDとして使えるマイクロチップなどは、目
に見えないぐらい小さなものになってきており、布の中に織り込んでしま
うことができる。これによって、ネクタイや洋服などの衣類にまでICタグ
を埋め込むことができて、ブランドの本物か偽物かを瞬時に判別できる
ようなこともできるようになっている。
また、マラソンランナーの靴にICタグを埋め込み、各ポイントにセンサ
ーを敷き詰めて、選手が通過した時間を測定し、ラップタイムや順位な
どをリアルタイムに表示できるような仕組みもある。
このような仕組みを見ていると、なんでもできそうな気がするのも無理
は無い。
しかし、困ったことにコンピュータは、計算と記憶、そして、繰り返し作
業にはめっぽう威力を発揮するのだが、今までにないルールを構築す
るとか、新しい創意工夫をするということにはからっきし弱い。つまり、
きめ細かいルールを決めておかないと、コンピュータは馬鹿がつくぐらい
決められた通りにしか動作しないので、曖昧なルールで成り立っている
ものには何の役にも立たないのである。
会社の中の業務でも、業務ルールは決まっているが、業務を進めてい
くうちに、そのルールに従うだけでなく、別の方法ですばやく結論を出さな
いといけないこともある。例えば、いつも大きな取引をしている得意先から
の注文なら、無理をしてでも商品を取り付けないといけない場合、先に工
場や倉庫に電話して商品を確保し、後付けで発注書を出すようなことも
ある。
ところが、こういうところにコンピュータを導入し、例外的な処理が一切
できないようにしてしまうと、律儀なコンピュータは、発注書を受け付けて
からでないと工場や倉庫に生産や納品の処理ができないようになってし
まうので、逆に売上が落ちてしまうことにもなりかねない。
IT化でコンピュータを導入するには、まずは、自社の業務のルールを見
直し、例外の流れがどこまでできてしまっているのか、また、それを禁止
することで売上に影響しないのかといったことを検討しなくてはならない。
また、こういったことは、やり手の営業マンのノウハウであったりするから、
なかなか難しいのも事実である。
投稿者 momolog01 : 09:59 | コメント (0) | トラックバック
IT化が進もうとも最後は人で決まる
またまた(?)筆者の経験で恐縮だが、IT化が進んで顧客満足度を
上げようとしても所詮は最後は人の問題であるということを体験した
ので、紹介したい。
筆者の勤務している会社で、ある企業のネットワーク構築を請け負っ
ている。先日、その顧客の申し込んだ光ファイバ-のサービス内容の
変更が必要になり、Web上のサポートに問い合わせると、営業担当者
に問い合わせてくれというメールの返答が来た。まず、この時点で、何
の為にWebのサポートセンターがあるのか意味がわからなくなってしま
った。
次に、顧客に電話して、その企業の営業窓口の担当者の連絡先を
聞き出すと、フリーダイヤルになっていた。その時点で、嫌な予感が
したのだが、それが見事的中した。こんな会話になってしまったので
ある。
某社 ”はい”
筆者 ”あ、あのう.. ○TT東さんですよね?”
某社 ”いえ、南営業所です。”
筆者 ”????”
自分の社名を名乗らないばかりか、こちらが聞いたことも理解して
いない。この後、担当者の名前を言うと、そんな名前の担当はいない
と言われてしまうし、もう、筆者の頭の中は真っ白になってしまった。
結局、次のような”IT化”が行われていることによって、引きここされ
る混乱であることが分かった。
1)フリーダイヤルで掛けることによって、発信者の電話番号から管轄
の営業所に接続される。
2)今回、仕事を請け負った会社と弊社の場所が別の営業所の管轄に
なっていた。
3)その為に、電話に出た担当者と話が通じなくなってしまった。
しかし、まったくもって不思議なのは、回線を引くとお客様番号という
のが振られるのだが、これは営業所内でしか使っていないようで、他の
営業所では、その番号からどこの管轄下が分からないようなのである。
さらに、営業担当者に任されているので、どのような状況になっている
かは、担当者しか分からないと言われてしまった。
どうせやるなら、お客様番号というよりも、そもそも電話会社なのだか
ら、電話番号から顧客情報を引き出して対応してくれてもいいような気
がするのに、営業担当しか分からないというのは、何がどうなっている
のだろう?
いやはや、国内大手の電話会社でもこの程度でしかない。
所詮、電話にしろ、メールにしろ、そこで対応するのは人の問題なので
ある。
投稿者 momolog01 : 10:05 | コメント (0) | トラックバック
どこまでも肥大化するPC
パソコンの進化は目覚しく、そして、どんどん肥大化している。
ちょっと前までは、3年から5年で買い換えという状況であったが、
今は、それどころか、2年前のパソコンが使い物にならないような
状況である。
特に、ノートパソコンに関しては、メモリの増設ができなかったり、
ハードディスクの容量を増やすために取り替えようにも、薄型であ
るが故に、一般に売られているディスクでは厚すぎて取り替えられ
ないといったことも起きている。
また、PCMCIAなどのカード型インターフェイスもいろいろと規格が
違うために、動作しないとか問題も多い。
さらに、ここに来て、さまざまなウィルスなどの悪質なプログラムを
排除するためにワクチンソフトを常駐(※1)させないといけなくなり、
ますます、メモリやCPUの性能を要求されることになってきている。
WindowsMeぐらいまでは、メモリも128MBあれば、普通に使うには
何ら問題がなかったが、WindowsXPでは、256MBは最低でも必要で、
ワードやエクセルを同時に開くとなると、384MBはなければ、遅くて
使い物にならない状況になってきている。
また、ADSLが爆発的に広まったこともあって、Webを見るだけでも、
アニメーションやサウンドデータがくっついているので、これまた、メ
モリやCPU性能、そして、グラフィックスの性能が高くなければ開けな
いページも多くなってきた。
しかし、そこまでして、パソコンを高性能化する意味はあるのだろうか?
すでに、ワードやエクセルは多機能になりすぎて、その1割も使いこな
せていない(というか、必要がない機能が9割ぐらいある?)ような状況
である。
一部のメーカなどでは、古いパソコンでも利用できるよなOSをインス
トールして再利用するような動きもあるが、圧倒的なシェアを占める
Windowsとの互換性の問題で、なかなか進まないのも現状である。
はてさて、どこまで高性能化していくのだろうか? そろそろ落ち着い
てくれないかと思う今日この頃である。
(※1)常駐 ソフトウェアを動作しているままの状態にすること。
これにより、メモリの使える領域が少なくなり、動作が遅くなっ
たり、アプリケーションが起動できないなどといったことが起き
る場合がある。
投稿者 momolog01 : 10:06 | コメント (0) | トラックバック
コンピュータの相性??
パソコンを買って、いろいろ使い始めると、興味が広がってい
く人は、デジカメの画像を印刷するのにプリンターを繋いだり、
カメラを繋いで、ビデオ電話をやったりと、機器をつなぐように
なる。
しかし、カタログやマニュアルに記載されている規格では、絶
対に接続できるはずなのに、どういう訳かうまくいかなかったり、
あるメーカのものに限って、トラブルが多いといったことがある。
メーカのサポートに問い合わせて、言われたとおりに設定しても、
うんともすんとも動かず、”相性ですかねぇ”と言われてしまう
ことがある。
デジタルの世界で、すべて論理的に作られているのだが、どう
いう訳か、アナログというか、人間関係のように”相性”という
不思議な現象が起きるのである。あるメーカとあるメーカだけで、
うまくつながらないとか、あるバージョンだけ、どうしても設定
がうまくいかないアプリケーションがあるなど、こればかりは、
”相性”としか言いようのない現象に遭遇することがあるのである。
細かい話になるが、厳密に調べれば、それぞれの機器のほんの
少しのズレが重なって、大きな違いになって接続できなくなるの
だろうが、個々の部品や、機器を調べても、規格範囲内であるの
で、なかなか原因を特定するのは難しいことが多い。
今後、ADSLや光ファイバーなどが広がってきて、ネットワ
ーク機器類、さらに、ネットワーク家電も家庭に入ってくるよう
になるが、”相性”という問題があることを意識して、購入前に
は、十分に検討しないと、無駄な買い物になるだろう。また、悲
しいかな、今の時点では、この”相性”の問題を避けるには、広
く使われている製品、同じメーカの製品を選ぶぐらいしか、避け
て通る道はないのが現実である。
投稿者 momolog01 : 10:07 | コメント (0) | トラックバック
便利で不便な無線LAN
京都に引っ越したのを契機に、家のLANを全て無線LANへと変更
しようと意気込んでいろいろと試してみた。さて、その結果、見
えてきたのは、便利で不便な無線LANであるということだった。
ほとんどの家庭がそうであるように、電話回線を引き込むのは、
一ヶ所だけである。それ故に、パソコンを別の部屋で使おうとす
ると長いケーブルを引っ張りまわしたり、一階と二階で使おうと
すると、どうにもならなかったりする。
そこで、無線LANという便利なものがある。以前と比べると、設
定もはるかに簡単になり、通常のルータ設定のように、Webブラウ
ザを使って、画面の指示に従って設定するだけで、使えるようにな
る。ルータ機能付きのものでも、主要なプロバイダーのメニューま
で揃えてあるものも多いので、単純に繋げるだけなら、ほとんどの
人たちは悩まないだろう。
しかし、この簡単設定では、確かに接続できるのだが、それは、
無線LANの最低限必要な設定だけなので、”誰にでも繋げられる状態”
になっているとう問題がある。この状態では、無線機器が自動的に
設定をして繋いでしまうのだ。現に、筆者の住んでいるマンション
で調べてみると、無線LANの初期状態のままで使っているユーザが
複数人(!)いるようで、単純にダブルクリックだけで接続できて
しまう状態になっていた。
なぜこんなことになってしまうのかというと、ワイヤレス子機の
ついた電話機と同じように思っている人が多いからではないだろう
か?電話機の場合は、メーカが出荷前にその親機と子機でしか交信
できないように設定して出荷しているので、同じメーカの同じ機種
の電話を隣近所で使っていても、別の家の電話に繋がるなんてこと
は起きない。
一方、無線LANはというと、”規格”に合わせるが故に、いろい
ろな無線機器が接続できるというメリットを活かしているので、
ユーザの責任で、自分でIDや暗号キーを設定するようになっている
のである。そして、各メーカがその規格に合わせて、違うメーカで
も接続できるようになっているのである。(先の電話の例で言えば、
A社の親機の電話に、B社の子機電話を繋げるようなものである。)
さらに、ADSLなどで接続しているユーザの場合、別に他の人が接
続してたとしても、通信費が高くなる訳でもないので、気にしない
だろうし、自分の個人の情報を狙っても、別になにも得するような
ことはないから、いちいち設定を変更するのも面倒だしという思い
が強いのだろう。
しかし、そういう情報漏洩もあるが、それ以上に怖いのは、ウィ
ルスに感染する可能性が高くなるということである。つまり、故意
ではなくとも、知らないが故に、勝手に隣の家の無線LANに繋がって
しまい、ウィルスをばら撒くことになったり、逆に、ウィルスに感
染したパソコンのLANに繋がってしまって、こっちのパソコンが感染
するということがあるのである。
特に、このところ大騒ぎになっているブラスター等の他のPCを攻
撃するタイプのウィルス(正確にはワーム)は、LANの内部では防ぐ
のは非常に難しいので、簡単にやられてしまうのである。(余談で
はあるが、この事件以降、社内に個人のパソコンの持ち込みを禁止
する企業も増えてきた。)
このように、無線LANは、簡単に設定できるが故に便利なのだが、
それ故に、今まで考えれら無かった問題を新たに作り出しているの
も事実で、また、その問題点が正しく理解されていないというのも
事実である。
利便性と安全性(セキュリティなど)は、どうしても相反する考
え方なので、非常に大きな技術課題であり、さらに、倫理上・道徳
上の課題でもあるのである。
投稿者 momolog01 : 10:10 | コメント (0) | トラックバック
バックアップは保険と同じ
メールを書いている時、ワープロの文書を修正している時に、
突然、パソコンが”アプリケーションエラーです”といったメ
ッセージを表示したり、まったくキーボードもマウスも動かな
くなり、泣く泣くパソコンを強制終了(要するに電源を切る)
したという経験を持つ読者も少なくないだろう。(いや、経験
したこがないとう幸運な?読者は、いないのではないだろうか?)
Windwosが悪いとか、パソコンの性能がどうのこうのという
意見はあるが、万が一の為のバックアップを行っているだろうか?
個人の場合、致命傷になることは少ないだろうが、仕事で使っ
ているパソコンが壊れてしまう、あるいは、メールの送受信が
できなくなるというのは、信用問題にもなり、その後の取引で
致命傷になることも十分ありうる話だ。
さて、そのバックアップだが、手作業でMOやCDなどにデ
ータを定期的にコピーしておくという簡単な方法から、レイド
という方式でハードディスクが壊れても、元のデータを復元す
る、さらに、机の上のパソコンにデータが置いてあるのではな
く、ネットワークを通じてデータセンターなどにあるハード
ディスクに直接アクセスして、専門の業者に管理を任せるもの
までさまざまな方法がある。
当然ながら、それに必要なコストもピンキリで、先の自分の
手でMOやCDにバックアップするのなら、初期コスト数万円、
ランニングコストも月数百円といったことになるし、専門業者
に委託すると、規模にもよるが、月々数十万、場合によっては、
数百万を越えるようなコストにもなる。
しかし、このバックアップは、保険と同じで、ひょっとしたら、
どんなに万全のバックアップ体制をとっても一度もバックアップ
を必要としないかもしれないし、かといって、全くバックアップ
を行わないと、今、このメールを読んでいる時点でハードディス
クが壊れてしまうかもしれない。(あまり知られていないかもし
れないが、ハードディスクは”消耗品”であり、壊れるものとい
う認識をもっていないと大変な目にあう事になる。)
このバックアップ、どれぐらいのレベルで行うのが適当なのか
というのを決めるのは非常に難しい。大切なのは分かるが、手作
業でやるのと、専門の業者に頼むのとでは、とんでもない金額の
差が有るし、何が違うのかもなかなか分かりにくい。
そこで、保険と同じように(というか、バックアップは保険で
あるのだが)考えるのがいいのではないだろうか? つまり、そ
れが無かった場合のケースを考えて、どんな被害を被るのかを検
討し、そこから逆にどれぐらいの”保険料”を支払うかを考える
べきだろう。それをやらないで、いきなり業者に見積もりを依頼
すると、ほとんどの場合、不必要なオプションをくっつけてきて
高い金額になってしまうことが多い。
まずは、危機管理の意識をもって、どんな被害になるかを想定
し、そこから算出していかなければならない。
投稿者 momolog01 : 10:17 | コメント (0) | トラックバック
広がり続ける情報格差
ADSLも24~26Mbpsと高速になり、光ファイバーはマンション
型で対抗し、ますます高速回線に拍車がかかっている。しかし、
それは都心部の話であり、ちょっと地方に目を向けるとまだま
だなのである。
筆者の田舎は、京都の山奥で、ADSLはおろかISDNが使えるの
が限界である。PHSは入らないし、携帯電話はかろうじて入る
がトラックが通ると切れてしまうような状態である。
携帯電話会社が言い出した人口カバー率という数字がある。
これが98%とか99%といわれると日本中で使えるような気がする
が、人が住んでいる地域で九割以上をカバーしているだけで、
残された数%の人が住んでいる地域、つまり、過疎の村や広い
範囲に民家が点在する地域はカバーされていないのである。
具体的な数値を計算していないが、東京都内、横浜市内、
大阪市内などの10大都市にサービスするだけで人口カバー率
7~8割になるのではないだろうか。
インターネットが話題になりはじめた頃、何処にいても情報
にアクセスでき、地方でも情報産業が発展すると言われたが、
ますます格差は広がるばかりで、情報も人も産業も大都市、いや、
東京都内に集中している。
こういった状況を踏まえた上で景気対策を考えなければなら
ないのではないだろうか。
投稿者 momolog01 : 10:17 | コメント (0) | トラックバック
被害者が加害者になってしまう世界
ここ数年はコンピュータウィルスの莫大な被害という文字が
新聞紙面に踊ることが多くなってきている。特にマイクロソフト
のウィンドウズのセキュリティー・ホール(要はプログラムの
設計ミス等による不具合)を逆手に利用して入り込んでくるウィ
ルスが多い。読者の中にも実際にコンピュータウィルスが添付
されたメールを受け取ったとか、不幸にもウィルスに感染して
しまって、パソコンが使えなくなったという人もいるかもしれ
ない。
厳しい言い方をすると、不幸にもウィルスに感染して、データ
が消えてしまったとか、パソコンが動かなくなってしまったと
いうのは、これだけマスコミ等でも情報が流れており、さらに、
プロバイダーが事前にメールのウィルチェックサービスをやって
いたり、ウィルスを検地して削除してくれるワクチンソフトを
インストールしていないという自業自得ということができるかも
しれない。いわゆる”自己責任”の世界なのである。
ここまでなら、”被害者”ということで、自分の責任でもある
ので、”あーあっ”という状態で終わるのであるが、ここだけで
終わらないのがITの世界の怖さである。最近のコンピュータ
ウィルスは、感染すると、ネットワークを介して他のパソコンへ
広まっていくという問題がある。つまり、”被害者”であると
同時に、”加害者”になってしまうのだ。
実際に筆者のところにも知人からウィルス添付のメールが届く
ことがあるが、その知人に連絡すると、本人は感染したという自覚
がないので、非常に恐ろしい。何度か社会的にも問題になったこと
があるが、企業が会員向のメールマガジンにウィルス添付したもの
を配信してしまったといった場合、当然ながらその企業の責任が
問われてしまう。今のところ、個人に対して責任追及ということは
起きていないようだが、今後、ますます巧妙に、そして、悪質に
なっていくコンピュータウィルスにおいては、個人が”加害者”と
して企業あるいは個人に訴えられるというようなこともありうるかも
しれない。下手をすると、その訴えてくる相手は、日本国内ではなく、
遥か遠くの海外の政府かもしれないのである。なにせインターネット
を介せば瞬きをしている間に地球の裏側まで届いてしまうのだから。
あのSARS騒ぎで、SARS感染した台湾の医師が日本観光を
したことで国際問題にまで広がったことを思い浮かべていただければ
分かるが、コンピュータウィルスに感染するということは、あの台湾
の医師のように他の人のPCを感染させる状態になっているという
ことなのである。そう考えると、ぞっとするような怖さを感じない
だろうか? コンピュータウィルスを他人事のように甘く考えては
いけない。
投稿者 momolog01 : 10:18 | コメント (0) | トラックバック
本質を教えることの難しさ
先日、京都市で行われているALAN-Kプロジェクトの講演会に
行ってきた。このプロジェクトは、アラン・ケイが作ったSqueak
(スクイーク)というソフトウェアを子供たちの教育に取り入れて
いこうというプロジェクトだ。
アラン・ケイは、1970年代に”コンピュータは小型化し、誰も
が持って歩ける情報端末が出てくる時代がくる”と考え、その
理想のコンピュータを”ダイナブック”と名づけた人である。
(余談だが、このダイナブックという言葉を、東芝はノートPC
の名前にしている。その為かどうか、アメリカでは、東芝が
ダイナブックを発売したときは、爆発的に売れ、日本でも輸入
モデルを買うという人まで出てくる現象が起きた。)
また、マウスの使い方を編み出し、今のコンピュータ操作の重要
な部分を作ってきた一人だ。
アラン・ケイの作り出したSqueakは、見ただけでは、簡単な
お絵かきソフトにしか見えない。しかし、自分の書いた車や犬に
指示を与えることで動かすことができるようになっている。それ
を通して、子供たちが経験的に数学的な変数の概念や2次方程式
の概念を習得していくと考えられている。そして、子供たちが、
中学や高校で数学を学ぶときに、その経験と教科書に出てくる
数式の意味が、結びついて、より数学に興味を持ってくれるので
はないかと期待しているのである。
こう書くと、単なる子供教育ソフトと思われてしまうかもしれ
ないが、Squeakは、さまざまな分野で本格的なシミュレーション
に使うことも出来るし、作曲やデザインにも利用できるように
なっている。実際、アラン・ケイの講演では、このSqueakでプレ
ゼン資料を作り、講演を行っていた。
さて、ここで筆者が感じたのは、”本質を教える”ということ
の難しさである。どの企業でも同じだが、人材教育というのは、
非常に大きな課題で、新人教育や、研修といったものが行われて
いる。しかし、どうしてもテキストやマニュアルに従って、書類
の書き方やお客様との接し方という”外面”を教えがちになって
しまう。書類を書くにしても、その書類を使う理由(ノウハウを
蓄積して利用する。事実関係を明確にするなど)があるのであり、
その書類を作ってきた人たちの知恵が詰まっているのである。
そういった本質を理解して、書類を書くのと、書き方を知ってい
るだけで書くのとでは、後々の仕事の進め方にも大きな差が出て
くる。
確かに、少しでも早く実践に役立つようにということで、外見
だけ取り繕ってしまうのは止むを得ないのかもしれない。しかし、
それは長続きしないだろうし、教育する側、教育される側両方に
とっても、むなしい作業なのではないだろうか。人は器械ではない
ので、コンピュータのように理由もなにも関係なく指示された通り
動くのではストレスが溜まってしまう。本質を理解して、考えて
行動する生き物なのである。
コンビニやファースト・フード店などの、完璧なまでのマニュ
アル化された対応を見ていると、丁寧なのだが、ゼンマイ仕掛けの
器械に接しているように感じてしまうのは、筆者だけだろうか?
【参考URL】
■ALAN-Kプロジェクト(公式サイト)
http://www.edu.soc.i.kyoto-u.ac.jp/akp/
■アラン・ケイ プロジェクト(京都市教育委員会によるもの)
http://www.edu.city.kyoto.jp/school/alankay/
※このサイトから日本語版スクイークがダウンロード可能
投稿者 momolog01 : 10:28 | コメント (0) | トラックバック
住基ネットは誰のためのものか?
住基ネットの話題がマスコミを騒がせている。インターネット
から侵入できるとかできないとか騒がれている。総務省は、侵入
のテストをして問題なしという発表をしている。しかし、それで
いいのだろうか?
以前にも書いたが、どんなに技術的に高度なセキュリティシ
ステムを使ったとしても、それを利用する人が悪意を持って使っ
てしまえば、どうにもならない。さらに、この住基ネットでは、
利便性が見えないのも大きな問題である。
総務省の住基ネットのページを見ても、住民票が全国どこでも
取ることができますとか書かれているが、冷静に考えてみると
年間、いや、一生のうちに何回、住民票を必要とすることがある
だろうか? 引越し、就職、運転免許、パスポート、....
どう考えても1年に1回もあるかどうかのレベルである。しかも、
住民票を全国どこでも取れるとなると、その利便性は、もっと
少ない。旅先や出張先で住民票が必要になることなどあるのだろ
うか?(全く無いと否定はしないが、その恩恵に与ることがもの
すごく少ないし、今まで、それができないからといって、困った
という人が何万人もいるとは思えないのだが)
住基ネットをみていると、今までは、住民票などの個人情報を
国や地方自治体が管理するという考えで、個人の方には、特に
カードやIDなどの割り振りは無く、手続きも”手書き”の書類に
”印鑑”を押すという手続きを踏んでいた。そういう面倒な手続
きを行うことによって、簡単にアクセスできないということに
なっており、また、手書きの書類を使うことで、後々の証拠とし
て筆跡などからも識別できるという特徴を持っていた。
しかし、これからの住基ネットは、個人にIDカードを渡すこと
で、”自分の情報なんだから、自分で管理しなさいよ”と言われ
ているような気がする。言い換えれば、国や地方自治体の管理責
任を軽くして、住民一人一人に責任取らせるようにしているよう
に見えるのだが、どうだろうか?
IDカードにそこまでの意味が込められているのかどうかは、
分からないが、IDカードを渡されると同時に情報の管理責任も
渡されていると感じるのは、筆者だけだろうか?
【参考URL】
■総務省 - 住民基本台帳ネットワークシステム
http://www.soumu.go.jp/c-gyousei/daityo/
■住民基本台帳ネットワークシステム全国センター
http://www.lasdec.nippon-net.ne.jp/rpo/juki-net_top.htm
投稿者 momolog01 : 10:30 | コメント (0) | トラックバック
住基ネットは誰のためのものか?(2)
前回に引き続き、住基ネットの問題点について考えてみたい。
マスコミの多くは、技術的な話になっており、インターネット
に接続されているから問題だとか、ファイヤーウォールがどうの
こうのとかいろいろ騒いでいる。一方、政府側も大学の教授とか、
研究所の研究者とかを引っ張り出してきて、技術的にどんなに
すばらしく、そして、問題はないという話をしている。
しかし、これは、シートベルトだの、エア・バックだの、なん
とかセンサーだのと安全性のための車の技術論をしているのと
同じであって、すばらしい安全装置が開発されても、どんな
センサーを取り付けて、手放しでも安全運転できる車ができたと
しても、交通事故はなくならないということと同じに見える。
なぜなら、運転するのは人間であり、交通ルールを守らない運転
をすれば、事故が起きるのは当たり前で、技術でどうこうできる
話ではないからだ。
このメルマガを読んでこられた読者ならお気づきではあると思
うが、住基ネットも、技術論は本質の話ではなく、どういう運用
ルールを作るのかが大きな問題であり、また、その運用ルールを
守ることができるのかが、本質なのである。
例えば、住基ネットで使われるIDカードだが、新規申請の手続
きや、カードを紛失した場合の手続き、カード再発行手続きと
いったところで、どういう方法で本人確認をするのか?が本質的
な大きな問題ではないだろうか? そういった本人確認の手続き上、
他人がなりすましをすることが出来てしまえば、”システム上
”は本人にカードを発行したことになり、結局、その個人情報は、
”正当な手続き”で引き出すことができてしまう。しかし、この
場合、”なりすまされた”人は、どうのようにして”他人が自分
のIDカードを持っていることを知る”ことができるのか? また、
それを知ったとして、正当な手続きで登録されているものを、
”これは、俺じゃない!”とどうやって証明できるのだろうか?
まるでSF映画のような話を書いているが、これは、明日にでも、
いや、すでに起きていることなのかもしれない。
住基ネットは、非常に危うい運用ルールの上に動いているよう
に思えてくる。
【参考URL】
■総務省 - 住民基本台帳ネットワークシステム
http://www.soumu.go.jp/c-gyousei/daityo/
■住民基本台帳ネットワークシステム全国センター
http://www.lasdec.nippon-net.ne.jp/rpo/juki-net_top.htm
投稿者 momolog01 : 10:36 | コメント (0) | トラックバック
メールで議論ができるか?
今では、名刺にメールアドレスが入っていることは珍しくなく
なった。また、携帯電話からもメールの送受信ができるように
なったこともあって、非常に身近なツールになってきた。企業の
中でも、メールで通知や、メーリング・リストと言われる複数の
人に同時にメールが送ることのできる仕掛けを使って、いろいろ
な情報のやり取りをしていることも多い。そして、”電話など使
わずに伝えることができるので、非常に便利になった。”といっ
た声も聞かれる。
しかし、敢えて否定的なことを言うようだが、はたしてメール
で議論というのは可能なのだろうか? できると言い切る人も
いるが、しかし、本当にそうなのだろうか?筆者の経験で言うと、
議論するのは、非常に難しいと感じている。
1対1ならまだしも、複数人になった場合には、メーリング・
リストを使って、同時に関係ある人たちにメールが送られても、
本当に読んでいるのか確認できないという問題がある。(読んだ
かどうかの確認メールを送るようにすればいいのではないか?と
いう意見もあるが、メールを”開いた”という事実は分かっても、
読んだかどうかは不明のままだ。)どこかに集まっての打ち合わ
せであれば、人の話を聞いているのか、みんが興味を持っている
のか、それとも、上の空なのかなど、”空気”を読むことができる。
そして、なんとなく理解されていないなと感じれば、”繰り返し
になりますが...”と、再度説明したり、別の説明の仕方をする
など、対処できる。メールでは、なかなか難しい問題だ。
また、メールの場合、面倒なのが、”出張だったので数日間の
メールが読めていなかったのですが、最初の方にあった○○につい
ては、異論があります”といった議論の蒸し返しが簡単に起きてし
まうということである。リアルな(?)会議であったなら、30分
ほど遅れてきた人が、最初から説明してくれと言い出して、議論が
進まないのと同じである。
さらに、現状のメールで決定的に欠点なのが、”文章”で伝えな
ければならないことである。理路整然と文章が書ける人であれば、
問題ないだろうが、誰しもがそうはいかない。特に、感情的になって
いる場合の文章など、支離滅裂になってしまい、何を言いたいのか
分からない文章になり、それに刺激されて、さらに反論する人が出て
くると、もう、何を議論しているのか分からなくなってしまう。
確かに便利なメールではあるが、使い方を考えて利用しないと、
逆に非効率な、そして、無意味な議論をしてしまうことになるので
注意すべきだろう。
投稿者 momolog01 : 10:44 | コメント (0) | トラックバック
IP(アイピー)電話は使えるか?
最近は、IP電話のサービスが当然のようについてくるプロ
バイダー・サービスが増えている。一般電話より安いし、同じ
プロバイダー間での通話なら無料になったりと消費者からする
と嬉しいことばかりに見える。今回は、そんなIP電話について
見てみたい。
IP電話を使ってことがないという読者もいるかと思うので、
簡単に説明しておこう。通常の電話は、NTTの公衆回線という
通信経路を使い、その通話料を支払うことになっている。
IP電話は、インターネットの仕組みを使って、音声をデジタル
データにし、それをインターネット上で運べるデータの形に
して音声を送る仕組みだ。そして、IP電話から通常の電話に掛
ける場合は、相手先の一番近い電話局のところまではインター
ネットでつなぎ、最後のところを一般の電話回線を利用すると
いう仕組みになっている。従って、長距離であっても、途中まで
インターネットを使うので、電話料金は最後の回線の部分だけ
なので安くなるのだ。変な例えかもしれないが、自転車で一駅先
まで行って、そこから電車に乗れば、交通費が安くなるような
ものだ。
また、最近のIP電話は、今使っている電話機と電話線の間に
専用のモデムを入れるだけでIP電話として使えることもあって、
電話機をそのまま使えるということも爆発的に広がっている理由
だろう。
さて、こう書いてくると、いいこと尽くめのように見えるが、
大きな落とし穴があることを忘れてはいけない。インターネット
を使うということは、”確実につながる”ということは保障され
ていないということだ。日本の電話は、世界的に見てもかなり
高い水準(というより、筆者は世界一のシステムだと思う)にあ
るのだが、あまりにも当たり前のように使っているので、つなが
らないとか、混線するなどありえない話だと思っている。しかし、
残念ながら、インターネットを経由するIP電話には、それを求め
るのは無理な話なのである。詳しくは、別の機会に書くが、ホーム
ページを見ていても、表示するのにすごく時間がかかることが
あったり、途中で表示が止まってしまうことがあるように、IP電話
もインターネットを使っているが故に、音声が途切れ途切れになっ
たり、あるいは、切れてしまうこともあるのだ。
安物買いの銭失いという言葉があるように、安いからいいという
ものではなく、安いなりの理由があるということを肝に銘じておこう。
【参考URL】
■日経BP WPC ARNA
IP電話ってなに?本当にタダなの?(前編)
http://arena.nikkeibp.co.jp/tec/bb/20030613/104990/
IP電話ってなに?本当にタダなの?(後編)
http://arena.nikkeibp.co.jp/tec/bb/20030620/105059/
投稿者 momolog01 : 10:44 | コメント (0) | トラックバック
シーケンシャルアクセスとランダムアクセス
いきなり専門的な用語が並んでいて、戸惑ってしまうかも
しれないが、実は、この2つの違いが、今の世の中を大きく
変えている原因のひとつのように思える。今回は、筆者が気に
なるこの2つの用語について説明してみたい。
まず、シーケンシャルアクセスであるが、これは、カセット
テープのように、頭から順番にアクセスしていく方式のことで、
データが一列に順番に並んでいて、いわゆる”頭だし”とか、
”巻き戻し”の時間が必要になるアクセスのことである。
一方、ランダムアクセスとは、勘のいい読者なら、その言葉
から分かるように、CDのように、途中のデータに瞬時にアクセス
できる仕組みのことである。これだと、インデックスのような
一覧があって、一瞬で、その目的のデータにアクセスできる。
簡単に言えば、カセットテープとCDのようなもので、カセット
テープだと、曲の頭から聴くしかなく、同じところを繰り返し
聞くなんてのは、なかなか難しい(というより、テープを傷めて
しまうだろう)のに対し、CDだと、曲の頭だけでなく、曲の10秒後
とか、今聞いたフレーズを繰り返し聞くとか、4曲目の次に1曲目
を聞くなんてことは、簡単にできてしまう。
デジタル化することの大きな違いの一つが、このシーケンシャル
アクセスからランダムアクセスへの変化ではないだろうか?
ビデオテープからDVD、さらに、最近のHD(ハードディスク)
レコーダへ変わってきたことで、録画番組の見方も大きく変わって
いるだろう。ビデオテープでは、録画した番組を見るにも、頭から
順番に見るとか、頭だし機能を使っても、4つ目に録画したものを
頭だしするには、それなりの時間がかかる。しかし、HDレコーダ
だと、最初であろうが、最後であろうが、一瞬で再生が始まる。
このように見てくると、どんどん”待つ時間”が短縮されている
ことが分かる。実は、デジタルになったからというのではなく、
ここ数十年の動きは、”待つ時間”を短縮することにばかり技術進歩
があるのではないだろうか? テレビにしても、数十年前は、画面が
出てくるまでに数秒から、下手すると十数秒とかかかっていたのが、
スイッチを入れた瞬間に映るようになっているし、蛍光灯といえば、
点灯するまで時間がかかるので、鈍感だという意味でも使われていた
のに、今は、白熱電球と変わらないほど、一瞬に点灯する。
今の世の中、やたらと急かされているように感じるのは、日々の
生活の中でのちょっとした待ち時間もなくなってきているからでは
ないだろうか? ビジネスにしても、お客さんに買うことを急かす
余り、過度なサービス、過度な情報を送りつけていることはない
だろうか? たまには、じっくりと腰を落ち着けて考えてみては
どうだろう。
投稿者 momolog01 : 10:45 | コメント (0) | トラックバック
丸紅ダイレクトにおけるトラブルを考える
ニュースで大きな話題になったので、読者もよく知っている
事件(?)だが、何が問題だったのかを考えてみたい。
丸紅ダイレクトのオンラインショップで、PCの価格を198,000円
と表記するのを誤って、一桁少ない19,800円としてしまったことで、
多くの消費者から注文が殺到した。丸紅ダイレクト側は、表記ミス
だったので、発注を取り消したいとしたが、オンラインでの取引が
完結しているが故に、消費者がそれを受け入れなかった。そして、
泣く泣く丸紅ダイレクトは19,800円でPCを販売せざるを得ない状況
になってしまった。
法律的には、”錯誤に基づく契約無効”を適応することもできる
らしいが、問題は、その後の消費者の動きである。法的に対処する
には、企業側もそれなりに覚悟が必要で、多くの消費者から、
”あの会社の商品を買ったら、いろいろ揉め事が起きるかもしれない”
という印象を与え、その後のビジネスに大きく影響するだろう。
丸紅ダイレクトは、その後の消費者離れが起きることを恐れて、提示
した価格で販売したようである。
さて、価格の表示ミスというのは、何もインターネットのオンラ
インショップに限ったことではなく、新聞の折込広告での印刷ミスや、
店頭での値札の貼り間違い、勘違いによるものなど、いくらでも起きる
ことである。しかし、今回のようにオンラインショップの場合は、
”オンラインで取引が完結する”という点で大きな問題になってしま
った。それ以外の媒体を経由したものでは、レジを打つ人や、店内を
見ている他の従業員が、”あれ?”と思うことで防げることもあり、
また、人手を介しての販売であれば、オンラインショップのように何千、
何万という注文が一気に処理されるということもありえない。
ここにITの大きな落とし穴があるのである。つまり、IT化すること
で、人件費削減といった効果は確かにあるし、オンラインショップの
手続きなど極力自動化してしまったほうが、利益も大きくなる。しかし、
人手が介在しないことで、前にも書いたが、コンピュータは”馬鹿正直”
に指示されたとおりにしか動かないので、新車が1円であっても、割引
率が100%であっても、淡々と処理してしまうのである。
また、店舗であれば、店内を見て回ることで、全体でおかしなところ
がないかの確認ができるが、Webサイトの場合、どうすれば、すべての
ページを確認したことになるのか、なかなか分かりにくい。特に、最近
は技術が進歩して、見ている人の購入履歴などに応じてその人の好みそ
うな商品を並べて表示するなど、人によって表示される内容が異なる
ようになっている。こうなると、百人百様のページを見ていることになり、
どうやってチェックすればいいのか分からなくなってしまう。
ITは、確かに迅速に処理をこなし、販売数を上げてくれ、業績を大き
くするのも早いだろうが、それ故に、たった1つのタイプミスが、会社
を倒産に追い込む速度も速いのである。そういうリスクがあることを
認識してITを使いこなさないと落とし穴にはまる。
今回の丸紅ダイレクトの件を、対岸の火事とは考えずに、自社の業務
の流れや、どこでチェック機構が働いているかを再確認すべきではない
だろうか?
【参考URL】
丸紅ダイレクトの今回のニュース
PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/1105/marubeni.htm
投稿者 momolog01 : 10:46 | コメント (0) | トラックバック
Web上で手続きをすることの難しさ
インターネットのWeb上では、いろいろなサービスが行われ
ている。オンラインショップ、掲示板、チャット、オークション、
ネットトレーディング、チケット予約、電子電報サービス、.....
さらに、携帯電話も進化して、携帯電話からも、同じような、
サービスによっては、位置情報サービスや道案内などの携帯でしか
できないようなサービスも出てきている。
今までは、電話やFAX、あるいは、営業時間に店頭で問い合わ
せるぐらいしかなかったものが、24時間、どこにいても、海外
からでも申し込んだり、確認できるようになった。まさに、革命
とも言えるほど変化している。
しかし、その一方で、それぞれのサービスの申し込み方や、
使い方が違うことで混乱していくことも多くはないだろうか?
ユーザを確認するためのIDやパスワードにしても、英数字だけの
もの、数字だけのもの、日本語で記述するもの、メールアドレス
だけでいいものなど、とにかくいろいろありすぎて、どれがなに
やら分からなくなってしまう。
もっと面倒なのは、そのIDやパスワードを忘れたときの確認方法
である。登録メールに送られてくるもの、電話で確認をするもの、
郵送されてくるもの、あるいは、Web上で以前に登録した質問の回答
を照らし合わせたり、生年月日などで判別するものなど、これまた、
さまざまで、それがどこに書かれているのかも探すのが一苦労だった
りする。
しかし、Webを作っている担当者や、その企業の担当者の場合は、
いつもそれを使っていることで”慣れて”しまって、どうして、
一般ユーザが分からないのかが気がつかなくなってしまっている
ことが多い。
また、社内で、いろいろな人に使ってもらって、評価するのも
一つの方法だが、社内の人間であれば、サービス内容を事前に
知っていたり、使っているうちに慣れてしまって、一般ユーザで
なくなってしまうのである。
Webでの手続きは、ユーザの視点で見ることの非常に難しい部分
であり、また、店頭であれば、スタッフが困っている様子を見て、
手助けすることもできるが、Webでは、ユーザ自身で解決してもらう
課題が多いのである。この点を勘違いしてはならない。
投稿者 momolog01 : 10:48 | コメント (0) | トラックバック
企業におけるホームページの必要性
今から10年ほど前は、”○×株式会社がホームページ開設”
といった記事が新聞の記事になっていた。今では、個人でも
ホームページを簡単に作ることができるようになり、ホーム
ページを開設したぐらいでは、何の話題にもならない。そして、
今は、”え? ここのお店、ホームページ、無いの?”と言わ
れるような状態である。
たったの10年ほどで、ここまで変化するものもあまりない
だろう。名刺にメールアドレスが入っているのも珍しくないし、
ホームページのURLも当たり前のように入っていたりする。
しかし、そもそも、ホームページは何のためにあるのだろうか?
ビジネスという視点で見た場合、当然だが、”売り上げに貢献する”
ホームページでなければ、意味が無い。個人の趣味のホームページ
とは違って、明確な目的があるのである。そして、企業のホーム
ページを作るだけでなく、維持するのにもコストはかかるので、
対費用効果も考えなければならない。だからこそ、ホームページの
専門家に任せてホームページを作るほうがいい....のだろうか?
自社のビジネスが誰に対して何を提供することで成り立っている
かを冷静に考えてみると、実は、特定の地域の人たちしか購入して
いなかったり、ある顧客層だけしか利用しないという場合もある。
そう考えると、どんな企業でもホームページが必要なものではなく、
また、メールアドレスすら必要ではないことが見えてくる。歩いて
買い物にくる主婦の人たちをターゲットにしている八百屋さんが
ホームページを開設することに意味があるだろうか?駅前の小さな
書店がメールアドレスを持つことにどれだけ意味があるだろうか?
それらを行ったとして、売り上げがあがるとは思えないし、一時的
に話題にはなるかもしれないが、それ以上の効果が期待できるだ
ろうか?
ホームページを見るためには、コンピュータが操作できないと
いけないし、インターネットに接続されていないといけない。
さらに、そのホームページのURLをどうやって知るかが問題でもある。
そういう環境が整ってはじめてホームページにたどり着くのである。
さらに、ホームページは、更新されていないと意味を成さない
どころか、イメージダウンにつながる。定休日が火曜日から木曜日
に変わっているのに、その変更をしていなかったり、営業時間が
変わったのを修正していなかったりすると、その情報を信じて足を
運んでくれた客は、二度と来なくなるだろう。
誰をターゲットにするのか、何を売りたいのかをしっかりと考えて
おかないと、ホームページを維持することが目的になってしまったり、
逆に、作ったはいいが、誰もメンテナンスをしなくなり、メールが
届いても誰も対応していなかったり、電話で返答したり、ただのお荷物
になってしまう可能性もある。これは実際にあった話だが、ある企業が
求人募集をホームページに掲載したところ、毎日、何十通という問い合
わせメールが届き、その対応だけで人事部のスタッフが振り回されて、
他の業務に支障が出てきて、結局、掲載を取りやめたということもある。
インターネットユーザが2000万人だの3000万人だのと騒がれ
ているが、まだまだ電話のように誰でも使えるものではないし、手紙の
ように誰もが読めるものにはなっていないのも事実である。自社のビジ
ネスはどういう手段でユーザに訴えかけるのが効果的なのかよく考え、
本当に自社のホームページ必要なのかという視点で見直すことも必要
なのではないだろうか?
投稿者 momolog01 : 10:48 | コメント (0) | トラックバック
タダほど高いものはないこともない?
Linuxをはじめとするオープン・ソースというソースコード
まで公開されて、しかもそれを自由に無償配布されるソフト
ウェアや、フリー・ソフトといわれる無償で利用できるソフトが、
世の中には多くなってきた。また、経済産業省もオープンソース
に力を入れ始め、日中韓の共同プロジェクトもスタートしている。
タダほど高いものはないと言われるが、果たして、これらの
ソフトウェアはどうなのだろうか?
今回は、筆者も関わっているオープンソースについて考えてみたい。
オープンソースを説明するのは簡単ではない。その説明だけで
1冊の本が書けるほどの内容である。しかし、ここでは、単純に
ソースコードが公開されていて、それを自由に改変でき、また、
改変したものも自由に配布できるというソフトウェアということ
にする。(オープン・ソースには、さまざまなライセンス体系が
あり、必ずしもすべてがこれに当てはまるわけではないので、
オープンソースを利用しようと思っている読者は、ライセンスの
内容をしっかりと読んでもらいたい。)
代表的なのは、Linuxだが、サーバ機には、かなりの割合で使われ
始めている。オープンソースは、無償で利用できるが、その反面、
サポートなどは自己責任になるので、それを踏まえた上で考えなけ
ればならない。そうなると、逆にマイクロソフトのWindowsのような
製品の方がいいのではないか?という意見が出てくる。
しかし、本当にそうなのか?というと、必ずしもそうとは言えない
のが、オープンソースの面白いところである。オープンソースである
ことを利用して、サポートを請け負う会社も沢山あるし、さらに、
独自の機能を追加して、より便利なものにしたり、ユーザの要望に
応じてカスタマイズできるというのは、非常に大きなメリットである。
逆にWindowsのような製品は、カスタマイズなどできないばかりか、
カスタマイズなどしてしまうと、サポートが受けられないばかりで
なく、下手をすると、著作権侵害で訴えられる可能性すらある。
また、徐々にオープンソースに精通したエンジニアも増えてきて
いるので、そういうエンジニアがいれば、逆に効率よいシステムを
組み立てることが可能になる。何らかの不具合があっても、ソース
コードが公開されていて、自分たちで修正することもできる。
これが、Windowsのような製品だったら、あきらかに不具合があっても、
メーカが対応してくれない限り、そのバグは無くならない。
オープンソースには、オープンソースの利点があり、欠点もある。
それらを踏まえて、オープンソースにするのか、それとも、メーカ
製品を使うのかを検討する価値はある。とにかく、いろいろな選択肢
が出てくるということは、ユーザにとっては、嬉しいことである。
【参考URL】
オープンソースの文化を知るには面白い読み物
伽藍とバザール(日本語訳)
http://cruel.org/freeware/cathedral.html
投稿者 momolog01 : 10:49 | コメント (0) | トラックバック
急な出張では、インターネットでの予約が合理的!?
筆者は、月の3分の1ほど東京に出張している。日帰りだっ
たり、1週間滞在していたりとさまざまである。毎回、行く先
の所在地から動きやすい場所にホテルを取るようにしている。
また、先方の都合で急遽、日程が変更されたり、時間が変わる
こともある。
当然ながら、ホテルの予約、新幹線のチケット予約は、すべて
インターネットで行っている。JR東海のエクスプレスE予約は、
年会費が必要ではあるが、出発直前まで列車予約の変更は可能
であり、さらに、チケットの価格も安く設定されている。実は、
今回の東京出張の寸前に、新幹線の駅までの道が交通事故で
混んでおり、予約していた新幹線に乗れなくなってしまった。
しかし、先に書いたように、携帯のiモードサイトから30分後
の新幹線に変更して、無事、東京へたどり着くことができた。
もし、こんなサービスがなければ、最悪の場合、東京まで座れ
なかったかもしれない。そう思うと、インターネットは非常に
便利だと実感する。
また、ホテルの予約に関しても、筆者は、旅の窓口のサイト
を利用しているが、空いているホテルの一覧を表示してくれるし、
地図などのサイトとも連動しているので、訪問先まで近いのか
遠いのか、駅までの距離など細かなロケーションの情報が入手
できる。さらに、設備としてインターネットが使えるかどうか
なども分かるし、すべて同じフォーマットでまとめられている
ので、比較するのも簡単である。
さらに、乗り換え案内などのサイトを利用すれば、1日に
数箇所を訪問する場合も、どのようなルートを使うと最短時間で
移動できるか、あるいは、移動しやすいかなども、瞬時に計算
してくれるので、非常に便利である。
現地の天気予報も分かるし、まさに至れりつくせりといった
感がある。非常に便利で、かつ、無駄がなく、合理的である。
東海道新幹線は品川駅も開通し、新幹線も10分、15分単位で
発車するという、とんでもないスケジュールで動いている。
しかし、ふと、ホテルで空虚な思いに駆られるときがある。
この分単位でのスケジューリングは何なのだろう? ここまで
忙しく動き回らないといけないのだろうか? 息が抜けないよう
な状況での出張になっている気がする。生産性、効率を求める
あまり、精神的には余裕がなくなり、新幹線レベルの乗り物、
飛行機のような乗り物でも、分刻みのスケジュールが要求される
時代になってしまったのだ。それによって、出張の寸前まで会議
をすることもできるようになったし、帰りの新幹線のぎりぎりの
時間まで打ち合わせをできるようにもなった。のんびりとした
列車の旅などというものは、どこかに置き忘れられて、どんどん
忙しい時代になってしまった。
話が矛盾するようだが、インターネットやiモードで新幹線の
予約を変更できるようなサービスにしても、満席になってしまう
ほどの人が毎日、関東ー関西を行き来しているのは、異常な状況
ではないだろうか?(という筆者もその一人なのだが...笑)
本当なら、乗る前に指定券を購入できてもいいのではないのだろ
うか?
また、東京や大阪の忙しさに比べて、新幹線の駅があっても、
こだましか止まらない駅は、のぞみやひかりが増発されたことに
よるしわ寄せで、30分に1本といったことも起きている。待ち
時間を入れると、通常の列車を使った方が早かったりすることも
あるのだ。インターネットが広がり始めた頃、これからは、地方
にいても情報格差がないなどと言われていたが、結局、IT関連は、
東京に集中し、そして、そのIT化が進んで合理的になるのも東京
中心であることから、ますます東京に人や物が集中するように
なった。もう、関東などという言い方ではなく、東京都内か、
それ以外といったさまざまな格差が出来上がってきている。
六本木ヒルズのような建物は、その象徴のように思えてしまう
のは筆者だけだろうか。
投稿者 momolog01 : 10:50 | コメント (0) | トラックバック
情報に振り回された1年
年末になると、マスコミ各社は、今年の10大ニュースという
特集を行う。いろいろな事件があったと思うのだが、それらを見
ていて情報に翻弄されたニュースが多いようにも思う。テロは、
その最たるものではないだろうか?テロは、情報錯乱が目的であり、
何が本当で、何が嘘なのかを見抜けなくしていき、噂やデマで混乱
させていくのである。さて、ITが進むことで、そういう点はどう
考えるべきなのか?今年最後の締めくくりは、情報というものに
ついて見てみよう。
マスコミの影響力というものを論じるときに引き合いに出される
”火星人襲来のニュース”がある。アメリカのラジオで、オーソン・
ウェルズ原作のSFをラジオ番組として放送し、そのドラマの中で
”緊急ニュースです。火星人が襲撃して来ました!”というシーン
があり、それを聞いた人たちがパニックに陥って、家に立てこもっ
たり、ライフルで武装して空を見上げながら構えている人たちが
出てきたという有名な話だ。
この事件から、マスコミの与える影響や、人々の群集心理の恐ろ
しさなどが論じられることが多い。情報という観点から見ると、
やはり、情報をどう受け止めるか?というのが非常に重要であると
いうことが見て取れる。
日本でも、過去にオイルショックの時に、”トイレットペパーが
なくなる”というデマが流れ、全国でトイレットペーパーが店頭から
消えるという騒ぎもあった。また、SARS騒ぎの時も、マスクが
飛ぶように売れたり、金目鯛の水銀残留量が問題になると、みんなが
一斉に魚を食べなくなる。噂が噂を呼んで、破綻した企業もある。
ITが進むことで、恐ろしく感じるのは、より情報が単純化され
て、広まるのが早いにも関わらず、情報源が特定できない、つまり、
信憑性が計れないものが増えていることである。
例えば、今、読んでいるメールにしても、筆跡が分からない、
つまり、筆跡という視覚情報は削除されて、より単純化された情報
だけが届いてしまう。手書きの文字だと、筆圧や、文字の大きさ、
書いている紙などいろいろな情報があり、それらから無意識にいろ
いろな判断をしているのだが(男性か女性か、大人か子供か、個人的
なものか、企業からきているものなのかなど)、電子メールでは、
内容しか判断する情報はない。
さらに、最近は、動画や音声も簡単にデジタル化することができ、
パソコンの性能が上がったこともあって、映像を編集したり、画像
加工したり、音声も変えることが簡単にできてしまい、今までは、
真実を写していたと思っていたものが、必ずしもそうではないという
時代に入ってきた。
テレビや映画の中では、コンピュータ・グラフィックス処理は
当たり前のように行われており、何が本当で、何が偽物か区別でき
ないような状況である。犬や猫が喋ったり、よちよち歩きの子供が
大人顔負けの演技をする一方で、本当にすばらしい技を持っている
人たちが訓練に訓練を重ねて演出しているものもある。
個人でも、携帯電話のカメラ画像に、動画も撮影でき、それを
パソコンで加工して、メールに添付して配布することもできるように
なっている。そんな画像や動画があふれていくと、どこまで何が本物
か分からないのではないだろうか?
これから、デジタル化がどんどん進み、インターネットの回線が
太くなることで、音声や動画も当たり前のように流れてくる世の中に
なるだろう。その中で、何が本当の情報で、何が偽りの情報なのかを
見抜く力が、より強く求められる。
”百聞は一見にしかず”という諺があるが、その意味が、すごく
難しくなっている時代のように感じる。先にも少し書いたが、戦争の
写真や映像などは、情報統制下で撮影されたものや、意図的に流され
たもの、戦略的に編集して放送されたものなど、いや、そういう情報
しか入ってきていない。その中で、本当はどうなっているのかを見抜
くのは至難の業である。
ITでより多くの情報が簡単に手に入り、本当なら、現場に行か
なくてもいいということであるはずなのだが、それが進むことによって、
逆に、”一見”ではなく、実際に行って自分の目や耳や体で感じ取ら
ないと理解できない”一体験”が重要視されるようになるのではない
だろうか?
投稿者 momolog01 : 10:50 | コメント (0) | トラックバック
使い方が分からないITという道具
以前にも書いたが、筆者の田舎は、とんでもなく山奥である。
この年末年始は、そこで過ごした。ADSLのサービスは対象外で
あるし、携帯電話も国道沿いでないと電波が届かない。PHSなど
サービス外であり、一番近いダイアルアップのアクセスポイント
は、エリア外になるので、電話代が割高になる。
しかし、そんな農村の中でもIT化の波は押し寄せており、共同
テレビアンテナと有線電話(公衆回線の電話ではなく、その村
の中でしか使えない)が、CATVとCATVを利用したIP電話に置き
換わるようになった。しかも、CATVインターネットのサービス
まで開始するらしい。
さて、このように広がってくるIT化ではあるのだが、しかし、
肝心の”何に使うのか?”がよく分からなくなっているように
思える。筆者の田舎の例で心苦しいが、有線電話がIP電話に
置き換わろうが、共同アンテナが、CATVに置き換わろうが、
それが、特になにかメリットをもたらしてくれる訳ではない。
逆に、IP電話用のモデムをつけないといけないとか、CATV用に
テレビのチャンネル設定を変更するとか、とかく、面倒なことの
方が多い。さらに、インターネットも使えるようになるらしいが、
どうやら、CATV局からインターネットへの回線速度が遅いために、
ISDNとさほど変わらない速度らしい。そもそも、5000人ほどしか
生活していない場所で、その3割が65歳以上という中では、
インターネットといわれても、そんなものが何の役に立つのか、
パソコンすら持っていない、触ったこともない人たちが圧倒的に
多い中では、意味があるのだろうか?
結局のところ、ITという”道具”の目的が分からないままに
導入されている怖さがある。ITは、道具であるのに、それ自体が
目的のようになっていて、結局は、インフラの話ばかりになって
いる傾向がある。つまり、まずは、道路を作ってから、そこにバス
を走らせるのか、農道にするのか、それとも、通学路にするのか
を考えましょうと言っているように見えるのである。
総務省の集計を見ても、ブロードバンドだとか騒がれていながら
も、実は、二千万人近いユーザがダイアルアップ接続の契約をして
いることが分かる。まだまだ、ブロードバンドなどというもの自体が、
幻想のように思えてくる。
そういうデータを見ていると、何をしたいのか、何が目的なのか
が、おかしな方向に進んでおり、道路公団の問題で、無駄な高速
道路を作っているとか、そのメンテナンスに無駄なコストが掛かって
いるという話が、ITのインフラにも同じことが言えるようになるの
ではないだろうか? ITの場合、目に見えないだけに、何が無駄に
なっているのか、何が有益になのか、そもそも、使われているのか
さえ分からない状況にある。
ようやく(?)、電子政府とか言っていた政府も、まずいと思い
始めたのか、各省庁でその業務の見直し、それをベースにIT化を
考えるという動きが出てきたようである。(とすると、あの住民基本
台帳ネットワークはなんだったのだろう?)
ともかく、ITは道具であり、まずは、”何をしたいのか?”という
目的を明確にしておかないと、どんどん意味のない回線が引っ張り
まわされ、結局、誰も使い方が分からない光ファイバーが日本国中を
巡るようにならないだろうか? それは、形を変えた高速道路工事と
同じものになってしまうように思えてしまう。意味のない道路を
作ってしまった反省から、我々、一人一人が、国の政策を吟味し、
ITの目的や、本当に必要なものなのかどうなのか、今のサービスで
問題になっていることはどこにあるのかを見極めていくことが必要
なのではないだろうか?
【参考URL】
総務省
インターネット接続サービスの利用者数等の推移
<平成15年11月末現在>(速報)
http://www.soumu.go.jp/s-news/2003/031226_6.html
投稿者 momolog01 : 10:51 | コメント (0) | トラックバック
楽しみを持続させるITサービス
以前、インターネットでのチケット予約の話を書いたが、ここ
数年のサービスを見ていると、とにかく、”早い、安い、24時間”
が便利なサービスということになっているように見える。しかし、
サービスとは、それだけではない。楽しみを持続させるITという
ものも考えてはどうだろうか?
例えば、クリスマスや誕生日などの記念日に届けてくれる
サービスや、占いなど毎日、あるいは、毎月の情報が変わるもの。
こういうのは、その日までの楽しみがある。また、注文した商品
が届くまでの楽しみや、旅行などの日までのわくわくしている
時間を楽しむなどのこともある。
こういったことをITを使ってサービスとして盛り上げる演出が
できないものかと思う。何も、どこかの牛丼屋のように”美味い、
安い、早い”だけが売りではない。ここに来て、ファースト・
フードではなく、スロー・フードという言葉が出てきてることを
見ても、やはり、早いことが好いことではないのである。
自分でも怖くなることがあるのだが、早く目的を達成できること
に慣れてくると、待つことが非常に苦痛になってくる自分がいる
ことに気づく。5分、10分の待ち時間をもったいないと思うよう
になるし、食事している時間がもったいないと思うようになるので
ある。常に本を持ち歩いて細切れの時間を使って読んでいたり、
食事も仕事の話をしながら食べるなど、なんとも嫌なことになって
いると気がつくとぞっとする。
食事を楽しむとか、電車をぼーっと待つということが出来なく
なっているのである。最近では、バス停でも、後何分で来るとか、
信号機も信号が変わるまでの待ち時間を表示するようなものもあり、
さらには、携帯電話の相手が出るまでに音楽を流すサービスまで
登場した。いやはや、待つことに慣れていない人が多いことに驚く。
ポストペットというソフトをご存知だろうか? 爆発的に流行った
のだが、メールのツールで、動物のキャラクターがメールを運んで
くれるのである。しかし、そのペットは1匹しか飼えないので、
1通運んだら、そのペットが戻ってくるまでは、次のメールを出せ
ない。また、ペットの機嫌が悪いとメールを運んでくれなかったり
する。さらに、そのペットが日記として、メールを出したり、よく
やり取りする相手に、勝手にメールを出したりと、実によくできている。
自分の思い通りにコミュニケーションが取れないことが、逆に人気の
原因になったようだ。あるカップルは、喧嘩してしばらくお互いに
連絡をしていないと、ペットがメールを勝手に送り、それがきっかけに
なって、仲直りしたなどというパソコンやインターネットとは相容れ
ないような話もあったりする。
そもそも、日本の文化・伝統では、長い年月を経て完成するものも
多い。宮大工などは、その典型である。何十年、何百年先を考えながら
宮大工は柱を立て、屋根を乗せる。そして、百年後、二百年後にも
美を表現できる建物として作る。今、筆者は京都で仕事をしていると
いうこともあってか、そういう文化・伝統の考え方、楽しみ方をITに
取り入れることはできないものかと思うことがある。
この辺で、もう少しゆったりと楽しめるサービスや商品というもの
をITを使って考えてみてはどうだろうか?
投稿者 momolog01 : 10:52 | コメント (0) | トラックバック
購買の動機が違うオンラインショップ
E-コマースだとか、オンライン・ショッピング・モール
とかは、年末商戦などでは、話題になる。しかし、いくら
ADSLだのなんだのとインターネットが広まり、ネット上で
買い物ができるにも関わらず、大きなデパートや、映画館
までそろっているショッピング・モールには、土日になると、
沢山の人だかりができている。何が違うのだろうか?何が、
人を”リアル”なショッピングをさせているのだろうか?
オンラインショッピングで買い物をする傾向を見ていると、
”買うものがはっきりしている”ということがある。例えば、
本やCDの場合、その作家やミュージシャンのファンで、内容を
確認するまでもなく買うような場合は、ともかく早く確実に
入手したいという動機でネットで申し込むということがある。
また、コンサートなどのチケットも、コンサートそのものは、
当日まで観ることはできないのだから、チケットは、オン
ラインで購入しようが、店頭で購入しようがなんら変わりは
ない。
だからこそ、最近のオンラインショップにハマッテイル人の
動きは、どこの店で買うかなんてのは、何の関係もなく、どこが
安いか、送料はサービスなのかといった、価格だけの比較に
なってきている。確かに、一瞬で価格の比較ができるのは、
ITならではの世界ではある。
逆に、”リアル”な店での買い物を見てみると、”彼氏の
誕生日には、何がいいかなぁ~”というように、買うものが明確
に定まっていない場合が多いのではないだろうか? ネクタイ、
本、CD、車の本、いやいや、財布にしょうか? それとも、ペア
のセーターでも... など、いろいろな選択肢の中から、お店を
めぐり、あれこれ想像して歩きながら買い物をする状態である。
(もっとも、新聞の折込広告で、特売の文字に釣られて走ること
もあるだろうが。(笑))
このような買い物の場合は、ネットでは、ちょっとやりにくい。
ギフトショップとかもあるけど、それは、いかにもギフトって
ものしかないし、また、その分類も良く分からず、これという
ものにめぐり合わない可能性が高い。しかし、実際のデパートや
商店街などでは、ぐるぐる回っていると、”おや?”というものや、
”これだ!”というものにめぐり合うこともある。
前回のメルマガでも書いたが、リアルの場合には、実際にお金
を払って買うまでの楽しみの時間があるのである。さらに、
”新しい色のコートが出てる!”とか、”あれ? ここ、お店が
変わった”とか、あるいは、”なんだろう? この店、すごい列が
できてるけど...”といった、いろいろな別のことも見えてきたり
する。
筆者の場合、やはり、自分の手にとって見て、あれこれと考え
たり、いろんな店を見て回って、ぜんぜん別のことを発見できたり
するので、リアルな買い物が好きである。ただ、それによる弊害
(余計なものを買ってしまう)は、少々、痛いものがある(笑)。
投稿者 momolog01 : 10:53 | コメント (0) | トラックバック
ユーザとユーザー
今回は、用語について考えてみたい。タイトルの”ユーザ”と
”ユーザー”は、実際に、筆者と編集をしている石谷とで認識が
違っていた用語である(笑)。
新聞や一般の雑誌を見ていると、”コンピューター”と書かれ
ていることが多く、パソコン雑誌などでは、”コンピュータ”と
書かれている。果たしてどちらが正しいのか悩んだことはないだ
ろうか?
筆者も、この業界に入ってすぐに、この問題にぶち当たった
ことがある。何が違うのかを調べると、非常に興味深いことが
分かってきた。
実際に辞書で見ると
■デイリーコンサイス国語辞典
【コンピューター】
電子計算機.コンピュータ.
■マイクロソフト単語帳
【コンピュータ】
電算機。電子計算機。 20 世紀後半に発明された
演算やデータ処理を高速に行う機械。プログラムを
内蔵し、そのプログラムに記述された命令を実行する
ことで高度なデータ処理を実現する機械。人間は、
処理を支持する命令を記述したプログラム コードを
作成することで、自由にコンピュータを操ることが
できる。
と、このように違っているのである。
傾向として、一般用語として使われれる場合は、”コンピューター”
や”ユーザー”、”メモリー”といったように、最後に”ー”
(長音)を付ける記述をし、専門用語としては、”コンピュータ”
”ユーザ”、”メモリ”と後ろに”ー”を付けない用語が多い。
なぜそうなっているのかまでは、筆者も調べていないのだが、
国語辞典で調べるか、IT用語辞典とかパソコン用語集といった
もので調べるかで違っているのは事実である。
調べてみると面白いのだが、首相官邸のホームページには、
”コンピューター”で記述されており、総務省では、”コンピューター”
と記述されてるページもあれば、情報通信白書では、”コンピュータ”
になっている。経済産業省では、”コンピュータ”で統一されて
いるようである。
どちらが正しいというのではなく、誰に対してどういう内容を
書くのかで決めていくのがいいようである。
ちなみに、このメルマガでは、”IT”と銘打っているので、専門
用語としての表現で、”ー”を使わない表記にしている。
【参考URL】
三省堂WebDictionaly
http://www.sanseido.net/
マイクロソフト単語帳
http://www.microsoft.com/Japan/Terminology/
投稿者 momolog01 : 10:53 | コメント (0) | トラックバック
高齢者の娯楽とIT
高齢化社会と言われ、少子化と言われる社会において、
福祉や医療関係のビジネスにスポットが当たっている。
ITの世界でも、これらをターゲットにしたビジネスが多いが、
どうも、高齢者=弱者という発想から、手助けする道具とか、
介護の道具を作ることばかりが多い。しかし、実際は、
お元気なお年寄りが多いのである。
携帯電話でメールが使えるようになったときに、文字数が
少ないということがあったのだが、逆にこの文字数が少ない、
画面に表示される文字が少ないという”メリット”を活かして、
ネット句会が広まった。5・7・5の17文字で表現する俳句
には、ぴったりな道具になったのである。
しかも、今までは、葉書や封書で送って、しかも、それを掲載
した冊子を作り、それを送るにもコストがかかるのだが、ITの
力を使うと、出かけた先で、家の中で、電車の中と、どこに
いても、ふと思いついた一句をメールで送ることができ、
しかも、それをメールやホームページに掲載することで、
すぐにも見ることができる。
さらに、俳句を送るということで、急いでメールを打つことも
なく、ゆっくり文字を打ち込んでもかまわない。いろいろな人が
参加できるようになったのである。
インターネットでの将棋や囲碁もさまざまなものが多いが、
まだまだパソコンに慣れていない人には優しいとは言えない。
これらも、技術を駆使すれば、パソコンなど気にしないで
使うようにできる。
例えば、液晶画面での将棋台を作りタッチパネルを入れ込めば、
指で操作することも可能であり、さらに、将棋の駒にICタグを
埋め込んで、それをセンサーで感知すれば、自分の駒は、手で
動かすこともできる。(さすがに相手の駒を動かすのは難しいが...)
そして、テレビ電話を使って、相手の顔を見ながら、会話を
しながら打つこともできるだけでなく、”野次馬”も小さな画面で
表示して、”あー、そんなところに打っちゃったよ!”、
”おいおい、それ、取れよ!”などと声も聞こえれば、さらに
”臨場感”も増す。まさに、一昔前の家の前に縁台を出して、
近所の親父連中が将棋を打っている風景をインターネットで再現
できるのである。
また、お年寄りの中には、自分の経験してきたことを人に教え
たいとか、役立てたいと思っている方も多い。なにも遊ぶだけ
ではなく、役立っているという満足感を得られるという楽しみも
あるのである。インターフェイスを工夫する必要はあるが、
テレビ電話のようなものをゲームセンターなどに設置して、
お年寄りには家にいてもらって、電話がかかってきたら、それに
答えるなど、いろいろなことが考えられる。こんな人生相談が
あってもいいのではないだろうか? さらに、応用すれば、方言
教室などもできるようになるのだ。
考え出すと、実に、いろいろな方法があり、今すぐにでも実現
できることも沢山ある。また、それをボランティアで考えるの
ではなく、ビジネスとして動かすことも可能なのである。いや、
ビジネスベースに考えていかないと、ボランティアでは、すぐに
崩壊する。
こんな視点で高齢者の娯楽を考えていくと、ITビジネスの
チャンスがいろいろあると思っているのだが、いかがだろうか?
投稿者 momolog01 : 10:55 | コメント (0) | トラックバック
顧客サポートの難しさ
ビジネスを行う場合、単にサービスの売り込みや、商品の
販売だけでなく、クレームや質問に対するサポートが非常に
重要になる。特にITビジネスでは、24時間365日で”店舗”を
オープンにしていることで、さらにサポートが難しい。
ITビジネスでのサポートについて考えてみよう。
まず、ITビジネスでの場合、メールでのやりとりは必須に
なるので、そのスタッフには文章力が求められる。サポートに
きたメールから、何に困っているのか、意見なのか、緊急性が
あるのかなど、いろいろな情報をそこから読み取らなくては
ならない。さらに、こちらからの返答も基本的に文章になる
から、こちらの説明が間違いのないように伝えられなくては
ならない。従って、その製品に対する知識が豊富だからという
理由でサポート担当にしてしまうと、エンジニアになって
しまうことが多く、そうすると、専門用語を平気で使うエンジ
ニアは多いので、顧客はますます混乱してしまい、サポートの
手間がもっと増えていくのである。相手の知識や、相手の立場
を考えて、噛み砕いて解釈し、さらに、文章力がなければ、
サポートはできないのである。
文章力ということと合わせて、冷静さという要素も必要に
なる。文章だけでのやりとりになるので、クレームなどは、
どうしても文章が”厳しい”表現になっているものが多く、
これに対して感情的になって、返答してしまうと取り返しの
つかないことになることがある。特にメールの場合は、履歴が
残ってしまうので、後々、面倒になってしまうのである。
だからこそ、そういう感情的なメールに対して、冷静に対処
して、丁寧な回答をしていくという”スキル”が要求される。
(もっとも、これらは、対面でも、電話でも同じことでは
あるが、メールは、とにかく履歴が残ることを意識して
おかないといけない。)
メールで問い合わせがあった場合に、まずは、受け付けた
ことだけでも返答すべきである。これは、筆者も経験があるが、
サポートがうまくできている企業は、まずは、受け付けたことを
メールで返答し、そこに受付番号が記載されている。その
受付番号で、それ以降のやり取りをすると、担当者以外の人でも、
今までの履歴を参照しながら回答してくれるのである。
しかし、ひどいところは、何もメールを返してこないで、受け
付けたかどうかも分からない状態になる。何通もメールを出し、
最後には、電話(そういうところに限って平日の10時から5時、
しかも12時から13時までは昼休みで留守電なのであるが)を
すると、”調査中です”という言い訳としか思えない回答をして
くる。さらに、それ以降は、日中に家に電話をしてきて、留守電に
”平日の何時に電話をかけてくれ”というメッセージを平気で
残している。こうなると、何のためのサポート用のメールなのか
分からなくなってくる。
インターネットでのサービスを利用したり商品を購入する人は、
日中は連絡が取れないからそういうサービスを利用することが
多いのであり、そういうことを考慮してサポート体制を組んで
おかないと、顧客を取り逃がしてしまうことになるのである。
サービスや商品だけでなく、その後のサポートについても顧客の
利用状況を考慮して考えたいものである。
投稿者 momolog01 : 10:56 | コメント (0) | トラックバック
ネットで顧客を集めることの難しさ
インターネットを使って顧客を集める、宣伝するという
のは、実にさまざまな方法で行われている。基本的には、
ホームページでのバナー広告か、メールでの広告だが、
技術の発達で、表現方法がどんどん過激になっている。
しかし、これは、本当に顧客を集めるのに有効なのだろうか?
筆者は、もう10年以上も同じアドレスを使っているので、
広告のメールが莫大な量で届く。いわゆるスパム・メールと
呼ばれているので、毎日100通以上届く。そんなに届くと、
もう、見ることなどないし、あの手この手で、紛らわしい
タイトルをつけたり、重要とか、警告とか、どきっとさせる
ような文言をつけて目を引くようにしているものも多い。
しかし、逆に、そういうメールは、反感を感じてしまう。
メールマガジンの中にも、本文は、ほんの数行しかなく、
あと9割は、広告だらけのものもある。これらは、ポストに
入っているダイレクト・メールと同じで、どこまで読まれる
のか分からない。郵便でのダイレクト・メールは、見ただけで
それと分かるのだが、電子メールの場合は、簡単に区別でき
ないので、面倒である。(もっとも、広告主はそれが狙い
なのだが)
ホームページのバナー広告も、いろいろ工夫がされてきて
いて、アニメーションのように動きをつけて目を引かせたり、
別の小さなウィンドウが勝手に開いて目を引かせる、あるいは、
最初だけ大きく表示して、広告ではないところにまで重なって
表示されたりと、まったく夜のネオン以上の派手なものである。
このように見てみると、受けての側(消費者)からすると、
あまりにも”うざったい”存在になってくるのである。
そこには、従来のマス媒体(テレビ・ラジオ、あるいは、雑誌
など)で考えられた手法を使っているからにすぎないのである。
ところがインターネットの世界は、自分から情報を探しに行く
とか、コミュニケーションの道具として使うものなので、
マスとして捕らえると、根本的に間違ってしまうように思える。
コミュニケーションや、消費者に”捜させる”工夫をしなければ、
インターネットでの顧客獲得はうまくいかないのではないだろうか?
投稿者 momolog01 : 10:56 | コメント (0) | トラックバック
トレーサビリティの問題
鳥インフルエンザや牛肉のBSE問題で、トレーサビリティが
問題になっている。トレーサビリティとは、消費者に届いた
ときに、それが、どこで生産されて、どういう経路を通って
きたかを知ることができるということである。また、有機野菜や
無農薬野菜、ブランドとも言えるコシヒカリなどの農作物に
対してもトレーサビリティが問題になっている。さて、そういう
トレーサビリティの問題を考えてみよう。
有機野菜や無農薬野菜が注目され始めてから、生産者の顔の
見える野菜が売れるようになった。スーパーなどでも、
”私が作りました”という農家の人の顔写真が印刷されたシール
が貼り付けられて、そういう野菜が高くても売れるようになって
きた。買う側からすると、なんとなく安心できるということである。
また、ここに来て、二次元バーコードやICタグなどの技術に
よって、単に生産者だけでなく、どこを経由してきたか、いつ
採れたものか、どんな生産方法によって作られたかなど、きめ細かく
情報を引き出すこともできるようになってきている。
しかし、ふと気になるのは、そのICタグやバーコードで引き
出される情報自体は本当に信用できるのかどうか?ということである。
よく言われるが、新潟の魚沼産コシヒカリは、魚沼で生産される
お米の量よりはるかに多い量が流通しており、明らかに、ブレンド
されていたり、袋だけで中身はまったく別のところのお米が入って
いたりするのである。
これと同じようにICタグに入っている情報は本物かもしれないが、
それが、途中で別のものに付け替えられているということはないの
だろうか? それを保障するとなると、そのタグを取り付ける
ところから、箱詰め、運搬、そして、店頭で並べるところまでを
”監視”する必要が出てくるのではないか?また、それらの情報を
入力するのは人間なので、やはりタイプミスをしたり、勘違いをして
違うデータを入力する可能性もある。(余談ではあるが、カーナビ
なども地名の仮名漢字変換を間違って違う文字になっている場所
などがある。これなど、手書きであれば、そんな間違いは少ないの
かもしれないが、コンピュータによって仮名漢字変換をすることで
おきているミスである)
そんなことを考えだすと、トレーサビリティの技術が進んだ
ところで、結局のところ、それを信用するかどうかは、消費者側の
問題であり、個人個人の価値観の問題なのである。(回遊魚である
マグロなどは、○○産などというのは、たまたまその沖合いに
”いた”のであって、どこまで意味を持つのかと疑問になる。
ましてや、○○港など、その港に入港しただけの意味でしかない。)
ICタグなどトレーサビリティに関する研究や技術は革新的に
進歩する様相を示しているが、住基ネットのときにも書いたように、
その運用まで考えておかないと、何のために行うのかがわからなく
なるし、それ以上に、いろいろなコストがかかってくることになり、
それは、すべて消費者の価格に反映されてくるということを忘れては
いけない。
【参考URL】
食のトレーサビリティ
http://www.tokyo.info.maff.go.jp/tokyo/traceability/traceability_pdf.htm
投稿者 momolog01 : 10:57 | コメント (0) | トラックバック
ヤフーBBの事件
ヤフーBBの個人情報を持ち出して、それをもとに恐喝する
という事件が起きた。事件そのものよりも、個人情報が流れ
出たことに注目され、ヤフーBBの個人情報に対する管理体制が
問われることになってきた。さて、この事件は、今は、ヤフー
BBの個人情報の管理体制が問題視されていて、個人情報が流出
することの危険性を強調しているニュースが多いが、筆者は
ちょっと別の視点から見ている。斜に構えた筆者の視点から
事件を見てみたい。
まず、気になるのは、ヤフーBBを恐喝をしてきた企業である。
毎日新聞のWebには、ニュースによると”都内に本部を置く
政治結社”となっている。この事件を見て思うのは、この手の
団体が、顧客情報を材料に恐喝をするということが表に出て
きたということである。従来は、社長や役員のスキャンダル、
関連企業などとの脱税まがいの取引などの情報で恐喝事件など
あったのだろうが、ここに来て、新たな材料が用意されてきた
のである。
次に、情報流出元が、社内であること。つまり、特別に技術
レベルの高い人が情報を盗んだのではなく、アクセスすることが
できる人が情報を盗んだのである。言い換えれば、顧客情報管理
台帳をコピーして持ち出すということで、特になんら特別な技術
を必要としないのである。以前にも、このメルマガでも書いたが、
情報にアクセスできる人に対する信頼と権限をどのように調整
するかの難しさが表に出てきた事件である。
契約社員などもアクセスできるようになっていたらしいが、
果たして、その契約社員との契約書や、その社員への管理体制は
どうなっていたのかが気になる点である。実際に、今後、この手
のサービスをアウトソーシングしたり、他社のサービスを利用
する場合、あるいは、派遣社員等を雇う場合に、こういった事件
が起きた場合を想定して、どこまで契約に盛り込むかは、非常に
難しいことになるだろう。今回の事件でも、その被害は何十億に
なると言われているが、契約社員に、そういう被害が起きた場合
に責任を取れということは、現実的には無理な話である。
最後に、こういう事件が起きたときのダメージが非常に大きい
ということである。事実かどうかを突き止めるだけでも、多くの
スタッフが振り回され、事実ではなかったとしても、マスコミ
対応やユーザからの問い合わせ対応、さらに、その説明など、
数日間から下手をすると数週間は、まともに業務が進められない
状況になる。その間の損失は計り知れない。
記憶に新しい事件では、佐賀銀行がつぶれるという噂がメールで
流れ、その影響で、何百億という預金が引き出されたということも
ある。インターネット上の”噂”を打ち消すのがいかに大変な作業
なのかが理解できるだろう。
ITを使ってビジネスを行う場合、特に、オンラインで販売や
サービスを行うような場合は、こういったリスク回避策を普段から
考えておかないといけない。今回のヤフーBBの事件は、決して
対岸の火事ではなく、ITでビジネスを行おうとする企業にとっては、
危機管理を考えておく必要があるだろう。
【参考URL】
ヤフーBB お詫びとお知らせ
http://docs.yahoo.co.jp/info/notice12.html
投稿者 momolog01 : 10:58 | コメント (0) | トラックバック
すぐに始められるITビジネス
ITビジネスのいいところは、すぐに始められるところである。
特に、Webを使って通販を行うとか、情報を提供する、メール
マガジンを発行するなどといったことは、簡単にはじめること
ができる。しかし、だからといって、なんでもやってみれば
いいというのではない。チェックすべきポイントについて
見てみよう。
インターネットを使ってビジネスをスタートさせるという
ことは、まず、インターネットを使っている人たちがお客に
なるということである。当たり前すぎることだが、これを勘違い
している人も多いので驚くことがある。例えば、インターネット
をこれから始めようとしている人に向けてのパソコン教室など、
これから始める人なのだから、まず、見ていないだろうし、
それを見ている人は、もう、すでに始めている人なので、そんな
ところへ行くことはない。(もっとも、それを見て、人に勧める
という可能性があるということは言えるが、はたして、その効果
はどれほどなのだろうか?)まずは、パソコンを使う人たち、
インターネットを使う人たちが顧客になるのかどうかをしっかり
と考える必要がある。
次に、問い合わせや申し込みの方法をどうするかということが
ある。インターネットの場合、24時間、いつでも見ることが
できるので、電話での受付というのは、現実的ではない。また、
葉書や郵送での申し込みも問題外である。さすがに、今は、
見受けられないが、以前は、”このページをプリントアウトして
郵送してください”といったものもあった。これなど、何のために
インターネットで宣伝しているのか分からない。逆に、反感を
もたれてしまうだけである。(ただ、ちょっとした工夫で、逆手に
使うこともできる。例えば、”限定商品ですので、電話での申し
込みしか受け付けておりません。ご了承ください”といった宣伝
文句を書くことで、急いで申し込ませるという効果を狙うことも
ある。)そして、一番肝心なのだが、”インターネットを使わなく
ても売れるものなのか?”ということである。インターネットを
使うと、多くの人を相手にビジネスができるから、中には買って
くれる人もいるだろうという甘い考えで、ビジネスをはじめる人も
少なくない。しかし、いくら人が多くても、売れないものは、
売れないのである。今では笑い話になるが、ある不動産屋が、売れ
ない物件をインターネットで紹介すれば、売れるのではないか?と
思ってホームページに出したら、それを見て物件を見に来る人は
いても、結局、売れない物件は、売れなかったのである。
上記以外にも、問い合わせの対応や、ホームページの更新、
そして、ホームページやメルマガの告知などもあるが、まずは、
先に書いたようなことをしっかりと検討しておかないと、本質が
見えなくなり、何を売ろうとしているのかが分からなくなって
しまうのではないだろうか?
投稿者 momolog01 : 11:00 | コメント (0) | トラックバック
地球に優しくないパソコン
”パソコン1台製造、資源消費1.8トン”。この記事を目に
した読者もいるかと思う。国連大学の研究発表によると、
パソコンを1台製造するのに燃料や水、化学物質が1.8トンも
必要になるという結論が出たそうだ。省資源とか省エネと
叫ばれる中で、これはどういうことなのだろうか?
今回は、この記事に着目してみたい。
筆者は、もう二十年ほど前に環境問題のことを調べていた
ことがあるが、分別したり、再利用しようとすると、その為に
大量のエネルギーを消費するという事実を知って、愕然とした
ことがある。考えてみれば、当たり前なのだが、再生紙などに
しても、それを回収するために車が走り回り、その再生紙を
溶かすために大量の水が消費され、さらに、白くするためには、
印刷インクを洗い落としたり、漂白剤を使わなければならなく
なる。そこで消費されるエネルギーや、出てくる汚水の処理を
考えると、本当に再生紙がいいことなのかどうなのかが分から
なくなってしまうのである。(ただ、再生紙をダンボールなど
にするという方法で、漂白剤などの薬品を少なくすることも
あるが、大量の水を消費するのは変わりない。)
ITの中に使われているICチップの製造などには、エネルギーを
大量に必要とするものが多い。非常に貴重な金属が使われている
部品が多いので、その材料を作るためにそもそも大量のエネルギー
が消費されていく。また、微細設計であることからも、クリーン
ルームなどその設備にも、いろいろな資源や大量のエネルギーを
必要とする。
パソコンは、小さなスペースで、大量の情報を扱うことができ、
さらに、紙媒体を必要としないなど、パソコン自体からは、
ごみなどでないクリーンなイメージがあるかもしれないが、実は、
その製造において、大量の資源を消費し、さらに、廃棄に関しては、
もっと大きなエネルギーを必要とする。CPUのパッケージの素材は、
非常に高温にも耐える物質なので、廃棄処分という観点からすると、
非常に壊しにくい物質であり、その中に貴金属が入っているのでは
あるが、非常に取り出しにくい構造になっている。
先の国連大学の発表によると、このままでは、ITが進み大量の
PCが生産されていくことによって、莫大なエネルギーが消費され、
その結果、地球温暖化や化学物質汚染の要因になる可能性がある
としている。
しかし、その一方で、それだからこそ、ITによる経済効果も
大きいと考えられるのであり、国連大学のレポートは、非常に
難しい問題を提起している。
ITを推し進めていくことが、本当にいいことなのか、こういう
視点からも検証する必要が出てきているのかもしれない。
投稿者 momolog01 : 11:01 | コメント (0) | トラックバック
釣竿を垂らしていると思われないために
いきなり何のことか?と思われたかもしれないが、ホーム
ページを使った悪質な詐欺がアメリカでは広がっており、
クレジットカード番号などを入力させて盗むというものである。
この手の詐欺を釣りのフィッシングと同じ発音で、“phishing”
と言っている。この手の詐欺が広がることで、怪しいサイトと
判断されてしまうと、購入しないようになる恐れがある。
では、全うなビジネスをしているサイトはどのようにすれば
いいのだろうか? 今回は、そういうポイントを考えてみたい。
“phishing”について、もう少し説明をしておくと、有名
サイトの名を語ってメールを出し、”パスワード情報の確認を
行っていますので、下記のURLから、ID、パスワードを入力して
ください。”といったことが書かれている。この内容に騙されて、
ホームページにアクセスして氏名やID、パスワードなどを入力
してしまったり、万が一、そこにクレジットカード番号などの
項目などもあって、個人情報を盗まれてしまうのである。手の
込んだものになると、入力後、”パスワードが間違っています”
と表示して、”本家のサイトのログイン画面”へジャンプする
ものもある。こうなると、先ほどの入力画面で、単にパスワード
をタイプミスしたのかな?と思ってしまい、疑いを抱かないこと
もある。
こんなphisingメールが出てくることで、信用を失い、ビジネス
の邪魔されたのではたまったものではない。では、これらの対策
としては、どういうことをすべきなのだろうか?
このような問題は、なにもITに限ったことではなく、銀行の
カードやクレジットカードでもあることである。銀行のカードや
クレジットカードを申し込むと、注意事項として、”お客様の
暗証番号をお尋ねすることはありません”と書かれている。これと
同じことをホームページや申し込み時に記載しておくべきだろう。
つまり、パスワードやクレジットカード番号をメール等で問い合わ
せることはないと明記しておくのである。実際、いろいろなオン
ラインショップがあるが、会員になるときにWebで入力したり、
購入時に入力し、基本的には、その時にシステムで照合を行って
しまうので、ショップからパスワードやクレジットカード番号を
メールで問い合わせてきたり、電話で問い合わせるなどという
ことはない。
また、技術的には、広く使われているSSLに対応していることも
重要になってくる。SSLは、Webブラウザの右下とかに南京錠の
ロックしたアイコンがでてくるページである。このSSLを使って
いると、そこで入力された情報は暗号化されて送信されるので、
第三者に盗聴されても内容が分からないようになっている。また、
このSSLを使う場合は、通常、第三者の認証機関にSSLサーバ証明書
を発行してもらうことになるので、そのWebサイトが、実在する
企業が行っているということを証明することにもなる。
(但し、証明書発行には、それなりのコストが掛かるので、どの
ように運用するかは、よく検討すべきである。逆に、自前の
サーバで運用するのではなく、SSL対応のショッピングモールで
出店するというのが手軽にスタートする方法でもある。)
上記のようなテクニカルなことも重要だが、まずは、ユーザを
安心させるというのは鉄則である。当たり前といえば、当たり前
なのだが、この当たり前をうまく表現できていないサイトも多い
のに驚く。
では、どうすれば、安心できるサイトになるのか? 実は、
難しく考えることはなく、自分がユーザになって、いろいろな
サイトを見て回り、どういうポイントで安心できるのかを判断
すればいいのである。
よく言われるのは、会社の住所や電話、FAXなどが明記されている
ことや、クーリングオフの記載、壊れていたときや色が違うなどの
場合に交換可能なのかどうかなど、購入した後に安心できるかどうか
というのは大きなポイントである。この辺は、通信販売などと同じで
法律でも義務付けられていることでもある。
ITビジネスでも、通常のビジネスと同じ当たり前のことをきちんと
やるということに尽きるのかもしれない。
【参考URL】
楽天市場のSSLの説明
http://www.rakuten.co.jp/ssl.html
投稿者 momolog01 : 11:01 | コメント (0) | トラックバック
IT化しないという選択
オンラインショッピング、基幹業務のコンピュータ化など
いろいろなところでITが活用されている。また、中小企業の
IT化とか、データウェアハウス、CRMなど、これでもかというほど、
さまざまなセミナーが行われている。そういうセミナーで、ふと
疑問に思うのが、どこまで理解できて、どこまで活用できているの
だろうか?ということである。IT化は、何を基準に行うべきか?
使わないという選択もあるということを考えてみよう。
経営者が、自社のビジネスを知らないとうことはありえない。
当たり前だが、もし、知らなければ、利益を上げることができなく
なるからだ。生産性を上げる、新しい市場を切り開く、サービスを
改善するなど、業務や売っているものを知らなければ判断できない。
小さな小売店でも、魚の料理の仕方を知らない魚屋では、誰も買おう
としないだろうし、運転免許を持っていない車のディラーから車を
買おうとは思わないだろう。
ITを導入する場合には、何をIT化するのかを知っておかなければ、
本当に効率がよくなっているのか、本当に顧客の満足度を上げて
いるのかが見えなくなる。IT関連の商品やサービスでも、同様で、
売れているからといって、窓口を広げるためにオンラインショップを
展開しても、まったく売り上げが伸びないどころか、下がってしまう
こともある。売れていた要因は、その製品がすばらしいのではなく、
営業マンが、顧客要望をしっかりと聞いて、その要望を実現できる
提案型の営業をしていたからだったということもあるのである。
ラーメン屋などでも言われることだが、行列が出来るようになって、
人が来るからということで、人員を増やし、スープを倍の量を作る
ようになると、どうしても味が落ちてしまったり、店を広げてしまう
ことで、行列が短くなり、逆に人が来なくなってしまうということも
ありえる。
以前にも書いたが、コンピュータは、バカ正直に決まったことしか
処理できない。つまり、文章で明確に書けるような手順しか行えない
のである。だからこそ、自社の製品やサービスの本当の強みはどこに
あるのか、そして、それとITを結びつけることができるほど、
”マニュアル化”できるのかどうかを検証する必要がある。それが
できないのなら、IT化をしない、いや、IT化できないところに自社の
強みがある(他社が追随できない)と考えることもできるのである。
IT化をしないという選択も視野に入れておくべきだろう。
投稿者 momolog01 : 11:30 | コメント (0) | トラックバック
規則性を見つけていく
前回のメルマガでは、ITを使わないという選択肢もあると書いた。
しかし、現実には、そうもいかないことが多い。より多くの顧客に、
また、多様化するニーズにきめ細かく応えていくためにもITは必須
のものとなっていくだろう。電子政府という計画も着々と進んで
いるので、そのうちに役所の手続きはWebからしか受け付けないと
いうようなことにもなりかねない。では、IT化を進めていくと決め
たら、何をすべきなのか?それについて考えてみたい。
以前にも書いたとおり、コンピュータは決められたことをバカ
正直に処理していくことしかできない。平たく言えば、”ケース・
バイ・ケース”などという曖昧な処理はできず、想定されるケース
をすべて決めておかないといけないのである。
これを逆に考えると、自社の行っているビジネス、あるいは、
社内の処理で、規則性のある単純な処理、アルバイトに任せられる
ような事務手続きをコンピュータに置き換えることは、やりやすい
のではないか?ということになる。
そのためには、社内の業務を見渡してみて、規則性のあることを
拾い出してみることが有効であろう。そういう視点でみていくと、
繰り返し行われる単調な事務手続き、また、毎日行うこと、毎月
決まった日時に行うことなどいくつも見えてくるだろう。
それらの手続きを抜き出して、まずは、アルバイトやパートで
初めて職場に来た人に教えるように文章にする、あるいは、手順を
マニュアルにしてみるといい。そうすると、その作業の中で、
もっと明確に例外的な手続きをしているのか、何パターンか決まった
手続きしかしていないのかはっきりしてくるだろう。
そうやって明確にしていく中で、コンピュータにやらせるべき
仕事が見えてくるはずである。IT化の第一歩は、日々の業務の中から
規則性を見出すところから始まるのである。
投稿者 momolog01 : 11:31 | コメント (0) | トラックバック
規則性を見直す
前回は、業務の中から規則性を見出すことからIT化が始まる
と書いた。では、規則性を見出せたら、ソフトウェアを開発して
IT化... いや、物事は、そんな簡単なことではない。それを
やっても、少しも効率はよくならないどころか、導入する前よりも
効率が悪くなり、誰も使わなくなるだろう。何百万、何千万も
かけて導入したシステムが無駄になるだけである。そうしない
ためには、どうすべきなのか? 今回は、その点について考えて
みたい。
さて、業務の中に規則性が見出せたら、まずは、その流れを
文章、できれば、図式にすべきである。ここでの重要なポイントは、
いかにシンプルな図にできるかである。やってみれば分かるの
だが、業務の流れをシンプルな図にするのは、実は、かなり面倒な
ことである。いつもは何気なくなっている業務も、実はいろいろと
例外があったり、言葉にできない判断が入っていて処理をしている
業務もあるのだ。例えば、本来なら、営業から発注書を出してから、
工場から出荷されるはずなのが、急ぐあまり、営業から直接工場へ
電話が入っていて、発注書は後付で送っているとか、ある得意先の
場合は、納期厳守なので、上司の承認印を受けるまでに時間が
かかるということで、先にFAXで送っていたりとか、本当の流れと
別のものがいろいろ起きていたりする。
これらを図式していくと、最初はシンプルに見えた業務も、
かなり複雑なものであったことを認識することができる。こういう
ことをやり始めると、大半の担当者は、嫌になってしまって諦めて
しまうのが現実だろう。そして、その後は、上司、あるいは、
社長に、”こんなに複雑ではIT化なんでできません。”と言うかも
しれないし、もう少し過激な(?)発言であれば、”社内のルール
が守られていません。全員徹底すべきです”ということになる
だろう。
もし、ここで、社長命令で、社内のルールを徹底させ、全員が
決められたルールに従い、例外は認めないようにし、そのルールに
基づいてシステム開発するとどうなるか? 冒頭でも書いたように、
そんなシステムは使われなくなるのである。
理由は簡単で、”お客様あってのビジネス”をやっているのだから、
自社のシステムやルールで納期が送れる、経理処理が遅れるなどは、
顧客からみれば、どうでもいいことであり、結局、営業は、システム
を使わないで、以前のように電話やFAXで連絡して、後付でパソコン
にデータを打ち込むようになるのである。そして、パソコンに打ち
込むことすら面倒になり、使われないシステムになっていくのだ。
これを避けるためには、どうすればいいのか? それについては、
次回、考えてみよう。
投稿者 momolog01 : 11:36 | コメント (0) | トラックバック
ルールは儲けるためにある
前回のメルマガでは、業務の中で見つけ出した規則性を検証
することを書いた。そして、その検証を通して見えてくることは、
一見、ルールに従って動いているようでも、実は、そのルールに
従っていない実態が明らかになってくることである。では、そう
いう実態が見えてきたら、どうすべきなのか?今回は、それを
考えてみよう。
今更書くまでもないが、ビジネスは、儲けるためにある。誰も
損をするために商売をしている人はいないはずである。それ故に、
外に向けては、より多く売れるように工夫し、内に向けては、
コストダウンや生産性を高める努力をするのである。だからこそ、
会社の規則では決まっていることに関しても、手間が面倒だから
ということで、電話で注文をしておいてから発注書を作成したり、
事後承諾で上司の印を貰うようなことがある。
しかし、これらのことは、よくよく考えると、会社で定められた
ルール自体の効率が悪かったり、そのルールができた理由が理解
されないで形式だけが引き継がれていることに問題がある場合が
多い。
筆者の経験だが、社会人1年目にして、生意気にも自分の納得の
いかない書類手続きは、上司にいちいち説明を求めていたことが
ある。幸い上司に恵まれたいたこともあり、その書類がなぜ必要
なのか、どういう経緯でそんな手続きをとるようになっているのか、
どんなリスクを回避できるのかを説明してもらった。おかげで、
書類手続きの重要性を深く理解することができるようになった。
さて、会社のルールが実態と合わないようになっているのであれば、
そのルール自体を見直し、その手続きのどこに問題があるのか、
なぜそんな”例外の手続き”が起きるのかを検証すべきだろう。
ひょっとしたら、後から誰も利用しない台帳を作っているかもしれ
ないのである。もともとのルールができた経緯や、それによって
回避されるリスクも検討し、どちらが効率がいいのか、そして、
どうすれば、顧客に喜ばれる結果になるのかを十分に考えることが
必要である。ルールを守るのがビジネスではなく、儲けるために
ルールは存在しているのである。
実は、筆者は、ここに、重要なITの本質があると考えている。
なにもコンピュータを使ったり、インターネットで申し込めるのが
ITではない。”発注数量”や”顧客名”、”在庫数”などという
情報をどのように効率よく必要な人に伝えられるのか、間違いなく
伝わるのかが重要なのである。
社会情勢や顧客の要望も時代の流れとともに、劇的に変化している。
だからこそ、会社のルールは、本質を見抜いて、改良していくことが
大切なのである。
次回は、ルールを改良していくポイントについて考えてみたい。
投稿者 momolog01 : 11:37 | コメント (0) | トラックバック
へぇボタンに見る定量化
トリビアの泉という番組にハマッテイル読者も多いのでは
ないだろうか? この番組では、知っていなくてもどうって
ことのない無駄な知識を評価している。この番組のユニーク
なところは、視聴者から寄せられた内容を評価するところに
ある。番組に出演しているタレントが、驚いたり、感心すると、
ボタンを押し、1回毎に”へぇ~”という音声とともにカウント
されていく。しかし、ここに、ITの大きなヒントが隠されている。
前回では、業務の中のルールを改善することも必要であると
述べた。その通りではあるが、では、IT化を行う場合のポイント
を考えるときに、注意しなければならないのは、曖昧なことを
なくしていくところにある。
何度もこのメルマガでも書いているが、コンピュータは数値化
されたものしか扱えない。つまり、”がんばった”とか、”前向
きな回答”といったものは、感覚でしかないし、個人差も大きい。
ところが、社内の業務を見ていると、このような定性的なもの
が多い。例えば、業務日報を書くことを義務付けている企業も
多いと思うが、”努力したが、うまくいかない”とか、”ほぼ
完成している”とか、”大変だった”といった記述がいたるところ
に見られるのではないだろうか? また、”IT化”によって、
各自がパソコンで入力できるようになってくると、文章の量も
増えていくし、人によっては、毎日同じ文章をコピーしてるだけ
かもしれない。また、これらの日報をデータベースとして蓄積
されて、検索できるようになっていたり、日報を出したかどうかを
システムで確認して、ご丁寧に(?)催促メールを送るといった
ことも行われているかもしれない。
ここで、ビジネスの原点に返って、そもそも日報がなぜ必要
なのかを考えてもらいたい。日報が、売上に繋がるか、生産性の
向上に繋がるのか?ということである。もしも、それに繋がらない
のであれば、日報を書いたり読んだりする時間が無駄になっている
だけ、というよりも、お金を消費する時間を増やしているだけで
ある。本来なら、日報によって、いろいろなノウハウを蓄積して、
他の社員が利用できるようにしたり、個人の抱えている問題点を
知り解決策を検討したり、作業の負荷が偏っていないかなど、
生産性を上げるために使うはずである。
その為には、誰が見ても分かるようにするために、定量化できる
ものは、極力定量化すべきである。”努力した”とか、”がんばった”
ではなく、達成度が何%なのか、あるいは、もっと単純化して、
10段階で言えば、どれぐらいなのかといった表記にすれば、数値化
でき、客観視できるようになる。確かに、数値化するところは、
完全に客観的な数値かどうかは疑問に思うかもしれないが、
”努力した”と記述するよりも、はるかに意味のある情報になる
はずである。
先のへぇボタンがすばらしいのは、”へぇ~”と感心する度合いを、
ボタンを押す回数で数値化するところにある。ある企業は、商品開発の
アイデアを、いいとか悪いで言うのではなく、実際に”へぇボタン”
を使って、その押した回数をカウントして評価するといったことを
実践している。
このように一見、数値化できそうにないことでも、工夫すれば定量化
できるようになるのである。
次回は、もう一つのIT化の鍵を握る定型化について考えてみたい。
投稿者 momolog01 : 11:38 | コメント (0) | トラックバック
GWスペシャル!~情報とは?~
前回の予告を少し変えてGWスペシャルとして、”情報”について
書いたみたい。
情報化社会とか、情報が財産だとか、情報を奪い合うスパイ映画
など、情報という言葉はいたるところで使われている。そもそも、
情報とは何なのか?知識と違うのか?データと違うのか?
小難しい学術的な定義はさておき、筆者の独断と偏見で語ってみよう。
まず、情報は、”情”という文字が語るように、感情、心情など
人間に関するものなのである。”100万円”というのは、そのまま
では、数字でしかなく、単なるデータである。また、”円が日本の
通貨”というのは知識である。しかし、これが、”競争相手の仕入れ
価格は100万円”となると、人の心が動き、販売戦略や価格設定
といったものに影響する情報となってくる。人が関与してこないと、
情報ではない。
さらに、”報”という文字からは、人から人へと報じられないと
情報ではない。日記を書いて誰にも見せない、その内容を読み返さ
ないのでは、それは書き溜められているデータにすぎず、情報では
ない。メルマガでも書いたが、後から誰も見ない台帳なども情報には
なっていない。
また、面白いことに、”A社の仕入れ価格は100万円”という
内容も、A社を知らない人や、逆に、すでにそんなことを知っている人
には、何も意味は持たず、何の心情も動かない。報じられて、人の
感情が動いてこそ、”情報”になるのである。
だからこそ、情報を扱う場合には、その価値を理解して、利用できる
ことが重要なのであり、理解できない、活用できないでは、そもそも必要
ないのである。それ故に、企業での情報の扱いは、すごく難しい。
誰にでも知らしめればいいということではないし、社長だけが知って
いればいいということでもない。的確に活用できる人に伝わらなければ
ならないのである。
余談ではあるが、今、大問題になっている国会議員の年金の未納問題
など、必要な人に必要な情報が伝わっていない代表例ではないだろうか?
”言ってくれれば、支払ったのに”などと言っている議員もいるが、
必要な情報が伝わらない仕組みが問題であり、未納額が多いというのも、
年金を払っているのかどうなのかが、問い合わせないと分からないと
いう状態になっているのが大きな原因の一つではないだろうか?
電子政府などと言っているが、様々な中小企業の支援制度や、
低所得層の各種支払いの減額・免除の制度などが、本当に活かされる
電子政府になるのだろうか?
本当に必要な人に必要な情報が伝わる情報化社会になるのだろうか?
その根本のところにある”情報”を扱うことの本質を見誤ってしまう
ような電子政府などは意味がない。そこには、いわゆるハコモノが
作りにくくなった世論の中において、別の意味での”ハコモノ”の
投資を増やしているだけであり、より見えにくい形での税金の無駄使いを
行っているように思えてならない。
IT=情報技術ということを考えると、人に報じて心を動かす技術であり、
企業のIT化ということは、人の心を動かして会社の利益を上げる、価値を
上げることではないだろうか。ITなどと言うと、コンピュータを使った
人間の感情など一切入らない冷徹な世界のように思うかも知れないが、
その本質は、もっとも泥臭い人間の心を動かす技術であり、根底には
”人の心が通っている”システムを作り上げないと使えないのである。
今回は、急遽、GWスペシャルと題して、筆者の情報というものの
考え方を示したが、次回は、予定通り、IT化の鍵を握る定型化について
考えてみたい。
投稿者 momolog01 : 11:39 | コメント (0) | トラックバック
手段は定型化すべきではない
前々回は、IT化の為には、数値化できるものは、極力数値化
することを述べた。また、一見、数値化できそうにないものでも、
工夫次第で数値化することが可能であると書いた。(GW中に
”へぇボタン”を導入した読者もいるのではないだろうか?笑)
さて、今回は、業務のルールを改善するポイントとして、定型化
することについて考えてみたい。
いろいろな本にも業務を定型化して、マニュアル化することで
効率を上げられると書かれている。また、このメルマガでも、
IT化を進めるには、業務の中の規則性を見出すことから始まると
書いた。しかし、社内規則では、発注書をFAXで送るとなっていても、
電話で注文してから、後付でFAXを送るなどといったことが起きて
おり、規則がうまく機能していないことがあるとも書いた。では、
その中から、どうやって定型化していくのか?
よくよく考えると、発注書をFAXで送ろうが、電話しようが、
メールで送ろうが、”発注する”という行為は共通しているのである。
つまりは、伝える手段が変わっているだけで、それによって成し
遂げられることには変わりが無い。この点をしっかりと見極めて
いかないと思わぬ落とし穴にはまり込んでしまう。
ビジネスをする上では、何らかの取引が発生しているわけであり、
各段階に分けて考えることができる。例えば、アポ取り、訪問、提案、
価格交渉、契約、製造、納品、請求、入金といったステップである。
ここに記載したのは、それぞれの”行為”であって、手段ではない。
また、そこでの商品がなんであれ、同じステップを踏むことになる。
当たり前と言われれば、それまでなのだが、この各ステップで、
今、どこの段階にあるのかが非常に重要なのであって、
このステップをいかに早く回していけるかもビジネスを行う上では
非常に重要なことなのである。
こういったステップをルール化して、IT化することが大きな
ポイントの一つだ。このステップを”定量化”して、例えば、最初の
アポ取りから入金までを10ステップに分けて、営業マンには、
顧客ごとにどのステップにあるか数値を入力してもらうのである。
これを実施するだけで、営業全体を把握しやすくなるだけでなく、
ITの本領(?)を発揮してグラフにすれば、視覚的にすぐ理解でき、
どの顧客の取引がどこの段階にあるかが誰にでも分かるようになる。
そうなれば、担当者が不在であっても、おおまかな状況を把握した
上での対応をすることが可能になる。また、3次元のグラフにして
時系列に表示すれば、交渉に長引いている顧客や、こちらの製造が
追いついていない顧客なども一目瞭然である。
さらに、これらの平均値を計算すれば、一つの取引が完了する
までの各ステップに必要な期間が分かり、どのステップを改善すれば、
効果的に売上が伸びるのかも具体的に検討できるのである。
あまりにも当たり前すぎて、拍子抜けするかもしれないが、IT化と
いうのは、このように業務そのものを具体的に評価するために使う
ことができるのであり、改善する部分をより客観的に判断できるように
できるのである。
投稿者 momolog01 : 11:40 | コメント (0) | トラックバック
Winny事件に思うこと
Winnyの作成者が逮捕された。この事件は、いろいろな波紋を
呼んでいる。さて、今回の逮捕劇は何が問題なのだろうか?
ITも倫理が問われるという非常に複雑な問題になってきている
ことについて考えてみたい。
Winnyというソフトウェアは、サーバを介さず、パソコン同士が
勝手にファイルをやりとりするソフトウェアである。さらに、
匿名性が高く、誰のパソコンから誰のパソコンにファイルが届いて
いるのか分からないようにしている。技術的には、単純にデータを
やり取りするというものであり、その点だけを考えると、Webサイト
からダウンロードするのとか、あるいは、Yahoo!メッセンジャー
などでファイルをやりとりするのと変わりないように見えるし、
事実、それほど差があるわけではない。
しかし、このソフトウェアが、なぜ問題になったかというと、
このソフトを使うことによって、どこの誰とも分からないままで、
著作権侵害の音楽データや映画などの動画データをいろいろな
人に配布できてしまうから、著作権侵害のほう助にあたると
して、ソフトウェアの作者が逮捕されたのである。これは、
世界でも例のないことであり、海外からも注目されている。
判決が出ていないので、どういうことになるのかは不明だが、
ソフトウェアを作ったことで逮捕されてしまうというのは、
微妙な問題をはらんでいる。例えば、Webページで著作権侵害に
当たるようなデータをダウンロードさせているような場合、
Webサーバのプログラムを作った人物も著作権侵害のほう助に
なってしまうのか?という疑問が出てくるし、違法コピーの
ビデオやCD、DVDを作っていた人物が捕まると、そのコピーに
使われたソフトウェアやパソコンを作った人物なり会社が取締り
を受けることになってしまうのか? そもそも、ソフトウェアの
違法性というものは、どこを基準に誰が判断していくのかなど、
どこで犯罪と犯罪でないという線引きをするのかが、難しく
なってくる。
また、先のWinnyについても、どちらかというと、アングラな
一部のマニアックな人たちのツールだったものが、パソコン雑誌に
使い方を掲載したり、本によっては、市販の映画のDVDや音楽CDの
データが簡単に手に入るといったことを堂々と記事にすることに
よって、多くの人が使うようになってしまったこともあるように
思う。そういう出版社については、何のお咎めもないのだろうか?
包丁で殺人事件が起きたら、包丁を作った人が逮捕されるのか?
というのは、あまりにも飛躍しすぎる例えではあるが、インター
ネットのようなデジタルデータを利用する場合では、著作権との
関係が非常にグレーになってしまったままであり、法的な整備が
遅れているのは事実である。それだからこそ、誰も踏み絵を突き
つけられたくないから、逮捕ということが起きなかったこともある。
しかし、今回は、京都府警は、その踏み絵を裁判所に突きつけたの
である。
もし、有罪判決になれば、今後、ソフトウェアを作る場合は、
それが、どういう犯罪を助長させるのか考慮しないといけなくなる
だろう。これでは、ソフトウェアを自由に作るということができなく
なるかもしれない。しかし、逆に、無罪となった場合は、より進化
した形のWinnyのようなソフトが巷にあふれ、著作権をどうやって
守るのかが難しい問題となってくる。
著作権の問題だけでなく、暗号化の技術も、盗聴されないように
するためには重要な技術なのだが、これが悪用されると、犯罪組織の
メールのやり取りにも使われるようになり、警察が傍受したり、
あるいは、パソコンを差し押さえしても、ハードディスクのデータを
まったく解析できないということにもなる。
このようにITの技術も、バイオテクノロジーと同様に、諸刃の剣に
なってきており、警察や裁判所は、より難しい判断を求められてきて
いる。さらに、それを使う我々一人ひとりの道徳や倫理観といった
ものが問われるような世の中になりつつあるのかもしれない。
投稿者 momolog01 : 11:41 | コメント (0) | トラックバック
ITで顧客に応じた対応をするには?
マーケティングなどと小難しい理屈を述べなくても、お客を
相手にしていれば当たり前のことだが、お客に応じて対応を
変えなくてはいけない。前回までは、どちらかというと社内の
業務にITをどう活かすか?という視点で見てきたが、今回からは、
ITを通してお客をどう見ていくのか、どう対応するのかについて
考えてみたい。
筆者はマーケティングが専門ではないので、大雑把なことしか
書けないが、まず、顧客と一言で言っても、”お得意さん”、
”最低でも一度は買ってくれたお客”、”来店はしたけど、
購入しなかったお客”、”まだ来店していないお客(?)”という
分類ができるだろう。よく売れているお店というのは、この客層を
うまく分類して、ちゃんと対応を変えている。お得意さんには、
”いつもお買い上げありがとうございます”だろうし、来店しても
購入していないお客には、”その後、ご検討いただけたでしょうか?”
というような文面でのダイレクトメールを打っている。一度も
来た事のない人たちを引き入れるには、それなりのキャッチコピーを
入れなければならないだろう。
さて、ITをここに活用するには、何が必要なのだろうか?
まずは、顧客を分類することからはじめなければならない。
ここで、慌てて、パソコンに向かって、一心不乱に顧客名簿を打ち
込んでいるようでは、典型的な間違ったIT化を進めることになる(笑)。
もう、お分かりかとは思うが、名簿を打ち込むのは、デジタル化で
しかなく、全くITとは関係がない。
まずは、今ある顧客カードでもノートに記載された名簿でも
かまわないので、お得意客、時々来る客、一度しか来ていない客と
いった分類をし、それぞれ分類された顧客単価をはじき出すことから
はじめなくてはいけない。また、接客している店員なり営業担当の
意見も吸い上げて、それぞれ、どんな客が多いのかを把握することも
重要である。
ひょっとしたら、売り上げの数字上はお得意様だとしても、買った
後のクレームが多くて、とても手のかかるお客だったり、時々しか
来ないけれど、来たときは必ず高額商品を買っていくといった特徴が
あるかもしれない。
店頭で販売しているのであれば、雨の日がよく売れるとか、夫婦で
買いに来るとか、お年寄りがよく買いに来るとか、いろいろな特徴を
つかんでおかないといけない。
こういう分類をして、それぞれの客層の特徴(年齢層、性別、
購入商品、購入時間帯などなど)を把握していく事が、IT化への
第一歩なのである。こうすることによって、どんな顧客に対して、
売り込みをかけるべきなのか、また、売れていない客層は、なぜ
売れないのかをしっかりと見極めていくことができるようになる。
つまり、”現状を認識する”ことが第一歩なのである。
(できれば、同業他社との違いも調べるべきであろう。)
こういったことを通して、”頭で考えていた仮想のお客”と
”実際に商品を購入する現実のお客”の差が明確に浮き彫りになって
くる。いくら”仮想のお客”に売り込みをかけても、的外れな販促を
していることになり、努力した割には、売り上げに結びつかない。
現実のお客に対してアプローチしなければ、売り上げは伸びないのは
当たり前である。
さて、次回は、もう少しITらしい(?)アプローチを考えてみよう。
投稿者 momolog01 : 11:42 | コメント (0) | トラックバック
お得意様へと持っていくためにITを活用するには?
前回、顧客を分析・分類し、その顧客に応じた対応をしていく
ことが重要であると述べた。しかし、そこでは、特にパソコン
など使わなくてもできる方法であり、そこにパソコンを使って
ITらしい(?)方法とはどういうものなのかを考えてみたい。
売り上げを上げるには、さまざまな方法があるが、大きく分け
ると、新規顧客を獲得するという方法と、既存顧客をお得意様に
するという方法がある。マーケティングの本などを見ると、新規
顧客を獲得する方が、既存顧客をリピーターにするよりも何倍も
労力(コスト)を必要とすると書かれている。
考えるまでもないが、既存顧客は、自社の製品やサービスを
知っており、商品によっては、配達することで顧客の住所などが
分かっているので、二度目のアプローチはやりやすい。新規顧客は、
そもそも、扱っている商品なりサービスなりを欲しがっている顧客が
どこにいるのか分からないから大変なのである。
今回は、まず、既存顧客をお得意様へ引き上げるためにITを活用
することを考えてみよう。いろいろなアプローチがあるとは思うが、
ここでは、販促のためにメールを使うことを前提とする。
すべての顧客に同じメールを送っても、それほど効果がないのは
当たり前である。まずは、顧客を分類し、少し遠のいている、購入
してから時間が経っている顧客に絞込み、この顧客をリピーターに
育て上げることから考えるべきだろう。
これらの顧客に、メールを送るのだが、メールの内容は、広告や
マーケティングの素人の筆者が述べるより、いろいろな書籍や
セミナーで学んだ頂くとして、重要なのは、ただメールを送れば
終わりではなく、ここからが、勝負なのである。エラーメールで
戻ってきていないか、何らかの問い合わせなどがあったか、商品購入
につながったのかなど、顧客ごとに追跡していかなければならない。
メール配信数が少なければ、人手でも十分出来るが、何百とか何千
というメールを配信していると、その管理だけでも時間をとられて
しまう。似通ったメールアドレスもあるので、間違えてしまったり、
メールを見落としてしまったりする可能性もある。
ここで、コンピュータが活躍する。こういった繰り返し行わなけれ
ばならない業務や、履歴を残していくといった、まさに”機械的”な
作業こそパソコンは得意であり、24時間休むことなく黙々と処理して
くれるのである。
エラーになったメールや、問い合わせのメールを振り分け、さらに、
メールが入ってきた日時を顧客名簿に記録し、条件にあった顧客を
選び出して、一覧にする(つまりメールの第二弾、第三弾のリスト
作成である)といったことが自動的にできるようにシステムにして
しまう。こういった仕組みをコンピュータのシステムとして作りこんで
しまえば、一回きりで使うのではなく、顧客をどんどん細かく分類して
いくことが可能で、より細かくフォローができるのである。
ここまで読んで、”な~んだ。ITを使うって書いてるから、もっと
すごいことかと思ったのに”と感じている読者も多いのではないだ
ろうか?しかし、実際のところ、ITを使うとは、ビジネスの本業を
きちんと理解し、単純作業をパソコンにやらせるといったことでしか
ない。コンピュータが勝手に営業して、勝手に売り上げを伸ばして
くれるなどありえないのだ。くれぐれも、”ITで売り上げ倍増!”
などという宣伝に乗せられないよう気をつけたいものだ。
(と、書いている筆者は、同業者から恨まれるかもしれないが。笑)
投稿者 momolog01 : 11:44 | コメント (0) | トラックバック
新規顧客を獲得するのにメールは有効なのか?
メールで顧客獲得とか、メール広告マーケティングなどの
書籍が書店には並んでいる。さて、このメールによる広告効果は、
どこまであるのだろうか? 今回も筆者の経験から見てみたい。
さて、読者の方々は、毎日、どれぐらいのメールを受け取って
いるのだろうか?少々古い情報だが、平成14年の2月に実施した
内閣府の国民生活モニター調査結果によると”知らない相手からの
メールを迷惑と感じる”というのが8割も占める結果になっており、
大多数の人たちが、知らないところからくるメールを迷惑と感じて
いる。現時点では、ADSLなどのブロードバンドも広がっており、
常時接続をしているユーザが多くなっていることを考慮すると、
迷惑だと感じている人は、もっと増えているだろう。
ここで、問題ないのは、”知らない相手”ということをどう考えるか?
ということである。ホームページでメールアドレスを入力したり、
あるいは、オンラインショップで商品を購入した人は、果たして、
どこまでその店舗や会社を意識しているのだろうか?
今では、個人情報の扱いなどがうるさくなっているので、”今後、
当社からのメールを受け取りますか?”などといった質問にチェックを
入れて、”許可”を得てからメールを送っているだろう。数箇所なら
まだしも、懸賞の応募や、店頭で購入してもメールアドレスを記入させる
ようなケースも増えてきており、それらをすべて把握していることなど
不可能である。また、掲示板などで発言した場合にメールアドレスが
表示されるものも多くなっているので、そういうメールアドレスを収集して、
メールを送るような業者もいるので、ユーザ側から見ると、自分が意識して
登録していたのか、勝手に送られてきているのか区別など出来なくなりつつ
あるのではないだろうか?
実際、筆者の場合は、10年以上前から個人のホームページを持ち、
メールアドレスを表記していることから、毎日百通を超える広告メールが
届くような状況になっている。このような状況では、有益なメールが届いて
いるのかもしれないが、見落とす、というようり、発見することすら難しい
状況である。
通常の郵便で届くダイレクトメールですら、月に何通も届くような状況
なのだから、ほとんどコストの掛からないメールでの広告は、今後、
恐ろしく増大することは目に見えている。そして、より過激な(?)
タイトルをつけて、目を留めようとあの手この手でメールが届くようになり、
そのうち電子メールそのものが使えないジャンクメールの溜り場になるの
ではないかと思ってしまう。
しかし、その一方で、メールでの広告を見て、商品購入を行ったという
消費者も4割ほどいるという調査結果もあり、必ずしも、無益な広告では
ない。では、何が違っているのだろうか?簡単に言えば、消費者にどれだけ
付加価値を与えられるかどうかでメールを読んでくれるのかどうかが決まる。
つまり、送られてくる内容が、単純に商品の説明や価格の情報だけであれば、
ほとんど意味がないかもしれないが、その商品に関連する情報を掲載したり、
似たようなものを購入している消費者に対して、困っている点を解決する
方法や、手入れの方法などの情報を提供することで、信頼感を与えられ
なければならないのである。
当然だが、メールというデジタルなものを介してはいるが、結局、人と
人とのやりとりであることを忘れてはいけない。何万人にメールを送り
つけて、ヒット率が何%というような人の見えない統計データで一喜一憂
するのではなく、そのメールを読んでくれる人たちのことを考えてメールを
書くのが重要なのである。デジタルだのITだのと言ったところで、結局は、
人を相手にしているということを忘れてしまうと、ビジネスは行き詰って
しまう。ネットワークの向こうにいるお客さんの顔が見えなくなっていない
だろうか?
【参考URL】
平成13年度国民生活モニター(2月実施調査)結果(PDFファイル)
http://www.consumer.go.jp/info/kohyo/monitor0202.pdf
投稿者 momolog01 : 11:45 | コメント (0) | トラックバック
ホームページのURLをどうやって覚えてもらうか?
ホームページを開設しても、そのURLが分からなければアクセス
してもらえない。電話を引いても電話番号を知ってもらわなければ
電話は掛かってこないのと同じである。では、そのURLをどうやって
覚えてもらうか? また、どうやってアクセスしてもらうのか?
今回は、その点について考えてみたい。
インターネットを使ってビジネスを行う場合、一番面倒なのが
URLを覚えてもらうことである。街角のポスターや、電車の広告に
URLを掲載しているのを見かけるが、はたしてどこまで効果があるの
だろうか? メモをとっている人を見たこともないし、URL程度は
簡単に覚えられることができる人たちが多いとも思えない。
一時期、日本語ドメインといって、日本語のURLをつけられると
いうのが話題になり、面倒なアルファベットを覚えなくても日本語で
打ち込めるというのでこぞって登録している企業が多かった。
しかし、筆者は、その時に、日本語ドメインは受け入れられないと
思っていた。理由は簡単で、日本語は、一見、覚えやすそうで、実は、
覚えにくいのである。例えば、筆者のホームページを名前で、
www.足立.comとしたとする。しかし、これを打ち込むときには、
”足立? 安達? それとも、ひらがなで、あだちだっけ?”と混乱
するのではないだろうか? 会社名でも、略称で覚えられていたり、
商品名の方が有名だったりすると、日本語名のURLなど非常に難しく
なる。それが分かったので、日本語ドメインは受け入れられないと
思っていた。そして、その通り、日本語ドメインは広まっていない。
それよりも、URLは、電話番号や、数字などを組み合わせて語呂
合わせなどをする方が覚えられやすいのではないだろうか? 社名
などでURLを使っているところも多いが、合併したり、社名変更する
ことが多い昨今の事情を考えると、ユーザに覚えたもらったURLが無駄
になってしまうこともある。それよりも、会社のイメージや、ビジョン
を語るような用語、語呂合わせをしてURLを付けるのも手である。
そうすれば、社名の似通った会社とのドメインの取り合いなどの面倒な
話もなくなる。
また、検索エンジンなどに登録することも重要だが、今は、登録する
企業が多くて、いかにして検索結果のトップに持ってくるようにするか?
が重要であり、さらに、それを請け負うビジネスにしている企業もある。
そんな中で検索結果に残り、クリックしてもらうのは大変な状況に
なっている。
しかし、すでに実施している企業も多いかと思うが、似通った
キーワードでも検索されるようにするという手法もある。ユーザの立場を
考えてみると分かるが、必ずしも自社の製品名を正しく覚えてくれている
とは限らないのである。タイプミスしたり、略称で覚えていたり、ユーザ
にどのように訴えかけているか?をしっかりと分析して、そのキーワードで
検索して出てくるようにしておかないといけない。
先のポスターや広告にしても、URLを掲載するという方法だけでなく、
”○○○で検索して頂ければ、すぐに見つかります”といった告知も効果が
ある。
このようにユーザが使う場合に、いかにホームページにたどり着きやすく
するのか?が課題であり、社名にこだわったり、商品名にこだわったりする
必要はない。URLは、あくまでもユーザからアクセスしてもらうのが第一の
目的なのだから。
投稿者 momolog01 : 11:46 | コメント (0) | トラックバック
ホームページを更新することがアクセス向上につながるのか?
先週のメルマガの編集後記には、筆者がURLについて、書いた
ことを受けて、”情報の更新がないと当然アクセスは減ります”と
編集人は書いていた。さて、今回は、それについて考えてみたい。
一般的には、ホームページのアクセスを上げるためには、頻繁に
更新して、見るたびに新しい情報が出ているのがいいと言われている。
確かに、頻繁に更新することで、アクセスが向上するのは、事実だろう。
しかし、その更新するというのも、”ユーザにとって有益な更新”
でないと意味がない。この点を取り違えていることが多く、ホーム
ページの運用ルールに、”毎月更新する”というような項目を入れて、
”で、今月、なんか新しいニュースない?”という会議が行われ、
”んー... 今月は新製品の発表もないし、特にイベントもないから、
季節に合わせた色に変えて、挨拶の言葉を入れるか...”といった
結論になるのが落ちである。
また、リニューアルと称して、ページのデザインをがらっと変える
こともあり、そして、確かに、一時的にアクセスが増える。しかし、
これは、冷静に判断すると、ページ構成が変わってしまうので、今まで
見ていた情報がどこにあるのか分からないので、探し回っているだけ
なのかもしれない。そう、スーパーや百貨店で、改装して、商品棚の
配置が変わると、どこに何があるのか分からなくて、店内をうろうろして、
店に滞留している時間が長くなり、客が増えたように感じるだけなの
かもしれない。
ホームページを作って公開する前に、定期的に更新していくような
情報があるのか、そもそも、それによって、売り上げが伸びるのかを
しっかりと見極めておかなければならない。定期的に更新するという
ルールを作ってしまうと、更新のために無理に情報を作らないといけ
なくなり、さらに、そのためのコストが掛かって、かつ、そんな情報は
ユーザにとっても価値を見出せないから、売り上げにも貢献できないと
いう悪循環になってしまう。自社のビジネスは何がメインなのか、ホーム
ページでどんな情報提供することがユーザにとって意味があるのか、また、
更新するといっても、そもそも更新する必要があるのかということも
しっかりと検討しなければならない。こういう議論を抜きにして、
”更新頻度が高いホームページは、アクセスが増える”ということをだけで、
”毎月更新する”という方法論だけが決まり、月末になると、先に書いた
ような無意味な会議をすることになる。これでは、本末転倒である。
ホームページのアクセス数を上げるためのノウハウ本がいろいろ出て
いるが、そんな方法論に頼るのではなく、あくまでも、ビジネスの原点に
戻って、何のために情報提供するのかを議論すべきだろう。
投稿者 momolog01 : 11:47 | コメント (0) | トラックバック
情報検索をアシストするのは、やはり人間
気がつくと携帯電話は情報端末と化しており、ハードディスク
レコーダーも勝手に番組表を取り込んで表示してくれる。そして、
カーナビも地図だけでなく、いろいろな旅行ガイドや近くのファミ
レスの検索などもやってくれる。とんでもない情報に囲まれて生活
する状態になったものだ。さて、その中で情報を使いこなせるの
だろうか?
インターネットを使えば、様々な情報が手に入るのは事実だ。
しかし、その情報を手に入れるために”情報”が必要であることを
意識しているだろうか?
何を言いたいのだ?と思われるかもしれないが、情報を引っ張り
出すためには、最低、次の2つが条件となる。
1)情報を引き出す方法を知っていること
2)情報のキーワードを知っていること
最初の項目は、当たり前だが、案外、気がつかないことが多い。
インターネットで検索できるといっても、パソコンの基本的な使い方や、
インターネットに接続するためにプロバイダーに申し込んだりしないと
いけない。そういった事前の手続きを知っていなければ、”インター
ネットで検索できる”ことを知っていても、どうにもならない。
二番目の項目は、”検索する”と”相談する”の区別ができていないと
混乱することである。検索するとは、図書館の中から本を探し出すような
もので、”すでにある情報の中からキーワードを使ってそれに合致する
ものを選び出す”のである。
ところが、”相談する”は、資料にはない回答を求めている場合、
あるいは、問題点そのものが分からない場合である。そのような場合は、
インターネットで検索するなど何の役にも立たない。検索するキー
ワードが分からないからだ。(もっとも、インターネットの掲示板や
メールで相談するということはあるが、これは、インターネット上に
答えがあるのではなく、あくまでも人である。)
さて、情報がどんどん多くなっている現在、上記の1)も2)も難しく
なってきている。読者も経験があると思うが、検索ページで、キーワードを
1つや2つ程度では、何千件という検索結果が出てしまって、途方にくれて
しまう事がある。そうなると、検索サイトの細かな絞込み設定を知らないと
いけないし、キーワードもより多く知っておかないと絞り込めない。
こうなってくると、検索でさえ、誰かに”相談”したり、教えてもらわ
ないとできなくなってくる。
今月の日経WinPCにトヨタのカーナビの話が書かれていたのだが、非常に
興味深い話が出ていた。日産のカーナビには、ハンズフリーの携帯が付いて
おり、その携帯を通してオペレータに電話して、”この近くのレストランを
探して欲しい”と伝えると、オペレータがその車に搭載されたカーナビを
リモート操作して、レストランを表示するといったことができるという。
当然、ユーザが音声認識機能を使ってカーナビを音声だけで同じ操作を
できるのだが、この機能(サービス?)を利用するユーザが多いそうだ。
このように便利になってくるとはいえ、機能が豊富になえることで使え
なくなり、結局はオペレータのように人を介してしか使えないようになるの
ではないだろうか? こういうところにも次のビジネスのヒントが隠されて
いるのだろう。
ただ、携帯電話がこれ以上機能が豊富になって、携帯電話でオペレータに
電話してから使うなんてことにはならないようにして欲しいが... (笑)
投稿者 momolog01 : 11:51 | コメント (0) | トラックバック
ホームページのインターフェイスは難しい
世の中には、次々と新しいサービスが展開されてくるが、その
ユーザインターフェイスを設計するのは、非常に難しい。特に、
ホームページで販売やサービスを行う場合、そこに書く内容も
重要だが、インターフェイスが問題になる。今回は、そのユーザ
インターフェイスについて考えてみたい。
コンピュータの画面のインターフェイスは、ウィンドウやアイコン
などで表示するので、グラフィカル・ユーザ・インターフェイス
(GUI、ジー・ユー・アイ、または、グイと読む)と言われている。
このGUIは、人間工学や感性工学といった分野から検討されて、
どうすれば、直感的に分かりやすくするかということで、いろいろな
GUIが編み出されている。例えば、丸いものは押したくなる、突っつき
たくなるという気持ちになるので、そういうデザインで押しボタンを
表現したりする。また、注意を喚起する場合は、赤で表示するように、
心理学を応用して作られている。
しかし、この手のGUIを作るのは、それなりの経験が必要なので、
プロのデザイナーに任せるしかない。
と、書いてしまうと、”じゃあ、今回のタイトルは何なのだ!”と
思われるだろう(笑)。デザイナーは、確かにGUIのプロであり、使い
やすさを考慮して、デザインを作ってくれるだろうが、その前に重要
なのは、そのデザイナーに何を頼むかを明確にしておかないといけない
のである。あくまでも、こちらが主体で何をユーザに提供するのかを
はっきりしておかないと、デザイナーも作るのに困ってしまうのだ。
GUIで決める上で考えておかないといけないのは、下記の3つでは
ないだろうか?
1)誰に見せるのか?
あまりにも当たり前すぎるのだが、これを明確にするというのは思った
ほど簡単ではない。年齢層や性別、また、コンピュータやインターネット
に関して初心者なのか、それなりに使える人をターゲットにするのかで、
GUIの作り方も変わってくる。ホームページを使って、どんな人にアピール
するのかをしっかりと決めておかないと、デザインが受け入れられず、
そこから先へ進んでくれないという結果を招く。
2)どこまで連れて行くのか?
曖昧な書き方をしているが、ホームページでどこまでユーザとのやり
とりをするかということである。例えば、商品の告知で留めるのか、
来店を促すのか、それとも、ホームページ上で購入までさせるのかで、
インターフェイスは、まったく異なったものになってくる。
特に購入まで勧めるには、そこまでスムーズに操作できないと、途中で
”面倒だ”とか、”不安になる”などがあると、購入するところまで完結
しない。支払い方法や、商品の発注画面のつくりは非常に重要になる。
3)運用者の画面は?
案外、忘れられてしまうのだが、GUIは、ユーザだけのものではなく、
商品やサービスを提供する管理者側のGUIもあるのだ。例えば、ユーザ
からの問い合わせで、注文したのに商品が届かないとか、ログインしようと
してパスワードを忘れたといった場合には、管理者画面で確認しないと
いけない。この管理者画面が分かりにくいGUIになっていると、スムーズな
対応ができなくなり、ユーザの評判が落ちるのは明らかである。
特に、この管理者画面は、必ずしも、コンピュータに詳しい人が操作する
とは限らないので、分かりやすいGUIが求められるから注意が必要だ。
運用のGUIで難しいところは、操作ミスを防ぐようにすることだろう。
ユーザ情報の変更や削除が、ボタン一つでできるようになっていると、
誤ってクリックして、大事な顧客データを一瞬で消してしまうという
ミスも起きる。それを防ぐには、実際にデータを操作する前に、確認の
メッセージを表示して、Okを押さないと操作できないとか、変更や削除は、
別の画面に移動し、さらに、その画面の色を変えて、操作している人に
視覚的に違うことをしているという意識を喚起するようなデザインにすると
いった工夫が必要である。
ビルや駅にある非常ボタンは赤で目立つようになっているが、そのボタン
はプラスチックなどでカバーされていて、誤って押したり、小さい子供が
面白半分で押すようなことのないようにできている。そういう工夫をして
おかないと、取り返しのつかないことになる。
特に個人情報の扱いが難しくなっている昨今、管理者画面については、
慎重に検討しておかないと、会社が傾くほどの大問題につながることもある。
最近では、会員情報の一覧表示させないとか、オペレータには、最低限の
情報しか見せないようにするなどの工夫をするようになっている。
このようにGUIを考える上では、実際に誰が使うのか、また、どんな運用を
するのかを検討しておかないと、後々、使いにくいものになってしまう。
それらを曖昧にしてデザイナーやホームページ作成業者に任してしまうと、
こちらの意図しているものと違ってしまい、何度も何度も作り変えることに
なって、結果的に時間もコストも無駄に使ってしまうことになるのだ。
やはりここでも、ITを使うためには、そのコンピュータの前にいる”相手”
を意識しないといけないのである。
【参考URL】
GUI(アスキーデジタル用語辞典)
http://yougo.ascii24.com/gh/72/007216.html
投稿者 momolog01 : 11:51 | コメント (0) | トラックバック
Blogが流行るのは?
世の中、Blog流行りである。なぜ、広がっているのだろう?何が
そこまで広がる理由になっているのだろう?そして、それを利用する
方法や、このメルマガでも使うことを考えてみたい。
まず、Blogだが、”ブログ”と読む。見た目は、掲示板のような
仕組みなのだが、面白いのは、日記のようにカレンダーと連動している
ものが多く、さらに、そこに書かれたものについてコメントしたり、
他のBlogの記事とリンクしたりと、いろいろな機能がある。
掲示板の場合は、だれでも自由に書き込んでいけるので、管理者が
いるとは言え、だれが管理者なのかよくわからなかったり、どんどん
話題がそれていくと、なかなかコントロールが難しい。しかし、Blogの
場合は、運営者が”記事”を書き、それに対してコメントを書くという
ことで、メインになるのが誰かが明確になっている。あくまでも主体者が
いて、その内容に関してコメントできるという仕組みなので、話の流れや
提供する話題は、運用者がコントロールできるのが大きな違いである。
また、画像なども貼り付けられるので、Webのページを簡単に作ることが
できるツールとも考えられる。
このようなBlogは、簡単なWeb作成という意味でも、個人の日記から、
趣味の情報提供、コレクションの紹介、ショップからの商品案内、技術
情報の提供、サポート情報などなど、いろいろな応用ができるのである。
ポータルサイトでも、Blogを無料提供するところが多くなっており、
今までは、ポータルサイトでコンテンツを提供していたのだが、ユーザが、
いろいろと情報を作り出し、さらに、それに刺激を受けて、さらに新たな
Blogをはじめる人がでてくるという状態になり、アクセスがどんどん増えて
いく。アクセスが増えることで、ポータルサイトは、バナー広告が展開
できるようになり、今までのコンテンツ不足の新たな解決策となっている。
先日も、プロのライターの方が言っていたが、プロ顔負けの文章を書く
人たちが出てきているし、マニアックな情報や、普通の人が知りえない
話を書いている人たちもいるということだ。
さて、ここで、このメルマガを通じて、一つ、Blogの可能性を考えて
みたい。毎回、Blogにメルマガの内容を掲載していくので、読者のみなさんと
意見交換できればと思っている。下記のURLでBlogがどんなものか、また、
そこでのコミュニケーションはどのようなものかを体験してもらいたい。
その中から、いろいろなビジネスへの応用も見出せるのではないかと思う。
参考URL
ブログでアフェリエイト入門
http://www.zxcvbnm.jp/blogaf/
ブログは、商用利用ができるものや、アフェリエイトができないものなど規約が
いろいろあるので、ここを参考にしてほしい。
投稿者 momolog01 : 11:52 | コメント (0) | トラックバック
Wikiは高度な掲示板
前回、Blogを紹介したが、似たようなツールは、世の中に多々
あるのだが、今回は、Wikiというものを紹介しよう。これは、
”ウキ(ウィキ)”と読み、面白いことに、見ている人が勝手に
ぺージを修正できるのが特徴である。
勝手に修正されて、困るんじゃないのか?という話もあるのだが、
実は、情報を共有する上では、非常にいい点もある。というのは、
読んだ人が、表記ミスや、間違った数値を書いていると、その場で
修正したり、新しい情報があると、そこに追記してくれるという
メリットがある。
ある意味、性善説になるのかもしれないが、学術関係や、社内で
活用する場合は、非常に面白い使い方ができる。実際、筆者の社内
では、Wikiを使っており、それを通して情報共有を行っている。
また、一般のWebページを作るようなHTMLは必要なく、ワープロに
近い感覚で記述できるのは使いやすい。他へのリンクなども、単純に
http://○○という表記をすれば、勝手に解釈してリンクになったり、
別ページへのリンクもページの名称を[[]]で囲ってしまえばこれも
リンクになる。このように非常に簡単な記述でリンクが作れるのが
面白い。ただ、ちょっと凝ったことをしたいとなると、記号を覚えないと
いけないので、一概に簡単に使えるとは言えない。
(もっとも、HTMLを覚えることを思えば、はるかに簡単ではあるが)
勝手に書き換えられるということがあるので、ビジネスで社外に
向けての情報発信には向かないかもしれないが、社内で情報共有する
といった使い方には向いているかもしれない。高度な掲示板としての
使い方ができるからだ。
さて、これも言葉で読んでいても分からないだろうから、無料で
使えるサイトにテストページを作ってみたので、試しに書き換えて
みてもらいたい。
Wiki版 関西版 見逃せないセミナー・講演はこれだ!
http://wiki.livedoor.jp/livedoorakiho/
投稿者 momolog01 : 11:57 | コメント (0) | トラックバック
本格的なWebサイトならXOOPS
Webコンテンツの表現するツールとして、Blog、WiKiを紹介
したが、今回は、本格的なWebサイト構築ツールであるXOOPSを
紹介しよう。
またしても読みにくいアルファベットのスペルだが、XOOPSは、
”ズープス”と読む。(しかし、日本人には覚えにくい....
筆者も、最初に見たときは、まったく読み方が想像できなかった。笑)
さて、このXOOPSだが、本格的なWebサイトが、5分で構築できると
言われていてる。画面の構成を見ると、BlogやWikiのように見える
かもしれないが、自由度は、一番大きくて、いろいろなサイトを見て
いると、”えっ? これがXOOPSで作られてる??”と驚くような
サイトもある。
ただ、当然ながら技術的にはそれなりにスキルが必要で、PHP、
MySQLといったものに触れたことがないと難しい。これまでに紹介した
Blog、Wiki、XOOPSと比較すると
<Blog>
日記サイトとして、こまめに情報発信できる。ユーザからコメントを
受け付けることが可能。技術スキルはほとんど不要。
<Wiki>
技術スキルがあまり必要ないが、簡単なルールを覚える必要がある。
Blogのように日記サイトとしても使えるが、ユーザが編集もできるので、
情報交換や、データベース的に情報を蓄積して適宜修正していくなど
使い方が広がる。
<XOOPS>
技術スキルは必要。PHPやMySQLをインストールできないと使えない。
但し、自由度はかなり高く、日記サイトのようなものだけでなく、会員制
にして、決められたユーザだけに見えるコンテンツを作りこんだり、
動画などのコンテンツも発信することができる。
といった違いだろうか?
まずは、Blogから情報発信の練習をして、徐々に何をするかを検討し、
それぞれの用途に応じてツールを使い分けていく、あるいは、ステップ
アップしていくのがいいかもしれない。また、何度も同じことを書いて
いるが、”情報発信”が目的になってはいけない。”どんな情報を誰に
対してどういう目的で発信するのか?”をしっかりと検討してからでないと、
いくら便利なツールでも、すぐに使わなくなってしまう。その点だけは、
勘違いしないようにしないといけない。
【参考URL】
XOOPS日本公式サイトが、XOOPSの集大成となっているので興味の
ある方はここから読んでみて欲しい。
■XOOPS日本公式サイト
http://jp.xoops.org/
XOOPSのちょっと面白いサイトは下記のようなものがある。
■直伝ネットセミナー
XOOPSで動画配信のオンラインセミナー
http://www.jikiden.co.jp/
■須磨観光協会
関西の神戸市にある須磨海岸で有名な須磨の観光案内
http://www.suma-kankokyokai.gr.jp/
投稿者 momolog01 : 12:02 | コメント (0) | トラックバック
IT社会で主体性を持つことができるか?
今回は、いきなり哲学的なタイトルをつけてしまったが、とある
勉強会で、面白い話を聴いたので、紹介したいと思う。京都大学の
大澤先生の話なのだが、人間というものは、実は、主体性を持って
いるようで、実は他者によって決められていく、また、それを受け
入れていくということだった。そして、それによって、このIT社会は、
非常に面白い実験場になっているという。ちょっとややこしい話だが、
数回に渡って説明してみたいと思う。
いきなり、歴史の話になるが、旧ソ連のスターリン体制の時代、
粛清が行われる。その中では、反体制といわれる人を強制逮捕し、
処刑していくのである。上層部から、”2,500人反体制がいるから、
逮捕しろ!”という指示がでると、2,499人でもなく、2,501人でもなく、
ぴったり2,500人を逮捕するのである。多いと、反体制でない者を逮捕
したと批判され、少なければ、捜査が手ぬるいと責められるので、
ぴったりの数にするのだ。
しかし、実際は、そんなぴったりの数の反体制の人物が捕まるわけが
ないから、関係ない人達まで捕まってしまう。当然、最初は、なぜ
逮捕されるのか分からない。しかし、当局が”でっち上げた”理由で、
反体制派であると何度も何度も言われているうちに、”ひょっとしたら
自分は、反体制なのか?”と思うようになり、最終的には、納得して
処刑されてしまうのだ。100万とも言われる犠牲者がいるのに、誰も、
最後まで”俺は関係ない!無罪だ!”と言って処刑されたものはいない
ということらしい。
ここに実は、人間の主体性の危うさが含まれている。自分で主体性を
持っていると思っていても、客観的な主体を押し付けられたとき、
例えば、”お前は、昨日、競争相手の業者の連中と飲んでただろう?
それはこちらの極秘情報を売っていたのではないのか?”といった容疑を
掛けられていくと、どんどんそこに囚われてしまって、最終的には、
自分は、本当は、産業スパイをやろうとしていたのかもしれないと思い
込んでしまうのだ。
そんなこと、ありえない!と思う読者は多いだろう。しかし、先の
スターリン体制の例もあるように、実は、すごく人間の主体性は危うい。
社会問題になる新興宗教団体も、いまだに活動を停止しないし、それ
どころか、新たに信者になる人もいる。ありえないと思っていることが、
実は、目の前で起きている。そのことに気がついていないだけなのだ。
それほど、主体などというものは、危うい存在なのである。
そこまで大げさではなくても、会社で上司に、”だから、おまえは
駄目なんだ”と言われて、”そうだ、俺は、駄目なんだ”と落ち込む
という経験を持っている人も多いのではないだろうか?これも、主体の
なさの一つだろう。他者に言われることで納得して、自分の主体と思って
しまうのだ。
これは、IT社会では、非常に大きな問題になる。つまり、データ
ベースに蓄えられた”客観的なデータ”が、自分の信じている主体と
食い違っていた場合に、どちらが優先されるのか?ということである。
先の理屈からすると、どうしても、データベースに蓄えられたデータが
正しいということになってしまう可能性が高いのだ。
次回は、もう少し、突っ込んで考えてみたい。
【参考文献】
投稿者 momolog01 : 12:05 | コメント (0) | トラックバック
IT社会で主体性を持つことができるか?2
前回は、スターリン体制の事例をあげて、主体性が客観的に
受け付けられることの危うさを書いた。そして、今後のIT社会
では、データベースに蓄えられたデータが主体として認められ、
個人の記憶や感覚による主体が危うくなるとも書いた。
さて、IT社会でのデータベースに蓄えられる主体とはなんだ
ろうか?これについて、考えてみたい。
前回に引き続き、京大の大澤教授の話からすると、名前の意味
ということを哲学的に考えていくことにする。そもそも、名前を
つけるためには、その対象とするものの特徴・性質を一つ一つ
列記することで定義付けすることだと考えられる。例えば、
筆者”足立 明穂”という名前は、”足立 明穂は男である”、
”足立明穂は日本人である”、”足立 明穂は関西に住んでいる”等、
延々と列記していくことで、その塊が”足立 明穂”を形作ると
いうことだ。
これをIT社会のデータベースに置き換えていくと、住基ネット
では、生年月日や生まれ、家系、配偶者などの情報が細かく定義
されていく。そして、クレジットカードを持っている人は、その
購入履歴を細かく定義され、データとして蓄えられていく。
そうやって、ある人物は、IT社会の中では、細かく分断された
データの片鱗の集まりとして定義されていくわけだ。
そのような社会の中では、自分の行動履歴をぜんぶ暗記している、
あるいは、すべて記録しているなど不可能(と言い切れないが、
まず普通の人にはできない。つまり、毎日、どこへ行ったか、誰に
会ったか、何を買ったかなどをすべて記録することなど現実的に
できない)である。そうなると、データベースの中に誤った記録が
残ってしまっても、それを立証することが、非常に難しくなる。
多くの人は、給与計算や税金の計算、ガス代の請求、電話代の請求、
カード会社の請求など間違いはないと思って支払っているし、実際、
こまかくチェックなど難しくてできない。大きく金額が違えば気が
つくが、数円、数十円の違いに気づく人は少ないだろう。
そんな些細なことは、問題ではなく、大きな問題、例えば、
何百万の借金をしているとか、車の事故を起こしたなどという履歴
なら、記憶違いなどありえないというかもしれない。しかし、データ
ベースに記録されていた場合、それをどうやって、あなたは間違い
だと立証するのだろうか?もし、あるデータベースの記録ミスから
他のデータベースへその記録がコピーされ、さらにそれをベースに
次々とコピーされていくと、これらすべてを否定することなどできる
のだろうか?前回のスターリン体制での事例ではないが、自分の記憶が
間違いだと思うようになるのではないだろうか?
これらの究極の個人情報の一つが、ゲノム情報だと考えられる。
ゲノム情報とは、遺伝子の情報のことであるが、これを解析して、
個人情報として保管されてしまうと、その情報が本当に自分のもの
なのかどうなのかなどどうやって知るすべがあるのか? 例えば、
あなたのゲノム情報から、40歳以上で肺がんになる確率が70%
ですと言われた場合、それを否定することなどできないだろうし、
そのまま納得するのがほとんどの人の対応ではないだろうか?また、
その情報は個人の情報なのか、それとも医療情報となって他者が参照
することが可能なのか?なかなか面倒な問題である。
さて、次回は、少々、飛躍するが、このような恐ろしいと思うような
話をして、実は、監視されたがる人達について、述べたいと思う。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■IT社会で主体性を持つことができるか?3■
足立明穂
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前回は、IT社会の中では、個人の記憶よりもデータベースに
記録されたデータが優先されていくというSFの世界のようなことを
書いた。では、そんな中では、どうやって個人の情報の信憑性を
保つのか? 実は、ここに監視される社会の意味があるのではないか?
と思われる。
監視カメラというと、その言葉から受けるイメージで、よくない
もののように思われている。しかし、実際は、すでに、いたるところに
監視カメラは設置されており、コンビニや銀行、商店街に駐車場、
エレベータと様々なところに監視カメラは配置されている。
そして、それによって、犯罪者が捕まったり、防犯になったりと、
よい面も多い。
プライバシーの問題ということで、監視カメラを毛嫌いする人達も
いるが、果たして、そこでのプライバシーとは何を指しているの
だろうか?言い換えると、完璧にプライバシーが確保された環境では、
何をしたいのか?という問題である。
変な話かもしれないが、監視カメラのついているレンタルビデオ屋で、
エッチなビデオを借りているし、プロバイダーに履歴は残っているにも
関わらず、インターネットで、テロリストのホームページを見る事
だってやっている。
実は、監視されていようが、しようまいが、あまり関係はないので
ある。困るのは、本気でテロを行おうとしてる危険人物や、爆弾を
作ろうとしてる集団であったりするのである。彼らにとっては、監視
されていることで、行動が非常に難しい。しかし、一般の人達に
とっては、プライバシーよりも、そういう危険な人物を監視することの
方が重要であるはずだ。
また、現代は、ITに抵抗のない人達と、ITアレルギーとでも言える
人達の同居している非常に面白い(?)世界になっている。後50年も
すれば、テレビのようにコンピュータを使っているだろうが、今は、
過渡期なのだ。その中で、ITに慣れ親しんでいる、というよりも、
当たり前にメールを使っている人達は、つながっていること、監視される
他者がいることで安心しているところがある。
例えば、携帯メールだが、返信をすぐに求める傾向が強い。すぐに
返信が来ないと無視されているという感覚になり、孤独を感じてしまう
人達が出てきている。また、少し前に紹介したBlogのような日記
サイトで、日々の出来事を書いている人がすごく多い。インターネットと
いう誰でも見ることができる場に個人的なことをひけらかしているという
状態である。これなど、プライバシーもなにもなく、見られていることに
快楽を覚えている状況のようだ。
このように監視されること、他者に関与されることを求めている人達が
多くなってきている中では、プライバシーそのものの考え方が、変化して
いく。また、自分の記憶に頼るより、多くの監視の目を持つことで、逆に
客観的に主体を確保するという時代に突入するのかもしれない。
なんとも理解しにくいことかもしれないが、プライバシーという概念、
監視という概念が変革する時期にきているようである。
投稿者 momolog01 : 12:05 | コメント (0) | トラックバック
ソーシャルネットワークサービスは流行るのか?
ソーシャルネットワークサービス(SNS)が急速に増大している。
簡単に言うと”友達の友達は、みな友達だ。みんなで広げよう
友達の輪”サービスなのだが、一時期の流行に終わるのか、それとも、
定着していくのか...今回は、SNSについて考えてみたい。
SNSは、会員限定のサービスであることに大きな特徴があり、さらに、
会員からの紹介でないと登録できない仕組みなっているものが多い。
つまり、SNSのメンバーに知り合いがいないと会員登録できないのだ。
細かな説明は省略するが、メンバーから招待メールを受け取り、そこに
記されたURLから登録して会員になることができる。
なぜ、こんな仕組みになっているかというと、知り合いの紹介にする
ことで、偽ったプロフィールの登録や、怪しい目的(?)での登録を
防ごうとしているのである。さらに、会員になっても、友達の友達に
しかメールできないといった制限をかけることで、無差別にセールスの
メールや、商談を持ちかけられないように制限している。
要するに、これらは、知り合いの紹介で入っているということで、
”心理的”な圧力(?)、あるいは、良心によって、迷惑行為を防ごうと
しているのである。
晴れて会員になれると、ログインした後は、個人のページがあり、
そこに友人のページへのリンクが一覧になっていたり、さらに、掲示板を
作って、自分の好きなテーマで議論することができたり、あるいは、他の
会員が作った掲示板に参加するなどできるようになっている。
先に書いたように友達の友達という安心感や、また、会員の紹介でしか
入れないということで、ある種ステータスのようなところもあって、
急速に会員が増えているのも事実である。さらに、自分のページに
友達リンクが増えていくことが、嬉しくなっていくという心理的効果も
あって、どんどん友人を増やしていくことにもなっている。
さて、ここで問題は、本当に、そこまでの”心理的”抑圧、あるいは、
良心に訴えることができるのか?ということである。
はっきり言って、ネットワークだけで完結する場合、どこまで
プロフィールを信用するかは、難しい。故意でなくとも、タイプミスして
いても本人が気がつかないし、紹介者も、そんなに細かく知人の
プロフィールを確認していないからだ。
とあるSNSでも、有名タレントの写真画像と名前を語ってプロフィールを
登録している人がおり、他の会員の中には本人だと信じていた人もいた。
このように、友達の友達の友達レベルになると、もう本当にプロフィールが
正しいのかどうかなど、分からなくなってしまう。
個人認証を認証局などの第三者の公的機関で行うような仕組みであれば、
かなり信用できる内容になるのだが、所詮、自己申告だけでは、偽ること
など簡単なのである。
急激に伸びているSNS。単に名前を変えた出会い系サイトに見えてしまう
のだが、ぜひ、SNSを行っている方々は、そういう方向に進まないように
うまく利用してもらいたいと願うばかりである。
投稿者 momolog01 : 12:10 | コメント (0) | トラックバック
いよいよ本格的になってきた情報ビジネス
筆者の偏りもあるかもしれないが、情報を売るビジネスがすごく
広まっているように思える。確かに、情報を売るビジネスは、昔から
あったのだが、情報というよりも、データといった商売が多かった。
厳密に分けるのは難しいが、例えば、顧客名簿とか、企業情報などは、
データである。もっと分かりやすい例は、電話帳である。
これらのデータを売るというビジネスは存在していたのだが、
情報=インフォメーションに相当する情報を販売するものが多くなって
きている。今回は、これについて考えてみたい。
インフォメーションを説明するのも、なかなか面倒なのだが、一言で
片付ければ、”ノウハウ”ということになる。この手の情報は、従来は、
書籍という形で、出版社から出されたものを購入するという形態が一般的
であり、少し高額なものでは、セミナーを受講するという情報の入手方法
になっていた。
しかし、インターネットが普及し、また、PDFのような電子媒体が簡単に
扱えるようになってきたこと、音声や動画といったものをCDに焼くことも
普通のパソコンでできるようになったことで、”紙媒体の書籍”以外の
情報提供が急増している。
まったく無名の人が、ノウハウをしゃべってCDに焼いて販売していたり、
数十ページのPDFファイルでのテキストとして提供していたりするのだ。
このようなものを従来の流通に乗せようとしても、素人では、どこから
手を着けたらいいのか検討もつかないし、出版社に持っていっても、
出版業界では、ビジネス関連の書籍であれば、5,000部程度は売れる見込み
がないと、出版してくれない。しかも、すくなくとも、200ページぐらいは
ないと本にならない。
ところが、インターネットが出てきたことで、十数ページでも配布可能
であり、また、一部500円で販売しても、個人でやっているなら、1000部
売れるだけで50万円の売り上げにつながる。しかも、そこに掛かる原価など
しれているから、利益率も恐ろしく高い。
また、これは、個人のレベルだけでなく、大手企業の商品販売やサービス
についても同じような傾向になってきているようだ。PDFで、ちょっとお得な
情報を提供したり、商品の細かな説明を提供することで、顧客を引き込もうと
している。
従来の紙媒体でパンフレットや冊子を作るとなると、安くても数十万、
下手すると数百万といったコストが掛かっていた。さらに郵送代も考えると、
バカにならない金額になっていた。しかし、電子媒体にすれば、在庫がなく
なるなどということはないし、インターネットを使うことで、配送費用も
限りなく0円に近い。CDにしても自分たちで焼くなら、数十円で出来てしまう。
こんな便利な情報流通は、今まではなかっただろう。まずは、顧客に喜んで
もらえる情報を提供し、そこから、ビジネスへつなげるということを考え、
そして、トライ&エラーで実験的に行うことも可能であり、何よりも、すぐに
始めることができるのが大きい。これをうまく活用しない手はないだろう。
ただ、間違わないで欲しいのは、内容が肝心なのは、紙媒体と同じである。
投稿者 momolog01 : 12:10 | コメント (0) | トラックバック
ホームページを持つときに選ぶべきサービス業者は?
筆者は、個人のホームページを立ち上げて10年近くになる。
もっとも、その間、いろいろな紆余曲折があるが、momotarou.com
というドメインを一貫して使っている。そのため、いろいろな方
から、ホームページを作りたいのだが、どこのサービスがいいのかと
アドバイスを求められることが多い。そこで、今回は、ホスティング・
サービスのポイントについて考えてみたい。
まず、独自ドメインサービスを使うかどうかという選択がある。
ホームページを開設するだけなら、URLがはっきりすればいいだけ
なので、どんなものでもいいかもしれない。しかし、ホームページは
見てもらえなければ、意味が無い。その為には、URLをタイプして
もらう必要があり、その場合、分かりにくいURLだと打ち間違えたり、
打ち込む気にもならない。なので、企業では、独自ドメインを取得
して、覚えられやすい名前にしたり、商品名にしている場合が多い。
最近は、映画の宣伝用サイトを作る場合は、映画のタイトルを
そのままドメインにしているケースが増えている。
また、独自ドメインを取得することのメリットは、覚えてもらえる
だけでなく、メールアドレスやURLが、変わらないというメリットが
ある。そうすれば、それを使い続けることで、ブランド力を持つことに
なるのである。ちなみに、筆者のドメインmomotarou.comは、ずっと
使っているので、何年も連絡の無かった昔の知人から、メールが来る
ことがある。企業のメールを使っていると、これはありえない話だ。
(ちなみに、筆者のホームページでは、『生涯同一ドメイン宣言』と
いうのをやっている。)
ドメインを持つことのメリットは、これだけでなく、プロバイダーを
変更する場合にも有効である。また、プロバイダーを変えなくても、
プロバイダーが買収されたり、合併することもあり、独自ドメインを
使っていないと、プロバイダー名が変わることでURLが変わってしまう
のである。しかし、独自ドメインを持っていれば、そんなことは関係なく、
同じドメインで使える。実際、筆者の個人のホームページは、今までに
何度もプロバイダーが変わっているが、それに気がついている人は、
ほとんどいない。
それでは、ホスティング・サービスを選ぶのに、どんなプロバイダーを
選べばいいのだろうか? Yahoo!で検索すると、独自ドメインの使える
プロバイダーは、数え切れないほどあり、また、そのサービス料金も、
千円以下のものから、何万、あるいは、十数万といったものまでと開きが
ありすぎる。サービス内容を読んでも、何がどうなのやらさっぱり分から
ないのではないだろうか?
ここで、選ぶ場合の検討内容を見ておきたい。単に金額を選ぶのでは
なく、どういう目的で使うのかを考えて選びたい。
1)商用利用が可能か?
プロバイダーによっては、安いサービスの場合、商用利用を許して
いないものがある。しっかりと約款を読んで、注意しておきたい。
特に、オンラインで何かを販売しようと思うなら、この点は要注意だ。
2)メールアドレスは複数持つことができるか?
メールアドレスなど1つでいいのではないか?と思われるかもしれ
ないが、問い合わせ用のメールアドレスや、サポート用など用途に
よって使い分けが必要になることもあるので、後で慌てないように
したい。
3)掲示板などを使うのか?
掲示板などの機能を使う予定が最初からあるのなら、そういう
サービスがオプションで使えるものを選んでおくほうがいいだろう。
掲示板だけを無償、あるいは、非常に低料金で使えるサービスもある
ので、そこへリンクするという方法もあるが、無償で使えるものの
大半は、広告が入っていて、もし、ビジネス用途で使うなら、その
バナーに競合になるような企業の名前が出てきたりしたら、洒落に
ならない。
4)サポート体制は?
安いサービスは、メールだけの対応になっていたり、ホームページ
からしか質問を受け付けないといったこともある。また、電話で
受け付けてくれても、遠い場所にあると、電話代も馬鹿にならなくなる。
と、いろいろと調べないといけないのだが、あまりよく分からないと
いう場合は、名前の知られているプロバイダーのサービスを利用する
ことをお勧めする。例えば、Nifty、Biglobe、OCN、ODNなどである。
これらのプロバイダーは、多くのユーザを抱えているので、それだけ
ユーザ対応のノウハウを持っており、ホームページを見ても情報量が
多いから、初心者でも安心して使えるはずである。
今後、SOHOや個人事業者でもドメインを持っていることが大きな
メリットになってくるので、検討してみるべきではないだろうか?
投稿者 momolog01 : 12:13 | コメント (0) | トラックバック
メモリの種類が多すぎる
デジカメが出てきてから、メモリ・メーカの熾烈な争いが続い
ている。SD、フラッシュ、スティック、.... いろいろなものが
出てきていて、理解不能な状況になりつつあるのではないだろうか?
携帯電話も含めて、いろんな携帯機器が出てくる中で、メモリに
ついて考えてみたい。
その昔、カシオが10年ほど前にデジタルカメラを出してきたのは、
すごく衝撃があった。なにせ、その場で液晶カメラで確認できるし、
パソコンにデータを転送して、メール添付して他の人に渡すことも
できるからだ。その頃は、まだまだメモリ媒体などなく、今のように、
メモリカードにデータを入れるような仕組みはなかった。内臓された
メモリにデータが入るだけなので、必ずケーブル(まだUSBはなかった
ので、RS-232Cという規格のケーブルを使っていた)をつかってデータ
をパソコンに転送していた。従って、メモリ一杯まで撮影すると、
データを転送して削除するまで、新しいのが撮影できないという状態
だった。
それが、今は、メモリカードにデータが入るので、メモリさえ、
用意しておけば、パソコンにデータを移さなくても、どんどん撮影できる。
まさにデジタルなフィルムができたようなものだ。最初は、2、3種類しか
なかったメモリカードだが、いまや、10種類以上出てきている。
さらに、細かい話だが、同じ種類のメモリであっても、容量が増えると
電圧が異なっているので、昔の機種では、大容量が使えないなど、パソ
コンにそこそこ詳しい人でも悩んでしまうようなことがある。
また、メモリだけでなく、形は同じでも、中に小さなハードディスクを
内蔵しているものもあり、多様化の進む一方だ。
このような中で非常に困るのが、デジカメなどを買い換えた場合や、
新たにMP3プレーヤーやICレコーダ、カメラ付き携帯電話を購入した場合
である。同じメモリカードが使えると楽なのだが、それぞれ違う規格の
メモリカードになってしまうと、それぞれの予備をそろえることになったり、
また、メモリからパソコンにデータを移すためのアダプターや、カード
リーダを買い足さなくてはいけなくなる。最近は、マルチカード・リーダ
という何種類ものカードを差し込んで読めるものもある。しかし、これとて、
新しい規格のメモリが出てくると、役に立たなくなるのだ。いやはや、
困ったものである。
筆者の経験から言えることは、現状では、どうにもならないとしか言え
ない(笑)。筆者自身、8年ほど前に購入したデジカメに使えるメモリ
カードは、容量が多くなると対応していないので、現在、売られている
ものでは、使えなくなっている。慌てて、中古パーツを売っている店を
回って、数枚しか売っていないメモリカードを買い占めたような状態だった。
今のように、どんどん容量が増えていき、さらに、規格が変わっていく
なかでは、手に入るうちに、使えるメモリカードの予備を数枚購入して
おくことをお勧めする。欲しいときには、すでに生産していて買うことが
できない可能性があるからだ。
それと、もう一点、注意すべきことがある。電池で動作するものはいい
のだが、専用の充電バッテリーで動作するものについては、ぜひ、予備を
買い求めておくことをお勧めする。充電バッテリーを無くしてしまった時に
困るだけでなく、丸一日外で使うといったときには、1個では、持たない
場合が多い。特に、液晶で撮った写真を確認したり、フラッシュを多用
するとバッテリーがすぐに切れてしまう。
Windowsのバージョンが変わるごとに、より高い性能が要求されるように
なって、新しいパソコンへと買い換えていないといけないように、デジカメ
などの電子機器についても、技術革新が早いことで、買い換えていくしか
ないのだろうか?
投稿者 momolog01 : 12:14 | コメント (0) | トラックバック
ホームページにはなんでもかんでも情報を載せる??
ホームページを何のために立ち上げているのか?と企業の担当者に
聞くと、”そりゃ、商品を売るためですよ!”という回答が返って
くるのは当たり前だ。しかし、本当に、それを目的にホームページで
情報を出しているのだろうか? ホームページになんでもかんでも
情報を載せればいいというものでもないし、少ないのもよくない。
果たして、どんな情報がいいのだろうか? その点について考えて
みよう。
まず、扱っている商材をじっくりと検証し、何の為にホームページに
アクセスしてくるのかをしっかりと見極めなければならない。まさか、
車や一戸建ての家をオンラインショップで販売しても、購入してくれる
人などいないだろうし、逆に、書籍や音楽CDをホームページで紹介して
おいて、購入は店頭まで来てくださいっていうのは、意味が無い。
商材によって、どこまでを顧客に対応してもらうのかを考えないと
いけない。
そして、その切り分けができたら、いよいよ、どんな情報を掲載するか?
である。一般的には、
・会社案内
・商品やサービスの説明
・問い合わせ先
といったところになる。しかし、ここで、自分が買う側に立った場合、
まずは、何を見るか?である。言うまでもなく、商品であり、サービス
なのだ。そこに関する情報が一番多くなければ意味が無い。極端な話を
すると、会社案内など簡単なページにしておいて、商品やサービスの
説明の中で、会社の歴史や、社長のこだわりを書き込むという手段も
検討すべきだ。
今のように物があふれる中では、商品やサービスの中に秘められた
”物語”を消費者は求めている。広告などでは、十分に語りつくせない
ところをホームページでは、社長の熱い思いや、開発者の開発に掛けた
心意気、また、営業が、どれだけその商品に惚れ込んでいるかという
”物語”を提供するのである。
また、気をつけないといけないのは、商品やサービスに関わりすぎて
いると、顧客の視点を忘れ、世間には知られていない用語や使い方が
十分に説明できなくなってしまうことである。例えば、日本酒は、米を
発酵させたものというのは、誰もが知っているが、甘口や辛口というのは、
何が違っていて、そういう味の差がでるのかとか、冷と燗では、何が
違っているのかなど、そこまでちゃんと説明できる人は少ない。逆に、
そういう”ウンチク”をホームページに書いておくと、酒好きには堪らない
ホームページになるだろう。リホーム関連なら、夏場の家の手入れとか、
大掃除のときのちょっとしたコツなどを掲載していると、”信用できる
リホーム屋さんだな”ということになる。
商品説明の性能や、仕様、使い方を説明するのは当たり前だが、自分
たちは知っていて当たり前すぎて、そんなの価値のある情報なのか?と
思うようなことが、実は顧客にはすごく必要な情報だったりするものだ。
分からなければ、家族やまったく違う業界の知人に聞いてみればいい。
意外なことが知られていなかったりするのである。
中学生や高校生に教えるようなつもりで、細かくいろいろな情報発信を
するようになれば、多くのファンが寄ってくるようになるだろう。
投稿者 momolog01 : 12:15 | コメント (0) | トラックバック
教えたくないメールアドレス
筆者が個人のドメインを取得して、個人のメールアドレスを持ち
始めたのは、もう10年近く前になる。そのころは、メールアドレスを
覚えてもらうために、いろいろな人に知らせていた。ところが、
最近は、個人情報保護法なども出てきたように、メールアドレスを
教えることで、トラブルに巻き込まれていくことも出てきてる。
特に携帯電話メールには、多くの「迷惑メール」が流れ込んできている。
小学生までもが携帯電話を持っているので、アダルトサイトの紹介や
出会い系の紹介なども出てきており、東京都では、中学生以下の
性交渉を禁止する条例も検討しているという。
一体、何がおきてきたのだろうか? 教えるためのメールアドレスが、
教えたくないメールアドレスになってきたことについて考えてみよう。
インターネットが広がる前のパソコン通信の時代には、まだまだ、
世間一般には、パソコンが趣味とかパソコン通信が趣味だと言うと、
『根暗』、『危ない人』といったレッテルも貼られるような時代が
あった。今から考えると、信じられないことである。この頃は、自分の
IDを教えたり、また、パソコン通信の中では、IDが自動的に表示される
ので、個別のメールを送るなどできるのは、当たり前だった。
その後、インターネットが広まってきて、掲示板などでは、敢えて
メールアドレスを入れないと、相手には伝わらない状況になってきた。
そこで、シグネチャーという署名を入れて自分のメールアドレスとかを
明記するようになってきた。この頃になると、パソコンを使っている
とか、インターネットを使っていると、”使えるの? 教えて!”と
いわれるようになってきた。それまでと180度の変化である。個人で
ドメインを取って、ホームページを作っているだけで、”すごい!”と
言われた時代である。また、名刺にも、メールアドレスを入れているのが、
ステータスのような扱いになりつつあった。
さて、ITバブルもはじけ、携帯電話メールも使えるようになり、無料の
メールアドレスや、無料のホームページとかも出てきて、本名を明かさ
なくても、住所なども書かなくてもメールが使える世の中になって
しまった。
そうなってくると、多くの人がメールアドレスを持つようになり、
一人でいくつものメールアドレスを持っているようになった。そして、
それによって、広告メールもどんどん増えていき、最近では、ニセモノの
督促状や、請求書までがメールで来るようになり、詐欺事件にまで
なってきた。そうなってくると、メールアドレスを教えたがらない人が
増えてきた。そう、まるで、携帯電話番号のように。
通信関連の技術は、利用者が増えるほど、また、便利になるほど、
相手を特定しにくくなってくるので、それを悪用しようとする連中が
出てくる。その結果、個人を特定できるメールアドレスのような情報を
教えたがらないようになってくるのだ。
個人情報保護法でも、いろいろ議論になっているのだが、メール
アドレスが個人を特定できる情報かどうかの議論がある。つまり、
単なる英数字の組み合わせに過ぎないという意見と、その一方で、
名前をそのままメールアドレスにしている場合は、個人を特定できて
しまうという意見もある。
いやはや、なかなか面倒な時代になったものだ。
【参考URL】
首相官邸の個人情報の保護に関する法律
http://www.kantei.go.jp/jp/it/privacy/houseika/hourituan/
投稿者 momolog01 : 12:17 | コメント (0) | トラックバック
IP電話だけではリスクが大きい
インターネット・プロバイダーが各社競ってIP電話のサービスを
展開している。同じプロバイダーなら無料であり、相手が携帯電話で
あっても料金が安くなる。
さらに、総務省によって、IP電話の電話番号も割り振られ、一般の
電話からもIP電話を呼び出すことができるようになった。安くて
便利なIP電話... 本当にそうなのか? 今回は、見落としがちな
IP電話のデメリットについて考えてみたい。
IP電話は、そもそもなぜ安くなるのか? 不思議に思った読者は
少なくないだろう。IP電話は、インターネット回線を使って、
音声データを転送し、NTTの電話回線を通さないことによって、
通信料を安くしようというものである。
もっと簡単に説明すると、インターネットでは、日本国内のホーム
ページを見ても、日本の裏側のブラジルのサイトにアクセスしても、
プロバイダーに支払う料金が変わるわけではない。メールについても
同様だ。隣の家にメールを送っても、アメリカにメールを送っても、
プロバイダーの利用料については、変化が無い。
それと同じように、音声データをインターネット経由で送れば、
どこへ送ろうともプロバイダーの利用料金だけで使えるのである。
では、一般の電話との通話はどうなっているのだろうか?
インターネットと一般の電話は、通信方法が異なるので、直接会話する
ことはできない。おかしな例えかもしれないが、電子メールを送っても、
FAXに電子メールを送ることができないのと同じである(※1)。
そこで、ゲートウェイという機能をもった機器を間に挟んで、インター
ネットで流れてきた音声データを通常の電話回線で流れている電気信号に
変換して電話につないでいるのである。そして、そのゲートウェイを
各地に置き、そのゲートウェイまではインターネットを利用し、最後の
ゲートウェイから電話先までの距離を短くすれば、NTTへの電話料金が
安くなるという仕組みである。
さて、このような仕組みを見ていると、まさにインターネットがある
からこそできるサービスであり、非常に便利なもののように思える。
ところが、ちょっと待ってもらいたい。インターネットというものは、
いろいろなサーバやプロバイダーの回線を経由して、データが届くので、
100%確実にデータが届くわけではない。まずは、この点を考えると、
IP電話が確実につながると考えると恐ろしいものがある。ましてや、今、
110番や119番もIP電話でつながるようにしようとしているが、途中の
プロバイダーのサーバが故障したことによって、途中で会話が切れた
場合は、誰が責任を持つというのだろうか?
また、読者も経験しているように、インターネットのデータが大量に
流れていることで、ホームページが表示されるのに時間がっかったり、
非常に込んでいる時間帯だと見ることすらできなかったりする。
IP電話も、音声データを会話中にずっと流しているので、インター
ネット上のデータが大量に流れていると、IP電話の音質が悪くなったり、
あるいは、電波状態の悪いときの携帯電話のように、ブツブツと声が
途切れることがある。
広域災害になった場合は、緊急電話に集中するので、IP電話など
まったく通じなくなるだろう。(もっとも、災害時には、電気が止まって
しまうと、途中の通信機器だけでなく、IP電話用のルータなども動作
しないので、利用することができない。)
確かに便利で安いIP電話ではあるが、それは、通常の利用において
言えることであって、緊急時には、多少、料金が掛かっても、確実に
つながるものでなければならない。特に、途中の経路がどのように
なっているのかよく分からないインターネットを過信するのは危険で
あり、シンプルな機能の方が故障しにくいのである。
料金が安いのには、それなりの理由があるのであり、その点を
しっかりと見抜いて利用しなければ、とんでもない落とし穴に落ちて
しまう。しっかりと、メリットとデメリットを認識して利用してもらい
たい。
注※1)電子メールをFAXに転送するサービスを行っている業者もある。
しかし、この場合は、料金はそれなりにかかる。
投稿者 momolog01 : 12:19 | コメント (0) | トラックバック
CEATECに見る景気回復
10/5~9まで千葉の幕張メッセでCEATECが開催された。筆者は、
関連している企業の出展のアシストで二日間、現地へ行ったが、
出展の状況を見ていると、景気回復の兆しが見られるよな出展
ブースが多かった。今回は、ちょっと違った観点でCEATECの
レポートしようと思う。
CEATECという展示会は、公式サイトの開催趣旨の一番目に
書かれているように、『通信・情報・映像が融合したデジタル
ネットワーク時代を反映した、最新の技術・製品・システム・
ソフトを一堂に集め、その成果を情報発信する。 』という展示会で、
さまざまな電子機器、ネットワーク機器などの総合展示会である。
このところ、幕張メッセで開催されるような大きな展示会が
なかったこともあって、日本国内だけでなく、海外からも多くの
来場者が来ていた。
さて、出展内容に関しては、いろいろなメディアのサイトで紹介
されているのでそちらに譲るとして(笑)、筆者の見るところでは、
展示会場に活気が出てきていることに驚かされた。
各社のブースの規模もさることながら、非常に凝った演出をして
いる企業が多くあり、特に家電やホームコンピューティング関係の
展示ホールは、バブル期のような状態である。大型の液晶や
プラズマのTVの紹介では、ダンサーが踊っていたり、アカペラの
グループが熱唱したりとまるで、コンサート会場のような状態である。
そして、その様子をカメラで捕らえ、大型プラズマディスプレイで
表示するといった状態で、派手な演出がほどこされている。
また、そのような展示ブースの中に車が置いてあり、家電や
プラズマディスプレイと何の関係があるのだ?と思ったら、未来の
カーナビの展示である。メータ類もすべてディスプレイになり、
CCDカメラをバックミラーや車の後方に設置し、それらの画面がすべて
表示されている。もう、まるで、SFに出てくる未来の車のコンソールの
ような状態であった。(これだと、外を見なくても運転できる?笑)
さらに、NHKも大きな展示ブースを構えて、これから始まるデジタル
地上波や、各種デジタル映像のアーカイブなどの展示やデモを行って
いた。とにかく、デジタル放送のメリットを伝えるのに躍起になって
いるのだろう。
このところ、このような展示会は、東京ビックサイトや、横浜パシ
フィコで開催されることが多かったのだが、久々に幕張のホールを
使って、巨大な展示会を見ることができた。そして、特に家電関連に
ついての展示では、景気回復の兆し、勢いといった気迫が感じられる
展示が沢山あり、これから延びていくという予感がした。
何かと暗いニュースが多いが、確実に業界の中では、新たな動きが
起きており、また、消費者も本物を見抜いて、自分に価値のある
ものをしっかりと選ぶ、また、企業も、本当にユーザに価値のある
ものを提供できる企業が延びていると思う。営業をすればいいとか、
いいものを作ればいいというのではなく、消費者が何を望んでいるのか、
何に価値を求めているのかをしっかりと考えぬいて、ビジネスを展開
していきたいものである。
【参考URL】
CEATEC公式サイト
http://www.ceatec.com/index_fla.html
投稿者 momolog01 : 12:21 | コメント (0) | トラックバック
DNAとIT
生き物の情報が入っているDNA。今更、説明するまでもないが、
塩基配列で情報が刻み込まれ、その情報に基いてタンパク質が
作られ生物として成長していく。
最先端の遺伝子学の研究では、どうやらDNAには、性格や病気、
寿命までもがプログラムされているという。このDNAとITについて、
先日、旧来の知人とバカ話をしながら語り合った内容について
書いてみよう。
ヒトのDNAは、情報にすると2の32乗よりちょっと少ない程度
らしい。つまり、約4GBと言える。ここで、身の回りにあるものを
見ると、DVDの1層のものが4.7GBであり、つまりは、DVD1枚に一人
の人間の遺伝子情報がすべて入ってしまうのである。少し眩暈が
しそうな話である。SFのような話になってしまうが、DVD1枚の情報で、
あなたと同じDNAを持つ人間が作られてしまうのだ。
(もっとも、クローン技術は、情報があればできるといった単純な
ものではないが、理論的には可能である)
認証技術で、DNA鑑定とか言われているが、この事実を知ったとき、
果たして、どこまでそれが有効なのか疑問になってしまう。今でこそ、
DVDであるが、これからの技術革新の中では、メモリカードもすぐに
何十GBもの容量を持つものがすぐに出てくるだろう。そうなると、
DNA鑑定において、データを差し替えることなど簡単にできてしまう、
あるいは、DNAによる認証データの改ざん、盗み出しなど、簡単に
できてしまう。
昨今、個人情報の流出が社会問題になっているが、DNA情報の流出
などしたら、とんでもないことになるだろう。その盗み出された情報を
使って、いろいろなコンピュータにアクセスして、あなたに成りすます
ことは、簡単にできてしまう。
クローン技術で再生などしなくても、センサーで読み取った後のデータ
としては、単なるゼロ・イチの情報でしかないので、その部分で盗み
出した情報を送り込めば、センサーから送られた情報なのか、区別する
ことなどできない。これは、とんでもないことである。
現在のセキュリティでは、暗証番号や、ICカードを盗まれて他人が
使ったということも証明できるだろうが、DNA情報の場合は、かなり
難しいのではないだろうか? なぜなら、情報としては、”あなた
そのもの”なのだからである。
なんだかSF映画の中のような話ではあるのだが、これは、すぐそこ
まで迫っている状況である。そして、DNA情報は、あなたの落とした
髪の毛や、使った割り箸の唾液など、至る所に落として回るのである。
散髪屋など気軽に行けなくなるし、外食先では、割り箸を持って帰り、
コップは口をつけずに、持参したストローで飲み、そして、髪の毛が
落ちないように水泳の帽子のようなものをずっとつけている....
そして、ゴミなどうかつに捨てられないという世の中になってしまう
のだろうか?
ITの進歩で、なんでもかんでもデジタル情報に置き換えて処理する
ことを考えてしまうと、こういう世界が待っていることも頭の片隅に
置いておくことも必要だろう。
投稿者 momolog01 : 12:22 | コメント (0) | トラックバック
バックアップは必ずしもデジタルとは限らない
パソコンを使っていると、「データが消えた」、「突然、パソコンが
動かなくなった」、「修理に出したら、ハードディスクの交換になり、
データは取り出せないと言われた」ということになる可能性は、ゼロ
ではない。いや、何年も使っていれば、1回や2回は遭遇することである。
そういう時に、『バックアップ』の重要性を痛いほど感じることになる。
そして、大半の人たちは、今度はそうならないようにと、外付けハード
ディスクを購入したり、バックアップソフトを買ってきてCD-Rにデータを
焼きこんだりしはじめる。しかし、本当にそれでいいのだろうか?
今回は、デジタルだけでのバックアップについて考えてみたい。
筆者の経験では、データが消えなかったパソコン、故障することの
なかったパソコンは、皆無である。残念ながら、5年も使うと、どの
パソコンでも、小さなトラブルでは、操作ミスでデータをすべて消して
しまったり、大きなものでは、ハードディスクが壊れたとか、停電
(雷による急激な電圧変動なども含む)によって、パソコンが止まり、
それ以降、起動できないとか、データが読み込めなくなるなどが、必ずと
言っていいほど起きている。
そういうことがあるから、バックアップの重要性を、以前、このメル
マガでも、書いたことがある。そして、それは、保険なので、どこまでを
保証してほしいのかによって、コストに差があり、しっかりと検討して、
何をどうやってバックアップするかを考えないといけないことを書いた。
簡単に言えば、趣味で使っているパソコンのバックアップと、銀行や
会社の経理で使っているパソコンのバックアップでは、まったく違う
方法であり、かかるコストも桁が違うということである。(当たり前と
いえば、当たり前なのだが。)
さて、冒頭にも書いたが、『バックアップが重要だ!』ということで、
仮にバックアップを毎日やっていたとしても、それでは解決できない
ことがあるのをご存知だろうか?デジタルでバックアップをしている限り、
デジタルでしか解決できないという限界があるのである。
携帯電話では、経験されている読者も多いかと思うが、連絡先を携帯
電話に登録していて、携帯電話のバッテリーが切れてしまうと、もう、
どこにも連絡できない、あるいは、携帯電話を家に置き忘れてしまって、
外出先からどこにも連絡できなくなるということはないだろうか?
これと同じことがパソコンにもあり、いくら外付けハードディスクに
バックアップしても、CD-Rに完璧にデータを焼いていても、『パソコンが
動かなければ意味が無い』のである。パソコンが故障して電源が入らない、
エラーばかり出て、何も操作できないという状態では、バックアップなど
何の意味もないのである。
ここで発想を転換して、『アナログでのバックアップ』を考えてみる
ことをお勧めする。例えば、住所録や、メールアドレス一覧などの重要な
データは、プリントアウトして紙で保存しておくのである。実際、筆者は、
この紙で印刷していたことで何回助けられたか分からない。パソコンが
壊れたというだけでなく、長期の出張や旅行にでる時に、このプリント
アウトした住所録を持っているだけで、パソコンを持っていなくても連絡
できるのである。
これから、年賀状を書くのに、年賀状印刷ソフトを使われる方も多いと
思うが、ぜひ、この機会に、デジタルバックアップだけでなく、住所録の
『紙にプリントアウトしてバックアップ』をお勧めしたい。
投稿者 momolog01 : 12:23 | コメント (0) | トラックバック
ブログよ、お前もか.....
今回は、よく分からないタイトルになってしまったが、ブログが
広告だらけになるのではないかと気になっている。このメルマガでも
書いたが、ブログというWeb形式の日記は、すさまじい勢いで広がって
いる。それはそれで、面白いことなのだが、その一方で、いろんな人が
コメントをつけることができるという点で、ちょっと問題があるのかも
しれない。筆者がすでに体験していることを書いてみよう。
ブログを簡単におさらいすると、インターネット上にあるWeb形式の
日記である。そして、面白いのは、それを読んだ人がコメントを付けたり、
トラックバックといって、他の人の日記とリンクして関連付けられるのが
面白いのだ。だから、同じような趣味を持った人とつながりやすい。
それは、それで新たなコミュニティを形成するという実にインターネット
的な使われ方をしている。
筆者は、新しいもの好きなので、すぐにいろいろと使ってみるのだが、
ブログもまだ英語しかなかった頃に知人に紹介されて使ってみた。忙しく
なってしまったのと、あまり見る人もいなかったこともあって、昨年、
作ったものをそのまま放置している状態だった。
ところが、この数週間前から、やたらとコメントがつくのである。
しかも、何の関係もない内容で書かれるコメントがつくのである。
明らかにプログラムを組んで、自動的に同じコメントを埋め込んでいる
のだろう。そして、そのコメントの内容は、予想できる通り、広告の
コメントで、そのサイトへのリンクが埋め込まれているのだ。
メールで、ダイレクトメール(迷惑メール)が届くのは読者もご存知
だろうが、広告コメントが付くとは思いもしなかった。確かに、誰でも
書きこめる設定をしている場合は、掲示板と同じなので、広告をコメント
できるのだ。そして、ブログの設定によっては、メールでコメントが
ついたことを通知するようになっているので、ちゃんと広告メールとして
日記を書いている人に届いてしまうのである。実に巧妙なやり方だ。
今のところ英語のコメントしかないので、日本語の広告コメントは
出てきていないようだが、それも時間の問題だろう。そして、そうなって
くると、ブログを使う人たちも減ってしまうのかもしれない。あるいは、
コメント禁止にしてしまったり、SNSのように会員制にして、特定ユーザ
にしか見せないようなブログにしてしまうなど、開放的なコミュニティが
少なくなるような気がする。
メールアドレスを知らせるのを嫌がるように、ブログを作っている
こともあまり人に知らせないといような変な方向へ進んでしまうのか?
それとも、ブログ運用者からすると、自社のサイトで、勝手に広告媒体と
して使われることに嫌気がさして、サービス停止へと向かうのか、それは、
まだ分からない。
SNSで勢いをつけているmixiにしても、一気にユーザが増えているので、
持てるコミュニティに制限をつけつつあるし、いろいろな制限をつける
ような状態になるのだろう。ブログよ、おまえもか... といった状態に
ならないように願いたい。
投稿者 momolog01 : 12:24 | コメント (0) | トラックバック
ビジネスで使うホームページの様々な疑問
今回からちょっと早い年末スペシャルとして、ビジネスに使う
ホームページについての筆者の経験からの考察を何回かに分けて
書いてみたい。というのも、いろいろな人から、ビジネスを
はじめるからホームページを作ってみたいが、何から手をつけて
いいかわからないとか、まず、ホームページで集客をしたいから、
どれぐらいの予算で出来るか教えて欲しいといった質問を良く
受けるからである。
さて、新しいビジネスをはじめたり、新規顧客を獲得するために
ホームページを作る、あるいは、今あるホームページを新しくしたい
という気持ちは、ビジネスを行うものには誰しもが持っている気持ち
だろう。確かに、書店に行けば、いろいろな書籍が出ており、ホーム
ページの作り方とか、儲かるホームページといった心をくすぐるタイ
トルが並んでいる。しかし、ちょっとまってもらいたい。このように
多くの書籍が出ている割には、ホームページでめちゃくちゃもうかった
人が、あなたの周囲にいるだろうか? 野球業界を騒がせている楽天や
ライブドアがホームページを作って爆発的に成功した企業だろうか?
誰もが気がつくが、そんなはずはないのである。
しかし、その一方で、確かにホームページを立ち上げて、大きく
儲けている人もいる。数十万、数百万の商品をホームページで販売
して、毎月数千万の売上を出している人もいる。こういう人たちとの
差は何なのだろうか? そして、ビジネスをする場合に、ホーム
ページとは、何なのだろうか?
また、大手企業でも、何百万、いや、物によっては何千万もの金を
掛けてホームページを立ち上げ、毎月、何十万アクセスあったとか、
なかったとか騒いでいるが、それは、本当にビジネスにつながって
いるのだろうか? 逆に、個人のビジネスで、自分で作り、1万円も
しないホームページ制作ソフトを使い、著作権フリーの素材でホーム
ページを作って、毎月数百万も儲けている人もいる。どっちが、
ビジネスという視点で見た場合に、正しいのか?
さらに、ホームページを作る場合のホスティング・プロバイダーを
選ぶにも、無料で使えるものから、毎月何万、何十万といったものまで
あり、この差はどこから出てくるのだろうか? システム的なもの
だけでなく、内容についても、ホームページ制作を請け負う業者に
依頼すると、数万円~数百万、あるいは、一千万を超えるような
見積もりもあり、この差は、一体、どこから出てくるのだろうか?
車を買う場合には、確かに軽自動車の百万もしないものから、高級車
という何千万もするような車まであり、さらに、特殊建築車両などは、
億単位の『車』ではあるが、これらは、素人が見ても、確かに高いとか、
安いとか分かるが、なぜ、ホームページでは、その違いが分からないのか?
これらについて、考えていきたい。まずは、今回は、単純に疑問を
整理するために疑問点だけを書いてみた。次回からは、ビジネスで
ホームページを立ち上げる場合の基本から説明していくことで、少し
でも、上記の疑問の何かの気づきが得られれば幸いである。また、
読者の方々の疑問にも答えていきたいと思うので、ぜひ、ホームページを
作る上での疑問点などあれば、メールしてほしい。
投稿者 momolog01 : 12:25 | コメント (0) | トラックバック
ホームページをビジネスに使う意味は?
ホームページをビジネスに使いたいってことで、いろいろな相談を
受けるということは、前回も書いた。その中で、困ってしまうのは、
ものすごく大きな期待をしていることや、ホームページぐらい持って
いないとって思う人たちが多いことである。今回は、そんな落とし穴に
はまらないためにも、ホームページで何ができるのかをしっかりと見て
いきたい。
ホームページは、インターネット経由でアクセスされるものであり、
基本的には、パソコンや、携帯電話でのアクセスである。何を今更?と
思うかもしれないが、ビジネスをしている人がこの基本を忘れている
ことが多いのに驚かされる。つまりは、あなたのやっているビジネスの
お客さんは、パソコンや携帯を使っている人なのか?ということである。
パソコンのソフトウェアや周辺機器を販売するのであれば、ホーム
ページは、すごく有効な方法であろう。しかし、トイレット・ペーパー
や、歯ブラシ、文房具などを販売するのに、ホームページは有効だろう
か? また、近所の奥さん連中を相手にしている八百屋さんや魚屋さん
がホームぺージで情報提供する意味があるのだろうか?
当たり前だが、顧客層が、ホームページを見てくれなければ何の意味
も持たないのである。他の広告媒体でも同じで、家庭にいる主婦相手の
商品、例えば、洗剤の広告が、電車の吊広告にないのは、そのためであ
る。仏壇の広告を、若者向けの雑誌に掲載しても意味が無い。
まずは、自分のビジネスで、ホームページを見てくれる顧客がいるのか
どうか? そして、その顧客が、商品購入までつながるのかどうかまで
しっかりと検討しないと、意味も無い広告を出しているのと同じなので
ある。場合によっては、顧客から、「ホームページ、作ってないの?」
と言われてからてからでもホームページに取り掛かっても遅くは無いの
である。
特に、すごく狭いエリアの顧客をターゲットにしている場合は、ホー
ムページを作ることは、ほとんど意味が無いだろう。逆に、新聞の折込
広告や、ビラを作ってポスティング(郵便受けに入れる)の方が、はる
かに効果があるだろう。
投稿者 momolog01 : 12:25 | コメント (0) | トラックバック
ホームぺージでテストする
前回は、ホームページを作る前に、顧客対象がインターネットを
使っている人と重なっているかどうかを見極めなければならないと
書いた。しかし、ある方から、「それは分かるけど、どうやって調
べればいいかが分からないんだよ!」と言われた。
確かに、その通りである。最初から、どこに顧客がいるのか分か
れば、誰も苦労などしない。分からないから、悩んでいるのである。
そこで今回は、顧客がいるかどうかを確かめるホームページにつ
いて考えてみよう。
ホームページを作る前に明確にしなければいけないのは、目的で
ある。今回は、インターネットのユーザで、自分の扱う商材に関心
のある人、購入してくれる人がいるのかどうかを調べることを目的
とする。これで、考えた場合、どのような内容を見せるべきなのだ
ろうか? いくつかあるとは思うが、次の2点は外せないだろう。
・商材の説明
・販売者の説明
これ抜きにホームページを立ち上げても意味は無い。いや、極端に
言えば、この2ポイント以外は必要ないと言いきってもいいかもしれ
ない。
顧客がいるかどうかを確認するのが目的なのだから、これ以外の
情報は必要ない。それを欲張ってしまって、注文のページをどうす
るかとか、代金支払い方法はどうするかとかを考え出す人がいる。
人によっては、商品の写真ではなく、社長の写真をどうするのか?
とか言い始める人がるので驚くばかりだ。
顧客がいるかどうかの反応を見るためには、いろいろな工夫をし
ないといけない。それは、集客の工夫である。集客というと、すぐ
にプレゼントとか、景品で人集めを考えてしまう。それを否定する
わけではないが、そこで集まった人たちが、商材に興味をもったの
か、プレゼント欲しさに集まった人なのかを見極めないといけない。
そこまで一歩踏み込んで工夫しておかないと、何百万アクセスもあ
り、何千人も応募してきたといって喜んで、インターネットショッ
プを作ったら、ぱったりとアクセスされなくなったなんてことにな
りかねない。
顧客の反応を見るために、いろいろな工夫が必要である。一般的
にアクセスしやすくするとか、入力項目を少なくして、できるだけ
多くの人に応募してもらうなどといったことが、言われることが多
い。しかし、最初にも書いたように、『顧客がいるのかどうかを確
認する』のが目的なのだから、応募数がおおければいいのか?とい
うとそうではない。ちょっと興味あるかなレベルの人、つまり、お
金を出してまでは欲しくないけど、もらえるんだったらもらっても
いいかなのレベルの人が多くても売上にはつながらない。あくまで
も、商材にお金を出してもいいと思えるほど関心があるかどうか?
なのである。
そういう視点で見ると、『商品についてのご意見をお聞かせくだ
さい』とか、『今後、当社からご案内をお送りしますので、住所を
お書きください』といった項目を作り、そこを記入しなければ、応
募できないようにして、”本気の人”に絞り込むというのも一つの
方法である。
このように、テスト用のホームページを作り、まずは、商材に関
心のある人たち、購入する人たちが、インターネットのユーザかど
うかを見極めてから本格的にインターネットに進出しても遅くは無
い。そして、『インターネット上で申し込めないのですか?』とい
う問い合わせがきてから本格的に作るというのも手である。
投稿者 momolog01 : 12:26 | コメント (0) | トラックバック
ホームページを開設する前に決めないといけないこと
さて、今回からは、いよいよホームページの内容について...と、
言いたいところだが、そう簡単にはホームページの内容にはたどり
着けない。ホームページを作る前にやらなくてはいけないことが、
まだまだあるのだ。今回は、ホームページの内容を決める前の準備
について考えてみよう。
新しくお店を開いて、案内のビラを作ることを考えてもらいたい。
当然ながら、住所や電話番号など問い合わせ先を記述するはずだ。
そして、電話に対してどんな受け答えをするかを想定しているはず
である。ところが、ホームページになると、何故かホスティング・
サーバをどこの業者にすればいいのかとか、ホームページを作るソ
フトはどんなものがいいのかなど、そんな質問からする人が多い。
店舗案内のビラで言えば、いきなり、印刷はどこに頼めばいいのか
とか、紙はどんな素材がいいのかとか言っているようなものである。
ホームページも、結局は、お客からの問い合わせを受けたり、注
文を受けるのだから、まずは、それをどうやってやるのかを決めな
ければならない。具体的にはメールでのやりとりになることが多い
ので、定期的なメールのチェックはだれがやるのかとか、問い合わ
せの回答は、どのようにするのかを大まかにでも決めておかないと
いけない。
電話やFAX、郵便物と違って、電子メールの恐ろしいことは、メー
ルを意識してチェックしないと、来ているかどうか分からないこと
にある。さらに、特定の人にしかメールが確認できないとなると、
担当者が休んだときにどうするのかとか、出張中はどうするのか、
さらに、土日やゴールデン・ウィーク中、年末年始をどうするのか
を考えておかないと、問い合わせメールの対応が遅れ、「あのネッ
トショップは、ぜんぜん対応が遅い」という悪評が広まってしまう
ことになる。
お客の対応ということでまとめると、下記のようなことを決めて
おかないといけない。
・問い合わせ方法
メール、電話、FAX、来店等、どれを使うのかを明確にする。
・窓口担当者
誰が対応するのか? 特にメールは定期的にチェックするこ
とをやらないとどんどん見ていないメールが溜まっていくこ
とになる。
・定休日や、年末年始、ゴールデンウィークの対応
電話は留守電にしておけばいいが、メールは相手に定休日と
いったことが伝わらないので、ホームページのメールアドレ
スを記載する部分に『定休日、年末年始は対応が遅れます』
といった表示をしたり、使っているメールツールや、プロバ
イダーによっては、自動応答機能があるので、それを利用し
て、『メールを受け付けました。回答は次営業日になります
がご了承ください』といったメールを返信しておくといった
方法がある。
・対応後の記録
メールに限らないが、誰がいつ何を対応したかを記録してお
く。
特にメールの場合は、複数の人が担当していると回答したの
かどうか分からないので記録を取って、誰が見ても分かるよ
うにしておく。最低でも、メールの回答は、関係者にも転送
しておくなどの工夫が必要。
今回は、顧客対応の方法について考えてみたが、実は、このよう
にホームページを開設するということは、店舗を開くことと同じな
ので、後ろに見えない事務作業がいろいろあるのだ。ちょっと考え
れば、気がつくことが多いので、ホームぺージを開設するときには、
『店舗』であることを思い出して、お客対応に抜けがないか確認し
て欲しい。
投稿者 momolog01 : 12:26 | コメント (0) | トラックバック
ホームページを見た人に期待するものを決める
いよいよ今回から、ホームページの内容について考えてみたい。
筆者自身も以前は、定番の(?)ホームページの作り方をしていた
時代がある(もう7、8年前の話だが)。会社案内、事業内容、商品
案内、(あれば)求人案内である。しかし、こんな作り方では、効
果的にホームページを活用していない。では、どんなポイントに気
をつければいのだろうか? 今回は、それについて考えてみよう。
何度も同じようなことを書いているが、一番重要なことは、『ホ
ームページを見た人に何をしてもらいたいのか』ということである。
「そんなの聞くまでも無く商品を買ってもらうことじゃないか!」
と怒られそうだが、本当にそれを真剣に考えているのか?といいた
くなることが多い。
まず、ビジネスの基本に立ち返って、お客さんとお金のやりとり
をどうやっているのか?をしかっかりと分析してほしい。具体的に
商材を販売するときにどんな支払いをしているか?、お客さんはど
んな観点で商材を選んでいるのか?ということである。
当然ながら、何百万円もの高額商材をホームページだけで売れる
とはだれも思わないだろう。インターネット白書などを見ると、イ
ーコマースの統計などを見ると、不動産などがかなりのパーセンテ
ージを占めているが、それは、インターネット上で取引があるので
はない。インターネットで物件を見て、店舗に行って実際に物件を
見て契約するのだ。余談ではあるが、そもそも、オンラインで賃貸
物件の契約は法律上できないのである。
では、せいぜい数万円のものしか売れないのか?というと、そう
でもない。車のパーツとか、有名タレントのDVDプレミアムセットと
か、限定蔵元吟醸酒セットとか、そういうものは、中には何十万と
するものでもインターネットだけで売れているのである。
混乱してくる読者もいるかもしれないが、これらの商材の違いや、
ターゲットにしている顧客の違いが現れれているのである。前者の
例のように不動産などは、ターゲットを絞り込むのが難しい。特に
賃貸物件などは、そこへ引っ越してくる人をターゲットにしないと
いけないから、どこに住んでいるのかなど分からないし、どんな人
が来るのかも分からない。また、毎年引越しするという人も少ない
だろうし、得意客というのも作りにくい商材なのである。
一方、後者の場合、車を改造するのが大好きなコアな人たちや、
ヨン様のおっかけおば様達、日本酒の利き酒大好きなお父さんといっ
たように、ターゲットを具体的に想定できる。だから、そういうタ
ーゲットにぴったりと合う人たちのハートをがっちりと掴めば、ホ
ームページだけの商品説明で、しかも、会員限定で購入できるスペ
シャル商品という売り方をすれば、ファンにとってはたまらないも
のがあるだろう。
このように、商材、ターゲット、支払い方法の基本をきっちりと
分析することが重要である。それを見極めて、だれに、何を、どう
やって売るかを決め、ホームページでは案内だけに留めるのか、そ
れとも、オンライン決済まで行うのかといったことを決めておかな
いといけない。
簡単に決められないという人も多いだろう。特に、これからビジ
ネスを起こそうとしている人にとっては、どうしていいか分からな
いことも多い。しかし、そこは、ホームページの特性をうまく活か
して欲しい。つまり、『内容を変えるのは簡単にできる』ことであ
る。リアルな店舗を構えて、うまくかないから、レイアウトを変え
るとか、売り方を変えるといったことをやろうとすると、いきなり
何百万、何千万の話になるが、ホームページなら、自分でやれば、
時間さえあればできるし、自分でできなくとも業者に頼んでも数万
から十数万のコストである。まずは、前にも書いたが、まずは小さ
く始めて反応を見ながら進めることができるのが、ホームページの
いいところなのである。
ここまで読んで、「業者に頼むと数万~十数万円って、そんなに
かかるのか!!」と思った人の為に、次回は、ホームページを開設
するコストなどについて書いてみよう。
投稿者 momolog01 : 12:27 | コメント (0) | トラックバック
レンタル・サーバ、ホスティング・サービスの選び方
前回までは、ホームページを作る前に考えなければいけない
ことを書いてきた。今回は、いよいよホームページを実際に
開設するのに必要なレンタル・サーバやホスティング・サービス
について、考えてみよう。
まず、ホームページの業者にサーバを借りるのに、いろいろな
言い方があって、混乱することがあるので、一般的な定義を
はっきりさせておく。
<レンタル・サーバ>
これは、サーバ機器を1台、まるごと借りることを意味する。
1台借りるので、価格が高くなるが、ある意味、なんでもできる。
店舗で言えば、一戸建ての建物で店舗にする、ビルを1棟丸々
借りることを意味している。そうすれば、営業時間を何時にする
のも自由だし、店舗内のレイアウトも自由に変更できる。
<ホスティング・サービス>
1台のサーバ機の中のハードディスクを複数のユーザで利用する
ことで、その中の一部を使うことになる。それ故に、提供されて
いる機能しか利用することができないが、価格は格段に安くなる。
テナントビルの一室を借りるようなことになるので、夜10時まで
営業したいと言ったところで、1階のエントランスが夜8時に
閉まってしまえば、どうにもならない。看板をエントランスに出し
たいと言っても、オーナーの許可が出なければ、それもできなくなる。
さて、どっちがいいのか?という話になると、最初は、ホスティ
ング・サービスをお勧めする。サーバ1台借りても、そこまで使い
こなせないからだ。世の中のほとんどの企業はホスティング・サー
ビスを利用しているし、機能が制限されているといっても、通常の
サービス等では、不便に感じることはないだろう。それと、当然だが、
ホスティングの場合は、他のユーザもいるので、全体をホスティング・
サービス業者が管理をしている(実際のテナントビルに管理会社の
警備の人がいるようなものである)から、安心できるだろう。
さて、ホスティングというキーワードで業者を調べると、とんでも
なく多くの企業があることに驚くだろう。そして、無料のものから、
月々数万円といったものまであり、その価格差に驚くかもしれない。
この金額の違いだが、だいたい下記のようなことで決まってくるようだ。
<無料のもの>
自動的に広告が入る。ある一定の期間、データ更新がされないと、
使っていないとみなされて削除される。使える機能が少ない。
データ容量が少ない。メールサービスはついていないものが多い。
<有料のもの>
広告が入ることは無い。料金を支払っていれば、ずっと使える。
メールは最低でも1つは使えるようになっている。オプションに
なっていることが多いが、クレジット決済機能を使ったり、Webで
申し込みページを簡単に作れるようになっているものもある。
どんなビジネスをするかにもよるが、広告がついてくるものは、
どんな広告が入るのかを気をつけていないと、競合相手の広告が
入ったり、あまり、自社の製品の紹介と不釣合いな広告が出てくる
こともあるので注意が必要だ。例えば、子供用の学習教材を売って
いるのに、ローンや中古車の広告が出てくると、見ている側は、
すごく違和感を感じてしまう。
また、一番、注意しないといけないことは、”商用利用が可能か?”
ということである。これは、無料、有料に関わらず、商用利用を
禁止しているところもあるので、折角、ホームページを作っても、
契約違反ということで、削除されてしまうと、どうしようもない。
単にホームページが消えるだけでなく、急にホームページがなくなる
ことから、お客の信用が消えてしまうことになる。申し込む前に、
必ず、制約事項を確認し、不明な場合は、問い合わせして確認する
ことが必要だ。
ビジネスをするのだから、この点だけは、どんなに面倒でも確認を
しておくべきだろう。先の店舗の例えで言えば、賃貸契約してから、
居住用途以外に使えないということに気づくようなものである。
ぜひ、頭に留めておいて欲しい。
投稿者 momolog01 : 12:28 | コメント (0) | トラックバック
ホームページを作る?頼む?
前回は、サーバの選び方を書いたが、今回は、ホームぺージを
作ることについて考えてみよう。これも、実に多い相談なのだが、
どんなツールで作ったらいいのかとか、貼り付ける画像の修正は
どうすればいいのかなど、とにかく『道具』の質問が多い。
その前に、ちょっと考えて欲しいことがある。今回は、そんな
道具を買うまえに、ちょっと考えて欲しいことについて書いて
みよう。
『簡単に作れるホームページ』、『簡単オンラインショップ開店』
ってな本が、書店には所狭しと並んでいる。そして、おそらく何冊
かは手に取った、いや、すでに購入している読者も少なくはない
だろう。しかし、その手の本を読む前によく考えてもらいたい。
あなたは、ホームページを作るビジネスをするつもりなのか?と
いうことである。
リアルな店舗で考えればよくわかるが、『簡単に作れる喫茶店』
とか、『簡単フラワーショップ開店』といったタイトルの本を読む
場合は、喫茶店やフラワーショップの集客方法とか、店舗の立地
条件の調べ方とか、店の広さといった内容が書いてあることを期待
する。誰も、喫茶店の看板の取り付け方とか、フラワーショップの
水道の配管の方法など期待していないはずだ。
ところが、ホームページになると、なぜか、ホームページの
『建築方法』を探している人が多く、お店を作るために、どこの
ノコギリがいいのか?とか、どんな釘を使ったらいいのかというのを
質問してくる人ばかりである。
当然ながら、そんなものは、関係ないのであって、それよりも
ホームページの内容をどうするのか、商品の写真は、どんなものを
掲載するのかが重要であり、リアルな店舗でいえば、商品陳列をどう
するのかとか、厨房の広さはどれぐらいがいいのかということが重要
なのだ。だから、ホームページを作る事自体は、業者に頼むのが一番
いいのである。本気で売りたいなら専門の業者に頼むべきだろう。
しかし、読者の中には、「そうは言っても、お金をかけて業者に
頼むぐらいなら、勉強してホームページを自分で作りたい」という
人もいるだろう。これは、『ホームページは簡単に作れる』という
神話を信じてしまっているのだろう。そんな勉強している時間がある
のなら、営業に出るべきではないのだろうか?
ホームページを作る勉強している時間は、何も利益を生み出して
いないし、自分でやるといっても、所詮、プロには勝てない。ホーム
ページ制作講座とかで何万円も出して通って、お金と時間を使うなら、
営業して売上を伸ばすべきではないのだろうか? どうみても、
喫茶店を開業するのに日曜大工教室へ行っている様に見えて仕方が
無いのである。
さて、ホームページの制作業者を選ぶ場合には、いろいろな基準が
あると思うが、このような点に気をつけてみてはいかがだろうか?
・専門用語を分かりやすい言葉に置き換えて説明してくれるか?
・どこまでが発注する側で必要なことで、どこまでを責任持って
行うのか?
・”売るための仕掛け”を考えてくれているのか、”見栄えをよく
する仕掛け”を考えているのか?
これらのポイントは、要するにホームページで販売する、集客する
ということを考えた場合、当たり前のことなのである。何度も書いて
いるが、喫茶店を開店するのに、建築業者と話をするのに、専門用語で
説明されて、困らないだろうか?どこまで責任持ってくれるのか曖昧で
仕事を頼むだろうか?やたら豪華な設備ばかり進める業者に頼みたい
だろうか?
ホームページを利用するのであって、ホームページを制作するのを
目的にしないように、常に気をつけてもらいたい。それでも、自分で
やりたいというのであれば、止めはしないが、くれぐれもホームページ
製作技術を習得するのは、利益を生み出さないことを肝に銘じておいて
ほしい。
さて、次回は、ホームページ制作業者が出してくる見積もりの謎(?)
について書いてみたいと思う。
投稿者 momolog01 : 12:29 | コメント (0) | トラックバック
ホームページ見積もりの謎
今年もあと僅か。今日、明日は、納会というところも多いだろう。
さて、前回の予告でも書いたが、今年最後のメルマガは、いよいよ
ホームページ業者から出てくる見積もりの謎について迫ってみる。
おそらく、ここに関心のある方も多いのではないだろうか?
今回は、年末大感謝ということで(?)、少々、長文になっている
ので覚悟して読んで欲しい。
業者に見積もりを頼んでみると分かるのだが、あまりにも開きが
大きいのに驚くだろう。ちょっとした小さなショップのホーム
ページを作るにしても、数万円というところから、百万円に近い
数字を提示してくるところがある。普通の感覚では、この開きが
さっぱり理解できない。例えば、家を建てるのに、ある建築業者
が500万で提示してきて、ある業者は1億という見積もりを
出してくるようなものだ。
なぜこんなにも開きが大きくなるかというと、その見積もりに
どおまでの作業が含まれているかが明確でないことにある。当然
ながら、作業が少ないほど安いし、多いほど高い。では、ホーム
ページを実際に作るときに必要な作業を見てみよう。
分かりやすくするために実際に店舗を商店街に出すことと比較して
みよう。
1)ホームページの開設目標・目的の設定
(店舗では、どこにどんな店を出すのかを考えることになる)
このメルマガでも書いたが、誰に向けて何を見せるためにホーム
ページを作るのか、商品案内だけにするのか、オンラインで注文
までやるのか、問い合わせ対応はどうするのかなどを決めていく。
実は、この部分にかかる時間とコストが一番大きい。実際の店舗で
考えれば、出店の立地条件やそこを通る客層、どんな時間帯に人が
通るのか、平日と週末の違いなどから始まり、商品の在庫をどう
するのか、搬入口はどうするのか、店員はどれぐらい置くのか、
店長は誰がやるのかなどなど、決めなければいけないことが山ほど
ある。走考えると、この部分がホームページを作る上でも、重要で、
また、ノウハウがぎっしり詰め込まれた部分であることが理解
できるだろう。
2)ホームページのイメージ決定
(店舗で考えると、エントランスや店内をどんなカラーにするか?
である)
イメージというと分かりにくいが、ホームページをやわらかい
文章で書くのか、硬い文章にするのかとか、オレンジをベースに
するとか、青っぽい色を多く使うといったことを決める。これが
決まらないとデザインもできない。実際の店舗でも、やはり、
明るい店作りとか、誰もが気軽に入れる店って言うのは簡単だが、
具体的に、どんな看板の色にするのか、蛍光灯の証明にするのか、
白熱ライトにするのか、あるいは、ブラックライトとか使うのか、
壁紙の色、床の色などお店のイメージを決める要素はすごく大事
であり、後から変更するのは、予想以上に時間とコストがかかる。
これは、ホームページでも同じで、後から基本になるイメージを
変更するとなると、作り直しになるので、時間とコストがかかる。
3)ホームページの掲載内容決定
(店舗に置き換えると、品揃えや、サービス内容です)
どんな内容を具体的に掲載するのかを決める。上の1)で決めた
ことを踏まえて、そこに当てはまることに絞り込むという作業も
必要。あれもこれもと掲載していくと、結局、誰に対して商品を
売っているのか分からないぺージになってしまい、集客が悪くなる。
また、個々のページにどれを掲載するか、また、それぞれのページ
のリンク関係を整理し、サイトマップという全体のぺージの関連が
分かる図も作成する。
4)ベースになるデザイン決定
(店舗の平面図を作る作業)
いよいよ、お客の見える部分の作成に入る。基本のホームページの
体裁を決めるのが、ここの段階だ。メニューを上に持ってくるのか、
左にするのか、右にするのか、あるいは、そういうメニューは
作らないのかといったことや、会社名は各ページの左上に必ず
入れるとか、あるいは、各ページの下には社名やコピーライト表示
をするなどといった雛形の作成になる。リアルな店舗では、店内の
棚やレジ、倉庫や休憩室の配置を決め、図面を引くことになる
だろう。
5)ホームページの各ページ作成
(店舗の棚にどんな商品を配置するか、ポスターをどこに貼るか
など)
ここでは、先の雛形に基いて、個々のページを作成する作業に入る。
商品の写真を掲載するのであれば、撮影も必要だし、掲載する文章
については、何回もチェックし、誤字脱字がないか注意することが
必要だ。特に、会社の電話番号、メールアドレス、住所などは絶対
に間違いがあってはならない。これは、信用問題にもなるからだ。
また、数値の記載ミスにも気を配りたい。値段だけでなく、性能や
販売数、期間限定ならその日付などは要注意である。特に、桁数が
多いものはゼロが1つ少ないといったことは、なかなか気づき
にくいので、複数人でチェックすることが重要だ。
また、それぞれのページのリンクや戻るボタンで戻り先が正しいか
などもクリックしてテストしておくことも重要である。この作業は、
実際の店舗に置き換えると、個々の棚での商品配置や、POPに書く
商品名、値段などの記載である。
6)サーバへのファイル転送
(店舗では、商品の搬入・配置)
ホームページのデザインから、各ページの文章、それぞれのページ
のリンク関係も綺麗に出来上がったら、公開にむけての準備だ。
ホスティング・サーバなどにデータを転送して、アクセスできる
環境にする。そして、実際のサーバでの動作確認や、リンクが
正しくされているかの最終確認である。
実際の店舗では、商品を搬入し、品物を並べ、アルバイトスタッフ
もレジ打ちや商品の補充などの練習をすることである。
7)公開に向けての準備
(開店に向けてのビラ撒きや、チラシ広告の配布など)
ホームページ作成と同時に進めないといけないのが、公開したこと
を告知する準備である。実際の店舗でも同じだが、単に開店すれば、
人が来るわけではない。メルマガや他のホームページに広告を出す
のか、検索エンジンなどへの登録はどうするのか、すでにある
印刷物(名刺や封書、商品案内パンフレットなど)にホームページ
のURLやメールアドレスを入れるのかなど、ここでも決めておかない
といけないことが多くある。さらに、実際に公開に向けて準備を
整えないといけないし、広告などは、公開日が確定していることも
重要だが、確実に間に合うスケジュールを書いておかないと、
とんでもないことになる。
実際の店舗について言えば、『12/10オープン』と書いているのに、
品物が並んでいない状態と同じで、これでは、お客は二度と来ない
だろう。
8)公開
(店舗の開店)
いよいよ公開である。重要なのは、公開すること自体ではなく、
最初の問い合わせの対応である。誰がメールをチェックするのか、
どんな回答をするのかなど、ここでの対応次第で、ファンになって
くれるか、それとも離れてしまうかが決まっていく。
実際の店舗でも、初日に店員の対応が悪かったら、二度と行かなく
なるのと同じである。ホームページは、顔が見えないだけに、
メールの対応等には、細心の注意をすることが必要である。
9)サポート
公開してホッとするのではなく、そこが始まりである。実際の店舗
でも、二回目、三回目の来店客をいかに大事にするかが大きな課題
である。定期的にキャンペーンや、売れ筋商品と眠ってしまう商品
の見直しや、メール等の対応について問題がないか、問い合わせ
などで、誰も対応していないメールなどが埋もれていないかなど、
見えないところでの作業が増えていく。まさに、ここからがビジネス
のスタートなのである。
以上のような作業があり、先のホームページ作成業者に依頼する
場合に、上記のどこを依頼するかを明確にしておかないと、数万円
から数百万円への開きになるのである。つまり、数万円という見積
もりでは、上記の4)、5)ぐらいの”作業”しか見積もっていない
可能性がある。また、数百万といったところは、全部の工程で一緒に
作業し、提案をしてくれる業者かもしれない。そう考えると、安い
からといって数万円の業者に頼んでも、ホームページのデータを
作ってくれるだけで、それ以外は相談にも乗ってくれないかもしれ
ないし、あるいは、そこは別料金でという話になるだろう。しかし、
数百万円の業者に頼めば、細かなところまでしっかりと準備をして
くれて、ひょっとすると、その数百万など一気に取り戻せる売上に
なるかもしれないのだ。
ともかく、頼む場合は、このような工程があり、その中で、どこを
自分たちでやるのか(あるいは、できるのか?)を区別し、業者から
出てきた見積もりに関しても、どこまでやってくれるのかをしっかり
と確認していかなければならない。
あるいは、実際に作業を依頼する場合のアドバイザーという形で、
よく知っている人と契約するというのも手である。
実際の店舗で置き換えれば、不動産屋、デザイナー、設計事務所、
建築事務所、印刷屋、アルバイトの求人などと、いろいろな業者と
やりとりするのだが、ホームページの場合は、まだまだそこまで
分業が明確でないが故に、混乱する場合が多い。
さて、今回まで、年末スペシャルということで、書いてきたが、
参考になれば、幸いである。
投稿者 momolog01 : 12:29 | コメント (0) | トラックバック
法律で変わっていくIT業界
今年は、IT関連の新しい法律が目に付く。個人情報保護法が
施工され、また、e-文書法も制定される運びになっており、
いろいろな業界で波紋を呼びそうだ。さて、今年は、どんな年に
なるのか?今回は、筆者が注目している法律の動きについて
書いてみよう。
■個人情報保護法■
個人情報の扱いについては、ニュースでも何度も取り上げられて
いるように、いろいろとうるさくなってきている。今、なぜ、
これほど騒がれるようになったのかというと、流出するのが
『手軽』になった(?)からである。
個人情報など、昔からどの業界でも扱っており、人生のいろんな
イベント(七五三、入学、成人式、就職など)に合わせて
ダイレクト・メールの郵便物が届くのは、今更、騒がなくても
あったことである。
ところが、デジタル化されることで、このデータの扱いが、
あまりにも簡単になってしまっていることに問題が出てきた。
以前なら、名簿をコピー機でコピーするといった、非常に時間と
手間のかかる作業が必要であったし、他のものに流用するにしても、
宛名書きは人手がかかるとか、地域で分類するだけでも、大変な
作業であった。
しかし、今は、CDやDVDに焼き付けてしまう、あるいは、インター
ネット経由で外部で持ち出すなど、誰にも分からずに行うことが
できるようになった。パソコンがあれば、個人でも何百万件の
個人情報を扱うことができるようになってしまったのである。
だからこそ、問題が大きくなっているのである。
そして、これらを法的にどう取り扱うかを取り決めたのが、
個人情報保護法だ。
極端に言えば、『個人を特定できる情報は、しっかりと管理しておく』
という当たり前すぎる内容なのだが、これから施行される法律なので、
各省庁も、また、現場でも混乱を引き起こしている。必要以上に
気にしている人もいれば、パソコンなんか使っていないから関係ないと
思っている人もいる。
■e-文書法■
商法などでは、いろいろな文書の保管・管理を義務付けている。
そういった文書を電子媒体での保管・管理も可能にしようとするのが
e-文書法である。いろいろなところで、電子化の動きはあり、一部は
電子化した書類でも認められるようになってはいるが、全体として
取りまとめた法律は、今回のものが初めてだろう。
それ故に、この法律が、基本になるので、注目されている。特に、
コピー機器や、印刷業界、会計士・税理士などの士業では、その動きに
関心が高い。当然だが、紙媒体から電子化されることで、どういう
手続きが必要になり、また、紙媒体と電子媒体が共存する場合の法的な
解釈など、いろいろな課題が山積しているからである。
だからこそ、ここもビジネスとして注目されているところであり、特に、
電子ファイルの修正や制作されたい時間の管理、オリジナルとコピーの
違い、電子署名の仕組み、また、電子ファイルとプリントアウトした
ものとの同一性の確保など、今までに考えられなかった技術的課題が
出てきている。これは、言い換えれば、新しい仕組みを導入することに
なるので、ビジネスが生まれてくるのだ。
一時期、流行った(?)ISO9001やISO14001のように、e-文書法に対応
できているかどうかで、取引に影響する可能性があるので、これまた、
関係ないとは、言っていられない法律である。
新しい法律ができると、そこには、新しいビジネスが展開する。
これは、ITに限らず、すべての業界に言えることである。法律は一見、
複雑になっていくように見えるが、本質は、すごくシンプルである。
その本質を正しく理解し、それに対応すれば、必要以上に恐れることは
ないし、また、関係ないと無関心でいることもないだろう。
投稿者 momolog01 : 12:30 | コメント (0) | トラックバック
携帯電話と家電から目が離せない
前回は、ITに関連する法律に関して書いたが、今回は、気になる
業界の動きを見てみよう。去年からのソフトバンクが電話回線会社や
携帯電話会社へのアプローチして、マスコミを賑わせている。また、
デジタル家電と言われる家電業界がITと結びついて元気になりそうで
ある。この2つの点で見てみよう。
携帯電話は、カメラが付いたり、テレビやラジオ、音楽も聴くこと
ができる。さらに、クレジット機能も追加され、財布を持たなくても
買い物ができたり、電子チケットを受け取ることで、入場券や交通
機関にも乗れるようにもなってきてる。もう携帯『電話』とは、
言えない状態であり、情報端末+クレジットカードのようなものに
なってきている。
携帯電話は、個人に直接アプローチできる唯一の通信機器であり、
それ故に、いろいろなサービスや機能が追加されてくるのだろう。
パソコンがいくら『パーソナル・コンピュータ』だとはいえ、外を
歩きながら使うのは、まだまだできないし、そもそも、仕事以外で
ノートパソコンを持って歩く人は、よほどのマニアでしかないのが
現実だ。
そう考えると、今年は、より通信機能が充実して、今まで考えられ
ないようなサービスが出てくるだろう。今までは、通信速度と、携帯
電話に持たせることができるデータサイズの制限から、巨大なデータを
持つことができなかったが、すべてサーバ上に置いておいて、必要な
ときに引っ張り出すということができる。後は、画面サイズの問題と、
入力操作の課題が解決されれば、パソコンなど誰も持たなくなるかも
しれない。
さらに、先にも書いたが、ソフトバンクが携帯電話会社を買収する
ことで、価格競争にいっそう拍車がかかることになり、劇的に安く
なるかもしれない。ソフトバンクがインターネット接続業者として
名乗りをあげて、強烈な価格競争の結果、世界一高いと言われていた
インターネット接続料金が、あっという間に、世界一安い接続料金へと
変わってしまったように。
さて、携帯電話がこれほど高性能になり、さらに、利用料金が
下がってくるとなると、何が起きるのか? ここからは、筆者の独断の
世界だか(笑)、家電と携帯電話との組み合わせが出てくると思って
いる。今までも、外から家の中の家電を操作するということは、
あるのはあったのだが、普及していない。考えれば当たり前で、
外から操作するのに制限が多かったからである。これが携帯電話の
画面で操作できれば、利用者は増えてくるだろう。さらに、家で録画
しているテレビ番組を携帯電話で見るとか、携帯電話で撮影している
動画をそのまま家の録画デッキに転送するといったことも可能になる。
そうすれば、ビデオテープを何本も持っていく必要がなくなるし、
携帯のカメラ機能で撮影した画像も家のパソコンへ転送すれば、
メモリが一杯になることもない。
さらに、携帯電話を家の玄関に取り付けたり、部屋の中に取り付ける
だけで、簡単に監視カメラも作ることができる。しかも、動画を家の
録画デッキ、いや、ネットワーク上のサーバとかに転送してしまえば、
高価な専用機も必要なくなるだろう。
このように通信インフラが変わることで、今までは到底実用に
耐えなかったものも、一気に実用化でき、また、手軽に使えるように
なってくる。今年は、携帯電話がどんなものと組み合わされてくるのか、
また、デジタル家電が、ネットワークとどのように融合するのかが
非常に面白くなりそうである。
投稿者 momolog01 : 12:31 | コメント (0) | トラックバック
一体誰がDVDを使いこなせるのか?
あのアテネ・オリンピックで、液晶やプラズマのTVが売れ、さらに、
ハードディスク+DVDレコーダが爆発的に売れた。筆者も購入した
一人だ。但し、アテネ・オリンピックではなく、24HのDVDを観たいと
いう理由だが(笑)。先日、そのレコーダで使うために、DVD-RWを
買ってきたのだが、まったくこれが、使えない。何が起きたのか?
その点について、考察してみよう。
さて、買ってきたDVD-RWだが、DVDレコーダーで認識できず、書き
込むことができなかったのである。最初は、何が起きたのかよく分か
らず、説明書を読み、買ってきたDVD-RWのパッケージを読み直し....
そして判明したのが、DVD-RWのメディアの規格が新しく、DVDレコーダが
対応していないことであった。(こんなことを書くと、偉そうにメル
マガを書いている資格などなくなってしまいそうだが.. 苦笑)
DVDの規格は、激変しており、はっきりって追いつくのは、大変で
ある。さらに面倒なことは、下位互換がないものがある。下位互換
とは、古い規格にも対応しているという意味で、例えば、3倍速で録画・
再生できるビデオデッキは、標準モードのビデオも録画・再生できる
ということである。DVD-RWの場合、この下位互換がないので、筆者が
購入した四倍速DVD-RWは、1倍速にしか対応していないDVDレコーダでは、
扱えなかったのである。調べてみると、確かに、そういう情報が流れて
いたのだが、普段、DVD-RWを使うことがなかったのでまったく気にせず、
単に価格とメーカ名で購入していた。
DVDと一言でいっても、DVD-R、DVD+R、DVD-RW、DVD+RW、DVD-RAMが
あり、さらに、データ用とビデオ用が存在する。さらに、それぞれに、
何倍速対応というものがあり、どんどん多様化している。さらに、
規格が変わっていっているので、一体、どれだけ種類があるのか検討も
つかない状態である。
これらの規格の違いを理解し、どれとどれが互換性があるのか
(つまり、使えるのか?)を知ることなど、とてもできないのでは
ないだろうか?ましてや、家電メーカから出ているDVDレコーダ、
パソコンに内蔵されたDVDレコーダ、外付けのDVDレコーダと、膨大な
種類がある中で、どれとどれで録画できるのか、再生できるのかなど、
皆目検討がつかない。
各社、規格で業界標準を狙いたがために、さまざまな規格が登場して
きているのだが、ユーザには、混乱を招くばかりである。
明らかに形が違うとか、大きさが違う、あるいは、色が違うなど
区別をしてくれれば、分かりやすくなると思っているのは筆者だけ
だろうか?
投稿者 momolog01 : 12:31 | コメント (0) | トラックバック
緊急時には使えない電話
世の中、どんどん便利になって、安くなってきている。
携帯電話で、どこにいても電話ができるし、家の電話もIP電話や、
光ファイバーの電話でNTTを使わなくても電話できるような時代に
なってきた。しかし、ここに大きな落とし穴がある。
さて、そこにはどんな落とし穴があるのだろうか?
筆者がいつも気になるのは、緊急時の電話である。災害などで
停電したときの通信手段をどうするのか?というのが非常に気に
なっている。では、災害が起きたときのシミュレーションを
考えてみよう。
ある日の夜、あなたが、家にいるときに変電所で事故が起き、
大規模な停電が起きたとする。さて、あなたはどうやって連絡を
するだろうか?
まず、手元の携帯電話を使おうとするだろう。しかし、この時
には、何が起きるのか?というと、その地域の誰もが携帯を一斉に
使い始めるのである。しかし、携帯電話の基地局は、一時にそんな
大量の回線を接続できないので、当然、なかなか繋がらない。
年末年始にあえてかからないようにするのと同じで、なかなか
つながらない状態になるのだ。
では、固定電話で電話をかけようとするとどうなるか?ここで、
もし、光ファイバーの電話を使っていたとすると、メディア・
コンバータという電気信号を光信号に変換する機器に電気が通じて
いないので、電話が掛けられなくなる。同じ理由でモデムが動作
しないから、IP電話も使えない。普通の電話なら、大丈夫じゃない
のか?と思われるかもしれないが、最近の電話機はFAXとの複合機に
なっていたりと電源が入っていないと電話として機能しない電話機が
多い。子機は充電できるので停電でも動作するが、肝心の親機は
電源が入っていないと動作しないから、お手上げである。
昔のシンプルな電話なら、必要な電力は電話線から電力と別系統で
流れてくるので、使えるのだが、そんな電話機を持っている人は
まずいない。
そうなると、公衆電話である。公衆電話を探して外にでるが、
携帯電話の普及により、どんどん公衆電話が減っている。そして、
やっとの思いで探し当てた公衆電話がICカード専用電話となると、
これまた、普段、携帯電話しか使っていないので、掛ける事ができ
ない。さらに硬貨で利用できる公衆電話を探すと、長蛇の列。
しかたないので、その列に並び、30分後にようやく自分の番が来た。
硬貨を取り出して、入れようとすると... すでに硬貨が一杯に
なっており、受け付けない状態になっている....
多少は、大げさに書いてはいるが、しかし、これは起きないとは
言えない。便利になるということは、その裏に、このような災害時
には、機能が複雑なゆえに使えないという結果に陥ることがある。
はてさて、どんな電話機を使いますか?どんな回線を選びますか?
投稿者 momolog01 : 12:32 | コメント (0) | トラックバック
便利で不便なオンラインバンキング
デジタルだけでなく、アナログでも『勘違い』は起きる。
しかし、この勘違いが面倒なことになるのは、どうもデジタルの
世界の方が大きいようだ。今回は、筆者のオンラインバンキング
での経験を含めて考えてみたい。
電話という便利なものが出てきてから、『間違い電話』という
現象が起きるようになった。電子メールについても同じように
『アドレス間違い』で届くメールが出てくるようになった。
これは、番号やアルファベットで単純に機械的に判断することで
起きている。
通常の郵便でも間違いはあるが、例えば、『大阪市』を
『おおさかし』と書いても、人が読むから届くのである。しかし、
メールアドレスでは、"oosaka"と"ohosaka"、そして、もっと面倒
なのは、"0osaka"(頭文字が数字のゼロ)となると、コンピュータの
世界では、まったく別のものになる。まったく面倒なものである。
だからこそ、数字やアルファベットに置き換えられたものは、
勘違いによる間違いが起きる。
前日、オンラインバンキングのメールで、『誤ったパスワードが
3回以上入力されたので、一時的に停止します』というメールが
届いた。そのカードは、ここ数週間、使っていないので、
”スキミングされた?””フィッシング(*1)メールか?”などなど、
いろんな考えが駆け巡り、メールのヘッダー(*2)を確認して、
確かにそのオンラインバンキングからのメールであることを確認して、
お客様センターへ電話した。こちらは使っていないのにこのような
メールが届いたということを告げ、何が起きているのか調べて欲しい
というと、似たような番号の別の顧客が間違えて番号を入力していた
ということが分かった(当然、パスワードは違うので、3回、はじか
れたのである)。その担当者も、オンラインバンキングでは、顧客
番号を手入力するので、この手の間違いが多いということだった。
筆者にとっても、これは、意外な盲点だった。キーボードを長年
使っていることもあって、タイプミスは何度も経験している。だから
こそ、まず、自分の入力した数字なりアルファベットを疑うのだが、
キーボードの経験が少ないと、打ち間違いということに気がつかない
ケースがあるのだ。(電話でもそうなのだが、思い込みの激しい人は、
間違い電話をかけておきながら、”ほんとに違うのですか?”など、
こちらが間違っているかのような口調で話す人もいる... 笑)
電話番号なら、間違い電話で電話サービスを停止されることは
ないが、オンラインバンキングでは、番号を間違われた方は、
一時的にサービスが停止するので、困ったこと、いや、何が起き
たか理解できなくなる。今回は、先にメールを見たので、すぐ対処
できたが、メールをチェックしていなくて、利用しようとすると、
いきなりログインできない状態になっているのだから、パニックに
なるだろう。
便利になることは、このようなリスクを伴っていることをしっかりと
押さえておかないと、とんでもないことになるだろう。また、
このようなことを悪用して、嫌がらせをしたり、犯罪を行う連中も
出てくる。便利であることは、そういう不便な面も併せ持つことを
理解しておくべきだろう。
【参考URL】
(*1)フィッシング
http://e-words.jp/w/E38395E382A3E38383E382B7E383B3E382B0.html
(*2)ヘッダー
http://e-words.jp/w/E383A1E383BCE383ABE38398E38383E38380.html
投稿者 momolog01 : 12:33 | コメント (0) | トラックバック
電子機器がいっぱい!!
今、出張で沖縄に来ている。このメルマガも『冷房をかけてた』
ホテルの部屋で書いている。さて、今回は、そんな嫌味(?)を
言いたいのではなく、飛行機に乗って気がついた電子機器に関する
話題を書いてみたい。
飛行機に乗ると、離発着時は、全ての電子機器の電源をお切り
くださいと言われるし、搭乗中は携帯電話など電波を発するものは
すべて電源をお切りくださいとアナウンスがある。
さて、ここで、そこで言っている『電子機器』とは、具体的に
何を指しているのか疑問に思ったことはないだろうか?デジカメや、
MP3プレーヤー、クオォーツの腕時計、ゲームボーイのような電子
ゲーム機、あるいは、補聴器、ペースメーカー、.....
気がつくと電子機器と呼べそうなものは、とにかく沢山ある。
そして、それら全ての電源を切らないといけないのだろうか?
まさか、そんなことはないだろう。
筆者はJALの飛行機に乗っていたのだが、説明書を探すと、やはり
『電子機器』について細かく書いてあった。以下、その説明書からの
一部抜粋である。
分類1)下記のうち、電波を発するものは、常時電源を切る。
それ以外は、離着陸時に電源を切る。
携帯電話、PHS、パソコン、トランシーバ、携帯情報端末、
ヘッドホン、マイク、....
分類2)下記のものは、離着陸時に電源を切る。
テレビ、ラジオ、ポケベル、ビデオカメラ、DVD/CD/MD/
ビデオ/カセットプレーヤー、デジタルカメラ、
電子手帳/辞書、電子ゲーム、電卓、電気カミソリ、....
分類3)下記のものは、特に制限しない電池内蔵の腕時計、カメラ
(デジタルカメラを除く)、補聴器、心臓ペースメーカ等の
医療機器
となっている。
以外におもったのは、離着陸時に電源を切るというもので、"電卓"や
"電気カミソリ"があったことである。電気カミソリなんて電子機器か?
と言われると、確かに最近のものはマイクロチップが内蔵されて、
回転数を微妙に調整したりしているらしいので、電子機器なのだろう。
電卓も離着陸時に、何も気にしないで使っていそうな気もする。
それから、電波を出す可能性のあるものとして、ヘッドフォンや
マイクを挙げているのは、確かにそうだなと思った。コードレスの
ヘッドフォンもあるし、ワイヤレスマイクもあるからだ。
逆に気になったのは、デジカメを除くカメラは制限されていないが、
フィルムカメラでも自動焦点やズームなど映す部分にフィルムを
使っているだけで、他はまさに情報端末とかと同じような気がする
のは筆者だけだろうか?
それから、電子ゲームと書いてあるが、あの『たまごっち』の
ようなゲーム機も電源を落とす(?)必要があるのだろうか??
てなことを、いろいろ考え出すと、あまりにも沢山の電子機器に
囲まれていることが分かるし、また、知らず知らずのうちに、いろ
いろなものが電子化されていることに気がつく。
そのうち、電子マネーの財布とか、ウェアラブルPC、サイボーグ化
された人間とかも電源オフしないと乗れないような時代になるの
だろうか?
今回は、沖縄の陽気に感覚が麻痺してしまったかのようなメルマガに
なってしまったが、知っているようで知らない飛行機における
『電子機器』の定義について書いてみた。
ただ、一覧表を見ていて、”プリンター機器”と書いてあったのには
笑ってしまった。過去に離着陸中の飛行機の中でプリンターを繋いで
印字しようとしてた人がいたのだろうか?(笑)
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■なぜ情報セキュリティが重要なのか?■
足立明穂
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年頭に個人情報保護法の話を書いたが、これに関連する話題を
しばらく書いてみたい。
今回は、そもそも、なぜ情報セキュリティのことがこんなにも
大騒ぎするようになってきたかについて書いてみたい。
ここ数年、情報漏洩が大きな問題になっている。そして、何万件
とか、何十万件の顧客情報が流出したとう話で、その個人にお金を
支払うといったことが起きている。一個人に支払われる金額は、
500円だの、1000円といった、「え?こんな金額?」という状況だが、
これが、10万件ということになると、合計で5000万だの1億だのと
いった金額になる。これは、大手企業でも大打撃となる金額であり、
中小など払いきれる金額ではない。
さらに怖いのは、それによって、社会信用が落ちることで、それ
以降の取引が激減することにあり、その信用回復に莫大な時間と
コストがかかるということである。
だからこそ、情報セキュリティがうるさくなってきているのだ。
もっとも、情報管理などというのは、当たり前のことを当たり
前にしていれば、問題はないのだが、デジタル化されていることで、
非常に分かりにくくなってしまった。社内情報の管理者に任命され
ても、何から手を付けていいのか分からないというのが実情では
ないだろうか?
例えば、CD-ROMにラベルも何も書かれていないと、そこに音楽が
入っているのか、100万件の顧客データが入っているのかなど、
見た目ではさっぱり分からない。さらに、最近の携帯電話やデジカメ
にしても、そのメモリカードだけでは、そこに風景写真が入っている
のか、設計図のデータが入っているのか見分けがつかない。さらに、
インターネットを使って、データを転送されてしまうと、持ち出され
たことさえ誰にも分からないのである。
デジタル化することで、一瞬でコピーが作ることができ、さらに、
オリジナルとなんら変わらないものが出来上がることが、厄介なので
ある。紙媒体であれば、顧客台帳をコピーするにしても、社内で
コピーしていると目立つし、かといって、持ち出すと、原本が社内に
ないのであるから、発見されやすい。
さらに、コンピュータを使うことで、人が意識しないで、ウィルス
のプログラムが、ハードディスクの内容を外部にデータ転送すると
いったことも起きるので、こうなると目の前で堂々と(?)データが
盗まれていても気がつかないということも起きる。
また、利便性とセキュリティのトレードオフの関係にあることも、
規則や管理者を置いてもうまく行かない理由にもなっている。いくら
しっかりとルールを作り、システムも構築していても、「時間がない
から」とか「手続きが面倒だから」という理由で使われなくなって
しまうことが起きる。特に、営業などでは、外回りをしていることも
あって、どうしても顧客データを持ち出さざるを得ないし、また、
内勤者でも、家に持ち帰って仕事をするということもある。その時に、
電車の中に置き忘れたとか、自宅のパソコンにコピーして、そのまま
にしていて、そこから外部へ漏洩することがある。
このように、情報セキュリティは、「悪意を持って行う犯罪から
防御する」という視点と、「操作ミスや、置き忘れるなどといった
過失から防御する」という2つの視点で見ておかないと片手落ちの
対策になるのである。
さて、次回は、4月から実施される個人情報保護法だが、必要以上に
恐れることはないし、また、かといって、うちはデジタルデータなんか
持っていないからといって無視できるものではないということを
考えてみよう。
投稿者 momolog01 : 12:34 | コメント (0) | トラックバック
全ての業種に関連する個人情報保護法
個人情報個人情報保護法は、正直、よく分からない部分が多い。
ただ、「インターネットで、販売なんかしていないし、メール
なんか商売に使っていないから、まったく関係ない」と思って
いる人や、逆に、「メルマガとか発行しているけど、これって、
違法行為にならないの?」と恐れている人もいる。
個人情報保護法の本質はどこにあるのか?それについて考えて
みよう。
個人情報保護法のページには、基本理念として、『個人情報は、
個人の人格尊重の理念の下に慎重に取り扱われるべきものであり、
その適正な取扱いが図られなければならない。』と書かれている。
もっと簡略して言い切ってしまえば、『個人情報は、その個人の
意思を尊重して正しく使いましょう』ということである。
それ以上でもそれ以下でもない。
この内容は、当たり前すぎることなのだが、パソコンやイン
ターネットが出てくることで、何百万人という個人情報を一瞬で
コピーしたり、社外に転送することができるようになり、さらに、
個人情報が『価値』を持つようになり、さらに、それが、簡単に
売買されたり、恐喝の道具として使われるようになったことと、
それにより、多くの人が不安になってきたので、法整備が出来たの
である。(今までも、売買はあったが、表立って出てくることは
少なく、ある意味、アンダーグラウンドでの世界だった。)
そういう理由で制定される個人情報保護法なので、どこをみても、
デジタルに限定しているとか、インターネットでのやりとりなど
とは書かれていない。政府のホームページを見ても、コンピュータ
処理とマニュアル処理と書かれている。つまり、手作業で操作する
『顧客台帳』も対象になるのである。また、事業も全業種が対象と
なっているので、例外はない。また、基本的に5000人以上の個人
情報を持つ事業者とされているが、例えば、単にめーるアドレス
だけが1万人分もれるよりも、診療所の5人のカルテが漏洩するの
とでは、大きな違いがある。このように、その個人情報の内容に
よって判断されるところがあり、例えば、病院やエステ関連、結婚
相談所などは、たとえ、数人のデータが漏れたとしても、大問題に
なる。
しかし、かといって、個人情報を持っていなければ、商売でき
ないのもその通りで、どこかの業者に委託して管理してもらうと
いうのも現実的ではない。これに対しては、個人情報の収集目的を
明確にし、それを情報収集する個人に対して明示することや、また、
管理者を決めて、それ以外の人が情報を使うときには、その収集
目的に合っているかどうかを常に検証することが必要である。また、
紙の台帳や、バックアップしたCD-ROMなどを鍵のかかる引き出しや
ロッカーに収納するという運用上のルールも取り決めておく必要が
ある。
ちょっと難しいと感じるかもしれないが、要するにお金と同じ
ように扱いましょうと考えればいいのかもしれない。使うときは、
用途を明確にすべきだし、保管するのは責任者がきっちりと管理
するということである。
まずは、このような視点で、持っている個人情報に対して検討
しなおすことが必要だろう。次回は、見直す視点として、無駄な
情報は捨てるということを考えてみたい。
ちなみに、このメルマガは、まぐまぐのシステムを利用しており、
メルマガ発行者にはみなさんのメールアドレスが分からないように
なっているので、筆者や編集の石谷から情報が漏洩することはない
(というより、情報がそもそもない)ことを付け加えておく。
【参考URL】
首相官邸 個人情報の保護に関する法律
http://www.kantei.go.jp/jp/it/privacy/houseika/hourituan/
投稿者 momolog01 : 12:37 | コメント (0) | トラックバック
情報が増えると管理責任が増える
前回は、個人情報保護法が全ての業種に関連すると書いた。
そして、パソコンで管理されてりるデジタルデータだけでなく、
紙で管理している顧客名簿なども対象になっている。さて、では、
実際には、何を考えればいいのだろうか?その第一歩について、
今回は、不要なデータを捨てるということを考えてみたい。
『不要なデータを捨てる』というのは、言うは簡単、実行する
のは、すごく難しい。誰しも経験があづだろうが、仕事の書類を
整理しようとしても、”後で必要になるかも..”、”今は使わ
ないけど、また、このデータが必要になったら..”という気持ちが
出てくることで、結局、捨てられない。捨てられないどころか、
下手をすると、パソコンが故障したら困るからといって、印刷して
ファイルを作り、どんどん増えていくことになる。
さて、それ以外に見落としがちな”不要なデータ”を考えてみると...
1)単に習慣で作成している台帳
案外、これが多い。当初は、その台帳に意味があったのだろ
うが、徐々に業務の流れが変わってきているにも関わらず、
台帳をそれにあわせて検討していないために、そのまま習慣で
残ってしまっている台帳のことである。そして、業務の流れが
変わったことで、新たな台帳が増えているので、見直していか
なければ台帳は増える一方である。
2)辞めていった社員の資料
バブル崩壊以降、社員の変動は激しい。それに伴って、その
社員の持っていた資料は、『引継ぎ』と称してダンボール箱に
詰められて、置いていくことになる。しかし、実際は、その
箱は開けられることはないのが現実ではないだろうか?さらに、
引き継いだ社員も人事異動や辞めてしまうと、ますます捨てて
いいのかどうしたらいいのか分からないダンボール箱の書類が
増えていくことになる。この手の資料は、どこかで割り切って、
廃棄すべきだろう。
3)余分にコピーした資料、コピーミスした資料
会議の参加人分だけでなく、不足があったら困るというので、
数部、余分にコピーを作ったり、用紙指定を間違えたり、両面
コピーに失敗したりと、捨てられていくコピー資料は毎日出て
くるのではないだろうか? コピー機だけでなく、パソコンの
プリントアウトでも同じことで、画面で何度チェックしても、
タイプミスに気がつかないとか、印字してからページ数を打ち
間違えたのに気づくというのは、誰にでも経験があるはずだ。
問題は、これらの資料は、ゴミ箱にそのまま捨てられると、
企業機密や顧客情報が漏れてしまうことがある。また、最近の
省エネブーム(?)で、裏紙を使っている企業も多いだろうが、
その裏に印字された内容を意識しておかないと、まったく関係
ないところから情報が漏れていくことになる。
また、それが怖いからということで、いつかまとめてシュレッダー
にかけようと思いつつ、そのままどこかに埋もれていることに
なる。これらは、『捨て方』をルールとして確立しておかないと
いけないだろう。
4)FAX後の資料
FAXを送った後、相手に届いているかどうか、不安になることも
あって、それをしばらく持っておくことがある。資料そのものは、
ファイルするなり、もとのところに戻すのだろうが、FAXの送付状
などは、そのままゴミ箱へ捨てたり、あるいは、先のコピーの
資料と同じで、いつか捨てようとして、そのまま持っていること
になることがある。このような用紙もどういう捨て方をすべきか
ルールを作るべきだろう。
これ以外にも、いろいろな資料があり、結局、社員によって、扱い
が異なっていて、今までは問題にならかったかもしれないが、今後は、
どこで、どのような問題を引き起こすか分からない。
基本は、不要なデータは、破棄することであり、単に『破棄しなさい』
と指示するだけでなく、破棄するルールを作り、実施すべきなのだ。
そして、”万が一”何らかの情報漏えいなどのトラブルがあったとき
にも、ここまでルール化して、実施しているということを示せるように
しておかなければ、管理責任が大きくなっていくのである。
今回は、紙での資料について書いたが、次回は、デジタル・データ
を捨てることについて、考えてみよう。
投稿者 momolog01 : 12:38 | コメント (0) | トラックバック
捨てるのに苦労するデジタルデータ
前回は、紙に印刷されたデータを破棄することについて書いたが、
今回は、デジタルデータについて考えてみたい。目に見えるもの
ではないが故に、紙媒体以上に面倒なことがある。
さて、どんなことに気をつければいいのだろうか?
パソコンだけでなく、デジカメや、携帯電話のメモリなど、実は、
さまざまなところにデジタルデータは蔓延っている。それ故に、
セキュリティを考えると、このデジタルデータを”捨てる”という
のは、なかなか難しい。イメージしやすいものからイメージしにくい
ものまで挙げていこう。
1)ハードディスク
言うまでも無くハードディスクは、デジタルデータの固まりだ。
パソコンをそのまま廃棄すると、中古品として販売され、顧客
データや社内の名簿などが流出する恐れがある(実際、そういう
ことが起きている)。ファイルを削除して、ゴミ箱も空にして
しまえば、すべて消えていると思っている人も多いが、実は、
消えていない。ハードディスクからファイルを消したつもりでも、
内部的には、”目次”から消しただけで、ファイルのデータその
ものは、消えていないのだ。そして、それを復旧するソフト
ウェアもパソコンショップで販売されている。(このソフトは、
誤って消してしまったファイルの復活が目的である)だから、
完璧に消し去るには、物理フォーマットということを行い、これ
また専用のソフトウェアが存在する。あるいは、ハードディスクは
衝撃に弱いという”特性”を利用して、ハンマーなどで叩き壊して
廃棄するということが考えられる。
2)CD、DVDなど
これらも、データのバックアップや、保管資料を焼いて保管して
いる場合が多い。しかも、ラベルに何も書いていないと、入って
いるデータが重要なのかどうなのか分からないし、大量にあると、
一枚、一枚パソコンで内容を確認してられない。廃棄するには、
割るか、最近は、数万円でCD、DVDも裁断できるシュレッダーが
出ているので、それを利用するしかないだろう。あまり知られて
いない事実に、CDは、ラベル側を傷つければデータが読めなくな
るということを利用して、ラベル側をカッターなどで傷をつける
ことで読めなくするという方法がある。なお、DVDには、この
方法は適応できないので注意が必要だ。
3)メモリカード、USBメモリなど
最近は、メモリカードやUSBも大容量になり、安くなっているので、
これらを利用していることも多い。携帯電話にもメモリカードが
入っている。電気的にデータを保持しているので、長期間放置して
いるとデータは消えてしまうが、とはいえ、そのまま破棄すると、
データを読み取られる恐れがある。デジカメに利用していたメモリ
カードも注意しないと、デジカメの性能がよくなっているので、
撮影された書類の文字が読み取れたり、胸に着けている名札を読み
取れるなど、さまざまな情報が流出する可能性がある。折り曲げ
たり、切断するなどして、廃棄すべきである。
4)磁気カード
クレジットカードや銀行のカードのような磁気カードを部屋の鍵
として使っている場合が、増えてきている。これらを廃棄するには、
クレジットカードと同じように鋏で裁断して廃棄すべきだ。また、
IDカードなどは、社員番号や部署・氏名が記載されていることが
多いので、先に書いたCDやDVDを裁断できるシュレッダーで細かく
するのがいいだろう。
今回は、デジタルデータが記録されている媒体について書いてみたが、
これだけでも、結構、面倒な話である。次回は、もう少しテクニカルな
話になるが、電話機、FAX、ルータなどの廃棄について考えてみたい。
こっちの方が面倒だったりするのだ。
投稿者 momolog01 : 12:39 | コメント (0) | トラックバック
事務機器、通信機器の廃棄で注意することは??
前回は、情報を記録したCDやDVDなどを廃棄する場合に、どの
ようなことに気をつけないといけないか?ということについて
考えてみた。さて、今回は、ちょっと考えると気が付くのだが、
案外、落とし穴になるのではないかと筆者が気にしている事務
機器や通信機器について考えてみたい。
eー文書法(*1)が施行されることを睨んで、コピーメーカ
などが、いろんな新しい機能が付いたコピー機を出してきている。
また、デジタル・ドキュメント管理のアプリケーションやシステム
を提供しているメーカも、あっちこっちでセミナーなどを行い、
必死でこの法律に対する対応を説明している。
しかし、気をつけないといけないのは、デジタル化されたドキュ
メントだけではない。家の電話機でも、住所録の機能が付いていて、
親戚やよくかける知り合いの電話番号を登録しているだろう。
ましてや、企業のビジネスフォンの場合は、もっと沢山の取引先を
登録しているに違いない。そして、これらの電話機は、多少の停電
では、メモリも消えないようになっている。ということは、この
機器を廃棄するときには、メモリを消去しないと、どうなるのか?
想像すると、少し怖いものがある。
FAX機でも同様で、取引先の電話や担当者の名前など登録している
だろうし、壊れたり、古くなったら、何も気にせずに廃棄していない
だろうか?
携帯電話の場合は、新機種に交換する場合には、そういう点を気に
しているだろうし、店頭で古い機種を回収しているので、まず漏えい
することは無いだろう。しかし、固定電話機や、ビジネスフォン、
FAX機では、あまり気にしていないのではないだろうか?
さて、これが、通信機器になると、もっとやっかいである。
最近は、ADSLは当たり前、光ファイバーも導入しているところは多い
だろう。ちゃんとしたエンジニアがいるところは、担当者が管理して
いるので、あまり問題にはならないだろうが、そうでないところは、
最初に誰かに設定してもらったら、それ以降、何も触っていない、
いや、誰も触らないというのが実情だろう。
しかし、その通信機器、もっと限定していうと、ブロードバンド・
ルータには、プロバイダーに接続するためのIDやパスワードを設定
している。にも関わらず、ルータの設定画面にアクセスするパス
ワードを忘れるからといって、マニュアルに書き込んでいたり、
あるいは、初期設定のままで使っていないだろうか?そして、
これらの情報は、先のFAX機などと同じで、電源を抜いていても、
簡単には消えないようになっている。となると、これらの機器も
廃棄する場合には、リセットするなり、初期化するといった作業を
しておかないと、使っているプロバイダーのIDやパスワードを
盗まれることになってしまうのである。
事務機器や通信機器が便利になっていくのはいいのだが、その
一方で、それらの機器を廃棄する場合には、その中にどんな情報が
入っているのかを認識しておかないと、とんでもないことになり
かねない。ぜひ、マニュアルをよく読んで、初期化して廃棄する
ようにしたいものである。
さて、ちょっと脇道に逸れすぎた内容になってしまったが、次回は、
個人情報が漏えいした場合のリスクについて考えてみよう。
【関連URL】
(*1)e-文書法関連URL
内閣官房 国会提出法案
http://www.cas.go.jp/jp/houan/
経済産業省
「文書の電磁的保存等に関する検討委員会」の中間報告書の発表について
http://www.meti.go.jp/press/20050111002/20050111002.html
投稿者 momolog01 : 12:40 | コメント (0) | トラックバック
個人情報漏えいが起きるとどんな損失があるのか?
個人情報の漏えいによって、損害を被るのは、誰しもが知っている。
しかし、その損害がどのようなものなのか考えたことがあるだろうか?
新聞では、一人当たりいくら支払ったから、その100万人分という
ことで、何億円だとか騒いでいる。しかし、実際は、そこれに留まら
ない損害を受けるのだ。今回は、どんな損失が発生するのかについて
考えてみたい。
いろいろな企業の個人情報が漏えいしたことで、新聞紙上やテレビ
で騒がれることが多い。そして、その個人に対して、損害賠償をした
という記事が出る。筆者も実際に、個人情報が漏れた可能性があると
いうことで、プリペイド・カードが送られてきたり、郵便為替が送ら
れてきたことがある。一人500円としても、それが、10万人と
なると五千万円になり、さらに、郵送料やそこに係るスタッフのコスト
を考えると億単位の損失になるはずだ。
しかし、この場合、10万人といったデータを持っている場合で
あり、数十人や数百人であれば、大した金額にならないのでは?と
考えるかもしれない。しかし、事はそんな単純な話ではないのである。
たった一人であっても、その人がどんな被害を受けているかによっては、
裁判沙汰になり、とんでもない損害賠償金となる可能性がある。
例えば、その人の個人情報が漏れたことで、悪用され、架空請求や振り
込め詐欺のターゲットになってしまったり、情報の内容によっては、
クレジットカードが使えなくなったり、銀行の口座のお金の引き落とし
を止められてしまうことにもなりかねない。こうなった場合には、その
個人の受けた被害は、半端なものではないし、店舗や、個人事業の
ビジネスにまで影響を与えてしまったとなると、たった一人のデータで
あっても、恐ろしいことになる。つまり、民事訴訟になった場合は、
その人が受けた被害の損害賠償として争うことになるので、法律で
罰金が定まっているのではないので、どうなるか分からないのである。
また、それ以上にお金に換算できない怖さとしては、情報漏えい
したという事実が世間に知れることで、仕事ができなくなったり、
近所からは、白い目で見られたり、あるいは、家族や親戚にまで被害が
及ぶことになる。つまり、その人は”信用できない”というレッテルを
貼られるからだ。ビジネス上のもっとも基本である信用を完全になく
してしまうことが恐ろしいのだ。
さらに、今は、情報セキュリティに関する特集が雑誌で組まれたり、
書籍も次々と販売されているので、そこでの”事例”として紹介されて
しまうと、数年間、さらし者になるというのは、なかなか厳しいものが
ある。(筆者は、宇治市民であるが、個人情報漏えいで問題になった
宇治市役所は、何かと、情報セキュリティセミナーで取り上げられ
たり、書籍に事例として掲載されているのは、あまり気持ちいいもの
ではない。)
このように、たかがCD-ROM1枚が外に持ち出されただけ、あるいは、
メール添付でデータが外に流れただけであっても、考えてもみない
ような損失を被ることになる可能性がある。だからこそ、情報セキュ
リティ対策を行っておかないといけないのだ。
では、次回は、その情報セキュリティの大まかな分類から考えて
みよう。情報セキュリティと一言でいうのは簡単だが、何から守るか
によって、見ているところが違うのである。
投稿者 momolog01 : 12:42 | コメント (0) | トラックバック
情報セキュリティって何?
いろいろなところで、情報セキュリティが重要だと声高に
叫ばれている。そして、恐怖心を煽るような内容が新聞や
テレビで流されている。しかし、その『情報セキュリティ』とは
何だろうか?言葉だけが一人歩きしているようで、十人十色の
考え方のように見えて仕方がない。
今回は、そもそも情報セキュリティって何なのか?について考えて
みたい。
1)情報の保管
当たり前すぎることだが、情報を保管するから情報セキュリ
ティが必要なのであって、保管する必要などなければ、
セキュリティもなにもない。保管するということは、責任者を
決めて、管理方法も決める必要がある。
2)情報を改ざんされないこと
情報が管理されていても、改ざん(不正に変更されること)
できるようであれば、意味がない。後から書き直したり、追記
したり、消し込んだりできるとなると、情報の信頼性がなくなり、
情報を持っている意味がなくなってしまう。
だからこそ、紙媒体でも重要な書類は、ボールペンで記述したり、
修正液で修正するのではなく、日本線を引いて訂正印を押し、
修正したことを明確にするのである。
3)情報の機密性を保つこと
保管していても、まったく関係ない人が見ることができて
しまうと、これまた意味がない。見た人の記憶まで消すことは
不可能だからだ。重要な書類が机上に置いたままになっている
とか、置くにしても、伏せて置いていないので、通りがかった
人が誰でも見ることができるというのは、大きな問題である。
細かいことになるが、電車の中でノートパソコンを開いて仕事を
している人もいるが、気をつけないと隣の席の人が競争相手の
企業の社員かもしれないのだ。これも、見落としがちな情報
セキュリティ問題である。
4)確実に破棄すること
メルマガでも書いたが、不要になった情報を確実に破棄する
ことが重要である。いわゆる企業スパイとかソーシャル・
ハッカーと言われる人たちが行うのは、高度なコンピュータの
テクニックではなく、ガベージ・コレクションと言われる
”ゴミ箱漁り”だったりするのである。
5)確実にアクセスできること
さて、上記の1)から4)の項目をきっちり行ったとしても、
いろんな手続きだらけで、アクセスするのに非常に手間が
かかったり、担当者が、不在になると誰もアクセスできなくなる
といったことは、逆にビジネス上支障が出る。ドアも窓もない
部屋に金庫を入れておけば安全かもしれないが、誰も開ける
ことができなければ、意味がない。情報セキュリティは守る
だけでなく、アクセス許可のある人が確実にアクセスできると
いうことも考えておかないと片手落ちになってしまう。
さて、大まかに見てみたが、このように情報アクセスといっても、
いろいろな見方があり、それぞれにセキュリティの守り方が異なる
ので話がややこしい。さて、今回は、情報セキュリティの基本的な
考え方について書いたが、次回は、情報漏えいのルートについて
考えてみよう。
投稿者 momolog01 : 12:43 | コメント (0) | トラックバック
名前が呼べない???
今回はちょっと予定を変更して(もっとも、前回は、多忙でメル
マガ自体、発行できていなかったので予定もなにもないのだが...苦笑)、
個人情報保護法に関連する興味ある記事があったので、それについて
考えてみたい。もし、この記事に書かれている事を真剣に考えると、
この4月以降、お店や、公共の場で、お客さんの名前を呼ぶことが
できなくなるかもしれないのだ。
気になった記事は、4/8に読売新聞のホームページに掲載されて
いたものだ。その記事によると、個人情報保護法の施行により、
”誰がどの科で受診しているのか、あるいは、誰が入院しているかは、
個人情報の対象ということで、個人名を呼んだり、病室にネーム
プレートを掲げることを止めた”病院が出てきているとのことだった。
さらに、一部の病院では、患者本人の了解を得なければ、家族で
あっても一切病状などを説明しないとか、お見舞いに来た人から
病室を訪ねられても、本人の了解なしには、回答しないという対応を
するところまで出てきている。
個人情報保護法がどうこうというよりも、そもそも通常の生活
範囲で考えられる規範として考えるべきだろうし、なによりも、
医療機関であれば、患者にとって何がいのか?を考えた上で具体的に
どうするのかを考えるべきである。
ところが、先に挙げたような病院は、個人情報保護法を盾にして
訴えられたら困るというのが本音らしい。これでは、そもそも医療
機関としての基本がおかしくなっていると思われても仕方ないのでは
ないだろうか?
しかし、このようなことが記事となって、過敏に反応する他の業界の
人たちが出てこないか気がかりである。今の銀行などのように、店に
入ると番号札を取って、店内では、その番号でしか呼ばれない八百屋
とか、商品購入後のユーザ登録もできないので、番号を割り振られて、
その番号でしか対応してもらえない車のディラーといったことになり
かねない。飲み屋では、ボトルキープに名前でなく、番号が振られて、
”あ~ら、26番さん。このところ、なかなかお店にこなかたじゃ
ないの~”なんてお店のママに言われても、面白くもなんともない。
これじゃ、お得意様もへったくれもあったものじゃない。迷子の呼び
出しなどは、どうすればいいのだろうか?
事業者が集めた個人情報を無断で売買されたり、他の目的に流用
されるのは、確かに大きな問題ではあるが、だからといって、お店で
名前を呼ばれるのを嫌がる人や、よく行くお店で名前で呼んでもらう
のを嫌がる人はいるのだろうか?それを自分のプライベートの情報を
勝手に使われたと怒る人がいるのだろうか?
なんともおかしな世の中になりつつある..
なお、大半の病院では、個人情報保護法では、個人情報の利用目的
を明示していくとなっているだけなので、日本医師会などが配布した
ポスターを掲示することで対処しているということなので、ご安心を。
投稿者 momolog01 : 12:43 | コメント (0) | トラックバック
情報漏えいのルートは、最終的に人
個人情報保護法が施行されて、情報漏えいに対する見方も大きく
変わってきた。ニュースを見ていても、やたら情報漏えいの記事が
目立つようになっている。このメルマガを書いている時にも、
トヨタの顧客情報の入ったノートパソコンが新幹線社内で紛失した
というニュースが流れてきた。情報漏えいは、さまざまなルートで
引き起こされ、また、その対策は、技術的なことよりも、最終的には、
人の問題に帰着するのだ。今回は、情報漏えいのルートについて
考えてみたい。
1)ネットワーク回線経由で部外者が不正アクセスをしてデータを盗む
デジタル化された中では、このケースを想定されがちなのだが、
実際は、このようなケースは非常に少ない。よく考えてみれば、
当然なのだが、そこまでの知識や技術を持った人がどれだけいる
のか?ということである。技術革新がどんどん進む中で、常に
最新のセキュリティ技術に通じ、さらに、その盲点を突くような
テクニックを身に着けるのは並大抵のことではできない。という
ことを考えると、そんな頻繁に起きることではない。
2)故意にデータを持ち出す
内部の人間が、故意にデータを持ち出す確信犯である。
ほとんどが、社外の人間から、頼まれて、データを渡せば報酬を
提供されるというケースが多い(まれに、弱みを握られていて、
断れないというケースもある)。この場合、悪意を働こうとして
いる人物が、アクセス制限されている人物なら、なかなかデータ
にはたどり着けないので、持ち出すことが難しい。しかし、もし、
アクセスを許されている人物でると、その犯行を見抜くのは容易
ではない。また、一番やっかいなのは、会社に対して恨みや妬みを
持っている場合である。
3)不注意でデータが外部に漏れる
冒頭に書いたように、パソコンをどこかに置き忘れたとか、
メールアドレスを打ち間違えて、まったく別の人にデータが渡って
しまったということが起きる。これに関しては、デジタルだけで
なく、従来の業務でも起きることである。郵便物のあて先を
旧住所に送ってしまう、FAX番号を間違えて送ってしまう、コピー
する書類を間違って、社内文書をお客に渡してしまう等々....
さて、これらの対策を考える場合、頻度と被害の大きさ、さらに、
対策にかかるコストを検討しなければならない。内容を見ていると1や
2の項目が、なにやら大変な気がするが、1については、ネットワーク
経由の不正アクセスは、一般に市販されているルータなどの簡易ファイ
ヤーウォールの機能でもかなりの部分が防ぐことができる。2の内部の
人間が故意にデータを持ち出すということに関しては、社員との信頼
関係の問題でもあり、社長が安心してまかせる社員がいないという
ような状態では、セキュリティ以前に、会社そのものの問題である。
ということを考えると、実際に起きやすいのは、3の不注意による情報
漏えいなのである。また、これに対する対策は、分かっているようで、
分かっていないことが多い。よくあるのが、”個人情報保護法が制定され、
情報の取り扱いには、今後、より一層注意するように”という通達が
出ることだ。これを見ても、社員だけでなく、その通達を出した本人
ですら、具体的に何に注意すればいいのか分かっていなかったりする。
簡単に言ってしまうと、”正しく手順に沿って物事を処理する”という
ことに尽きる。ところが、この”正しい手順”が曖昧になっていたり、
マニュアル化されていなかったり、決まっていても、いろいろな事情
から例外のケースが多くなっていることがある。これらをしっかりと
見直し、手順を定め、教育し、守ることが重要なのである。あまりにも
当たり前すぎることなのだが、結局のところ、人で情報セキュリティは、
左右されるのである。
投稿者 momolog01 : 12:44 | コメント (0) | トラックバック
ルールを作るよりも守り続けることが難しい
前回は、情報漏えいのルートについて考えてみたが、一番、
大きいのは、”うっかりミス”をなくすことである。そして、
その対策は、いろいろな方法(コンピュータの技術を駆使した
ハイテクなものから、単に責任者がロッカーに保管して鍵を
かけるというローテクな方法まで)があり、何をするかは、
企業にもよる。しかし、そのルールを作るのが大変なのではなく、
それを守るのが大変なのだ。
人間は、どうも成し遂げたという気持ちの満足感から、
その後に継続することを忘れがちになる。情報セキュリティに
関するさまざまな取り決めをするには、今までもメルマガに
書いてきたようにさまざまな方向から可能性を検討し、その対策を
考えていかないといけない。それ故に、大変な作業になるし、
いろいろな部署、さまざまな立場の社員を巻き込んで行うことに
なる。また、個々の企業によって業務内容が違うので、同じ
形式で捕らえきれないから厄介だ。だからこそ、そのルールを
制定できたときは、これで、情報漏えいはそう簡単におきないぞ!
という満足感が得られるだろう。
しかし、情報セキュリティに限らず、さまざまな業務上の規格
について言える事は、ルールを決めるのがメインではなく、実は、
そこは始まりであって、ルールを守り続けることが非常に重要に
なる。ところが、実際に、運用していくと、上司が承認する作業が
多くて、つい、内容をしっかり見ずに捺印してしまったり、現場も
月末の忙しいときとかだと、後付でまとめて書類処理をしたりと
いったことが起きてしまう。
本来なら、それらを正していくべき役員までもが、面倒な作業は
部下に代行させて、自分は目を通さない書類があったりと、実質、
意味のない作業になっていることがあるのではないだろうか?
このようにルールを作っても、守られないのであれば、それは、
絵に描いた餅に過ぎず、やらない方がましになってしまう。現場で
守り切れないルールがあるのなら、まずは、何が重要なのかを
再検討し、守ることができる、守る意味があるルールへと変えて
いくことが必要なのである。
セキュリティとは関係ないが、このところの交通機関の大きな
事故を見ていると、”お客の安全を守る”が重要であるはずなのに、
システムを守ること(時間通りに運営する)が優先されている
ことによって歪みが出てきているのではないかと思ってしまう。
何のためにやっているのか、何を守るのかをしっかりと理解し、
十分に理解してルールを作っていかないと、守ることもできない
意味のない作業をすることになるので、十分に注意してほしい。
投稿者 momolog01 : 12:45 | コメント (0) | トラックバック
それでもトラブルは起きる
情報セキュリティは、ルールを作って、それを守っていくことが
重要だ。しかし、それを守っていても、情報セキュリティの事故が
発生することがある。その場合には、何をどうするのか?これには、
ルールを守るという発想から、起きたときの対策という危機管理の
考え方になる。今回は、危機管理について、考えてみよう。
どんなルールを作っても、どんなにすばらしいセキュリティ
システムを作ってもトラブルが絶対に起きないわけではない。
ちょっとしたミスや、悪意を持った人間が入る混むことだってある
だろう。また、火事や地震のような緊急時には情報セキュリティ
など言ってられない状態であり、何が起きるかなど予測できない。
では、何もできないのか?というと、そんなことはなく、身近な
ところでは、保険も一種の危機管理をしているわけであり、いろ
いろなトラブルを想定して、計算し、それをどうカバーするか?で
ビジネスを行っているのである。
情報セキュリティでも、いろいろな可能性を想定して、この情報が
漏れた場合の損害額はどれぐらいなのかとか、信用を回復するのは、
どのような方法を取るのが一番いいのかを普段から考えておくことは
できる。
それから、その内容によって、起きる頻度はどれぐらいかも予測
していくことができるだろう。先に書いたような地震や火事による
情報漏えいは、めったに起きるものではないので、頻度は低いが、
起きた場合の損害は大きいということになる。逆に、社員がファイルを
ロッカーに戻すのを忘れるとか、メールアドレスを誤って、別の人に
情報を送ってしまうということは、被害は小さいかもしれないが、
頻度は大きいだろう。このように、リスクを考える場合は、頻度と
その被害額とで考える必要がある。
頻度と被害額の関係で分類し、それにどう対応するのかというと、
・被害が小さく、頻度は少ないもの
めったに起きないし、万が一、起きても被害が小さいのであれば、
対策は後回しにする。
・被害が小さく、頻度は多いもの
被害が小さく頻度が多いというのは、運用ルールが現場に合って
いない可能性が高いので、そのルールや作業手順を見直す。
・被害は大きく、頻度は少ないもの
頻度が低いので、どういう傾向があるのか分析しにくく、対策も
とりにくい。ここは、保険などでカバーすることが多い。
・被害は大きく、頻度も多いもの
緊急で対策を行う必要があり、抜本的な改革をしないと会社が
成り立たなくなる。
しかし、このようなことを考えても、想定外のことが起きる。
その場合は、緊急時の対応マニュアルを用意しておき、さらに、
そのマニュアルにも書かれていない場合は、何をするにも責任者の
確認を取ってから行動するという、緊急事態の行動指針を決めて
おく必要がある。
そして、危機管理を考える上で、もっとも重要なことは、
"被害者"がいる場合は、まず被害者の立場に立って、謝罪する
ことを第一に考えないといけない。ここを後回しにして、会社の
面子を保つことや、原因を突き止めるようなことばかりをして
いると、結局は、一番回復しにくい信用という見えないものを
完全に失うことになる。
JR福知山線の事故は、後手後手に回ってしまい、被害者の方々の
立場を考えるという基本が抜けてしまったが故に、問題がどんどん
大きくなっている。亡くなられた方々、ご遺族の方々、また、怪我を
されたり、精神的なダメージを受けた方々に何ができるのか?を
最優先にできていないことがJRの信頼を失墜させてしまった。これを
他山の石とせず、自分たちのビジネスでも今一度、考え直す必要が
あるのではないだろうか?
事故で亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、また、遺族の方々、
怪我をされた方々、精神的なダメージを受けた方々が、一日も早く
元気になれることを願っています。
投稿者 momolog01 : 12:45 | コメント (0) | トラックバック
ハザード・マップを作る
情報セキュリティを考える上で、問題を面倒にしている一つに、
人によって”視点が異なる”ということがある。例えば、”情報を
持ち出す”という言い方で、電子ファイルをメール添付で外部へ
送ることをイメージする人もいれば、帳票をコピーして持ち出す
ことをイメージする人もいる。となると、それを防止する対策の
考え方も異なってくる。ITの技術で対応しないといけないと考える
人もいれば、出入り口で手荷物検査をすべきだという人も出てくる。
では、どうすれば、認識を共通にできるのか? 今回は、その重要な
ツールの一つであるハザード・マップについて考えてみよう。
ハザード・マップは、災害予測地図という呼び方もされるもので、
地震や河川の氾濫によって、どこにどのような被害がでるのか?を
表記した地図のことを指す。これを情報セキュリティにも応用しよう
ということだ。
簡単なものであれば、建物の平面図を書き、その中のサーバが
置かれてる部屋や、社長室、資料室、経理や総務のロッカーなどの
位置を書き記し、また、ネットワーク回線も書き込んで、どこで、
どういうことが起きると、情報漏えいに繋がるかを記述する。
例えば、先のインターネット経由で情報が漏れる場合には、建物の
構造よりも、回線が、どのサーバに繋がっているのかとか、どの位置に
ファイヤー・ウォールが設置されているかなどがポイントになり、
データはどの経路を通って外部に流れるのかを記述し、どこを監視
すべきか、場合によっては、回線を分けるとか、社内にファイヤー・
ウォールを立てて、部門ごとにアクセスできる人を制限するなどの
対策を考えていく。
一方、紙媒体での持ち出しを考えると、コピー機の場所や、手荷物
検査をするのであれば、どこでやるべきなのか、あるいは、資料室に
入れる社員を、どのように制限するのかが課題になっていく。
このように具体的な場所や方法で検討することで、その対策も
具体的に立てることができ、単に"注意する"ではなく、"施錠の確認"
とか、"社員以外の人は立ち入らせない"など具体的な指示として社員に
徹底することができる。また、万が一、トラブルが起きたときにも、
どのような対応をすべきかが見えてくる。
このように情報セキュリティ対策は、あいまいな表現をするのでは
なく、より具体的に、実際の場所や、使うもの、責任者を明確にして
いくことであり、決められたルールを守ることである。
最後に、文章では分かりにくいので、ハザード・マップの簡単な例を
下記のサイトに挙げておく。ここでは、人の出入りだけを考えた図に
なっている。
<ハザードマップ例(人の出入りだけを考えた図)>
http://www.momotarou.com/sec/
投稿者 momolog01 : 12:46 | コメント (0) | トラックバック
情報セキュリティは当たり前のことを当たり前にするだけ
今まで情報セキュリティのことについて書いてきたが、思ったほど
情報セキュリティについて考えるのは難しくないと思われたのでは
ないだろうか?簡単に言ってしまうと、防火とか盗難の対策と同じ
ことを考えればいいのである。しかし、どうしてもデジタル化された
データなどの場合は、目に見えないだけに混乱してしまうのだが、
デジタルデータと言えども、何らかの”経路”を使わないかぎり
漏えいしないのである。つままりは、通路をきっちりと理解して、
そこを通るデータについて考えれば、情報セキュリティは簡単に
対応策が考えられる。
この前、ある方のセミナーで、面白い話があった。
『日本語では、”危険”という一単語しかないのですが、、英語では、
dangerとriskという2種類の単語があり、他の国の言葉でも、同じ
ように日本語の危険に相当する言葉が2種類あります。さて、danger
という”危険”は、例えば、命綱もなしに高いところで、綱渡りをする
ような場合の危険を意味していて、一方、riskという”危険”は、車の
運転のようなものなのです。なんとなく、この危険の違いって分かり
ますか? dangerは、”コントロールできない危険”であり、riskは、
”コントロールできる危険”と言い換えてもいいでしょう。』
なるほどと思った読者もいるのではないだろうか? 日本語では、
どうしても危険という言葉で片付けてしまうので、分かりにくくなるの
だが、リスク管理というのは、制御できる危険を管理することで、
被害を想定して対策を考えることで、危険だからやらないというのとは
違うのである。
情報セキュリティも、いろいろな面で危険なことも多いが、かと
いって、それを止めてしまったらビジネスが成り立たなくなってしまう。
そうではなく、それをリスクとして計算し、どういう対策が考えられる
のか、万が一の場合でも、被害を最小限にするにはどうするかという
ことを考えていかないといけないのである。
先にも書いたように、通常の防火や、盗難対策のように、情報につい
ても考えればいいことであって、特別なことをするわけではない。
どうしても、パソコンやインターネットで分からないことが多いので、
不必要に恐れてしまったり、逆に、分からないからそのままにしている
というのが、一番、まずい対応である。ともかく、通常の台帳の管理や
お金の管理と同じように考えて対策をしておけばいいのである。
当たり前のことを、当たり前にしておく。基本はそこにある。
投稿者 momolog01 : 12:46 | コメント (0) | トラックバック
確実には届かないメール
当たり前のように名刺に入っているメールアドレス。まるで、
電話番号のような顔をしているが、電話と違い、確実に相手に
届くものではない。この現実を忘れているようなことが多くて、
ゾッとすることがある。今回は、そんな電話とメールの違いを、
もう一度、考えてみよう。
普段、何気なく使っている電話とメールだが、その運営や構成は
あまりにも大きな差がある。電話は、ご存知の通り、全国に電話
回線が引かれ、さらに、公衆回線網に関しては、NTT1社が管理・
運営している。(と、書くと、NTTでなくても電話回線を引き込む
ことができるぞって話もあるが、そこは、一般的ではないので、
考えないことにする。)となると、当然ながら、電話がつながら
ないとか、間違い電話が多いから番号を変えてくれといったことは、
すべてNTT1社が引き受けるので、責任の所在がはっきりしている。
また、1社で管理しているからこそ、電話番号案内や、電話帳と
いうものを提供できる。
ところが、インターネットとなると、プロバイダーは、何十社もあり、
どこを選んでいいのかよく分からないし、最近のADSLとなると、
NTTのアナログ回線の電話+ADSLキャリア業者+プロバイダーという
契約で、こんな構造はユーザには理解できない。言い換えれば、
水道を使うのに、水道管を管理している会社と、水道水を管理して
いる会社、そして、浄水場を管理している会社に別々に契約をする
というようなことで、こんな面倒な話は明らかに変である。
話をメールに戻す。まずは、メールの仕組みを、おさらいしておくと、
1)目の前にあるパソコンでメールを書いて、『送信』すると、
契約しているプロバイダーのサーバへメールが送られる。
2)そのサーバから、送り先のメール・サーバに向けてメールが
送られる。この時、相手が同じプロバイダーならプロバイダーの
内部でのデータのやりとりになるが、相手先が別のプロバイダーと
なると、次々といろいろなプロバイダーのサーバを経由して、
メールが送られていく。
3)相手先の契約しているプロバイダーのメール・サーバに蓄え
られる。
4)相手がパソコンで『受信』をすることで、相手のパソコンに
データが送られ表示される。
というステップになる。
さて、ここで、面倒なのは、2)でいろいろなサーバを経由して
いくことで、この途中でトラブルがあると、メールが紛失してしまう
ことが起きる。つまり、出したのに届かないのだ。
郵便の葉書や封書でも同じようなことが起きることが、極まれに
あるが、その場合は、先の電話と同じように責任元が明確なので、
誰に対して調べてくれと言えばいいのかはっきりするし、本当に
大事な書類なら、書留で送るという方法もある。
しかし、メールの場合は、プロバイダーの内部のことなら調べる
ことはできるが、別のプロバイダーを経由している場合は、もう、
どこで何が起きているかを調べ始めると膨大な労力を要するし、
調べられないこともある。
10年ほど前は、実際に筆者もメールが途中で消えてなくなると
いう経験を数回したことがある。途中のサーバの管理がまずかったり
すると、履歴もとっていなかったり、バックアップをしていないと
いったこともあるので、本当にどこに行ったのか分からなくなるのだ。
いろいろと改善されてきて、サーバや回線の品質も上がってきて
いるが、基本中の基本であるプロトコル(通信の手順)については、
インターネットの初期のころから何も変わっていない。そう、途中で
メールが消えてもおかしくない状況の中で使っているのである。
そして、いろいろなサーバを経由していることもあって、どこで
消えてしまったのかはっきりしないケースもあるということだ。
脅かすつもりはないが、頭の片隅にでも、覚えておいて欲しい
のは、メールが消えたり、届かないことがあった場合、責任の所在
(ようするにクレームする相手)が存在しないケースがありうる
ということである。そんな危うい構造の上でビジネスをしていると
いうことは、ちょっと気にしておいてもいいだろう。
投稿者 momolog01 : 12:47 | コメント (0) | トラックバック
レッサーパンダが立てば、商標ビジネスで儲かる??
風太が一大旋風を巻き起こしている。あの立ち上がったレッサー
パンダである。その『風太』という名前を商標登録し、さらに、
そこにキャラクタービジネスとかを絡めて動き出そうとしている
人たちが多く群がっているのである。さて、この商標とか特許、
ビジネスでは、どう考えるべきなのだろうか??
ようやく日本でも、知的財産権に関する最高裁ができた。もっとも、
その最初の裁判が、松下 vs ジャストシステムというのが、なんとなく
象徴的な気もするのだが....
一次期は、ビジネスモデル特許など大騒ぎになっていたこともあり、
とにかく、ビジネスの新規立ち上げとか、ベンチャー企業では、
『ビジネスモデル』という言葉がよく使われる。
また、商標も大きな利権ビジネスとして動いており、『ホリエモン』
という商標についても話題になっている。インターネットで言えば、
ドメインも大きな利権であり、使えそうな名前、商品になりそうな
名前を先にとってしまうというビジネスも出てきている。
しかし、そんなことばかりでいいのか?という気もする。先の
『風太』に限らず、『たまちゃん』、『ホリエモン』といった商標を
取って、最初からそれを売ることだけで仕事にしょうとしているが、
それって、どうなのだろうか??
問題になるのは、このようなことを続けていると、結局は、自由
競争が難しくなり、何かビジネスを起こすごとに、いろんなところへ
ロイヤリティー(ようは使用料)を支払わなければならず、最初から
参入障壁が高いものになってしまうのではないだろうか? 特に、
ビジネスの基本となるような基幹業務や、インフラに関する部分で
特許や商標で押さえ込まれると、非常にビジネスをしにくいものに
する可能性が高い。
しかし、その一方で、もともとの知的財産の考えからいくと、
当たり前すぎる話だが、『がんばって発明した人には、それなりの
見返りがあって当然でしょう』ということも理解できる。世の中に
本当に役立つものを発明した人に、何の利益もないなら、そういう
努力をする人たちが出てこなくなる。あの青色発光ダイオードの
特許の騒ぎにしても、要するにそういう開発を地道にやってきた
人たちの努力を認めてあげるべきではないか?という主張であり、
その一方で、会社側は、環境を用意し、自由に研究させてやったでは
ないか?という意見の食い違いだった。
ただ、今後のビジネスを考えていくと、『儲けるための知財』と
いうよりも、『守りのための知財』と考えておいた方がいいのかも
しれない。特に中小企業ががんばって作り出したものを大手に足元を
すくわれるといったことにもなりかねないからだ。特許を持っていれば、
大手のとの交渉にも有利になるし、自分たちのビジネスを進める上で、
安心して展開できるということもある。
また、本当に面白いアイデアや使い方が閃いた場合は、それをより
多くの人たちに広めるには、やはり特許を持っていた方がやりやすい
こともある。そういう意味では、単にレッサーパンダが立ち上がった
から、商標登録するというようなことではなく、自分のアイデアを
活かすべく、特許や商標を利用してほしい。
実際に特許申請や商標登録の手続きが分からなければ、どうにも
ならないので、ちょっと面白いサイトを見つけたので紹介しておく。
■独立・起業に特許 企業維持にも商標登録
http://www.mcci.or.jp/www/itohya/
■メルマガ アイデア浮かんだ! 発明できた!
独力でできる特許術
http://www.mag2.com/m/0000127652.html
投稿者 momolog01 : 12:48 | コメント (0) | トラックバック
コンピュータやインターネットを使うことが前提になっていないか?
ITというと、インターネットやコンピュータを使って、かっこ
よく(?)問題解決するようなことをイメージする人が多い。また、
いろいろなホームページを見ても、コンピュータ企業や、ソフト
ハウスの事例では、『デジタルだからこそ、解決できた』ってな
話が沢山出ている。しかし、それは、本当だろうか? 本当のITの
力を考えてみよう。
この前の土曜日には、このメルマガの読者とのオフ会を行った。
その中で、話をしていて、コンピュータのシステム屋の力で解決
しようとしていることを知り、そこの視点を変えるべきではないか?
というアドバイスをした。
その帰り道、妙にこのことが気になり、いろいろと考えていたの
だが、どうもコンピュータやインターネットを使うことが前提に
なっているのではないか?と思い至ったのである。
さて、ITというものの本質をよくよく考えると、情報技術であり、
『情報をどう扱うか? どう見るか?』ということであって、
決して、コンピュータを使うとか、インターネットを活用すること
ではないのである。ところが、『IT』という言葉が独り歩きして、
コンピュータを使い、インターネットを使うことと思われている。
コンピュータやネットワークを専門に勉強してきた人にも勘違い
する人が多いのだが、『コンピュータでやれば、すぐできるよ』
とか、『だからこそインターネットを使わないと!検索すれば、
すぐにそんな情報は手に入るよ』ってなことを自慢げに話す人がいる。
また、相談している人たちは、よく分からない言語で話をされて、
一方的にまくし立てられるから、『よくわかんないけど、なんか
すごい世界なんだなぁ~』と思ってしまうのである。
断言してしまうが、彼らは『IT専門家』ではない。コンピュータや
インターネットの道具を使う専門家なのである。ITの専門家は、
必ずしもコンピュータやインターネットでシステム構築できる人
ではないのだ。それは、言うなれば、高層ビルを建てるのに、大型
クレーンを操作する人や、現場で指揮する人と、ビルのデザインを
する人、ビルを建築する計画を立て、出資者や地域住民、行政を
説得する人とは、言われるまでも無く、まったく別のスキルを持って
おり、それぞれ見ている視点が違うのである。それを、クレーン
操作の人や、現場監督に、駅前のビルのデザインを頼むようなもの
である。勘違いしてもらいたくないが、どっちが偉いとか、どうとか
ではなく、それぞれの持分が違うのである。ビルのデザイナーに、
本箱を作ってくれって頼んでも、本を載せたら棚が落ちるってことも
あるのだ。それぞれの立場でスキルが違うし、それは、外からは
なかなか見えないということに気づいて欲しい。
ITという言葉が独り歩きすることで、どうも、コンピュータの
専門=ITの専門と見られているが、そうではなく、『現状を把握し、
分析し、問題の本質がどこにあり、どのようなスキルを持つ人が
これを解決できるのか?』を見抜く力を持っていないと、本当の
ITの力を発揮することができない。
オフ会でもアスクルの例で話をしたのだが、アスクルでは、
検品をいかに早くこなすか?が課題の一つだった。沢山の企業から、
ノート5冊、ホッチキス1個、ボールペン1ダースなどという、
非常に細かな注文が入ってくる。これを箱詰めして送るのだが、
注文書と送る品物の検品はかなり大変な労力を要する。品物の数が
増えれば増えるほど、どんどん労力が要求され、”明日来る”が
実現できなくなってしまう。
これを、コンピュータ専門家の力で解決しようとすると、バー
コードを貼り付けてチェックするとか、ICタグを貼り付けて、
センサーで読み取れば間違いないといったことを考え始める。
しかし、ボールペンや消しゴムなどの単価が安く、小さな物にバー
コードやICタグをつけていたら、そのコストはどうなるのだろうか?
また、『バーコードを読む』という作業自体は、人手でやることに
なり、根本の解決にはなっていない。
アスクルは、これを、”重さを量る”ということで解決したのだ。
個々の商品の重さをあらかじめ量って記録しておき、注文書に
基づいて全体の重さをグラム単位で求めるのである。そして、
出荷前に全体の重さを図って同じ重さになっているかどうかで
一瞬に検品するのである。これは、コンピュータやネットワークの
エンジニアからは出てこないアイデアだ。もっとも、これをコン
ピュータどっぷりの人に言うと、おそらく”でも、2つとか3つとか
間違うことで、重さが同じなってしまう組み合わせがあるから、
意味がないだろう!”と言うかもしれない。
しかし、それは、商品を抜き出していく過程で、重さの大きく違う
ものを隣同士並べて、間違うと明らかにわかるようにするといった
工夫すればかなり防げるだ。これは、集荷や発送を経験している人で
ないと出てこない意見だろう。
このように、ITの本当の力は、いろいろな視点を持って考える
ことであり、なんでもかんでもコンピュータやインターネットで
解決するのではなく、まったく違う視点で見ると、ものすごく
単純な解決方法(しかも、ものすごくアナログの方法)が見つかる
かもしれないのである。ぜひ、一度、コンピュータやインター
ネットの枠を外して考えてもらいたい。
投稿者 momolog01 : 12:49 | コメント (0) | トラックバック
ホームページは、情報が多いほど売れる?
先日、とある中小企業の社長と話をした。その中で、
「いや~、ある本とかを読むとホームページには、できるだけ
沢山の情報が載っていないと駄目だって書かれていて、うちの
ような企業だと、書くよりも写真1枚載せて終わりなんで、
どうにもならないんですよね.....」と嘆いておられた。筆者は、
内心『またか...ここにも犠牲者がいる...』と思いながら、話を
続けた。ホームページが道具であることを忘れると、いろんな
言葉に振舞わされる。ホームページは本当に情報が多いほど
売れるのだろうか??
世の中では、『情報商材』ってのが、流行り始めた。それ
自体は、すごく面白い試みであり、筆者も密かに狙っている(笑)。
それらのサイトをみると、これでもかというほど情報が大量に
記述され、また、無料レポートやミニ・メルマガ講座など、
とにかくここまでよく情報を出せるなぁと思うほどのサイトが多い。
また、そういうサイトほどよく売れているという事実もある
(月額数千万を売っている人もいる)。
そういうサイトを見ていると、確かに、いろいろなノウハウや
無料レポートを出すことで売り上げを伸ばすということがいえるし、
また、結果が出ている。だったら、うちのホームページも沢山の
情報を出すことで売り上げアップを!!て思いたくなるのは当然
だろう。
が.... ちょっと待ってもらいたい。なぜ、情報商材では、
大量の情報を出すことで売れるのだろうか? それは、売っている
ものが『情報』だからである。形があっても、CDとか、マニュアル
だけなのだ。その中で、まったく見たこともない人からお金を
頂いて買ってもらうということなのだから、どうやって信用を
作るか?が課題になるのだ。そして、この手の情報商材は、書籍や
DVD、音楽CDと同じように『返品』ってのが、非常に厳しい。
ようするに、中を利用された(極端に言えばコピーされた)か
どうかなど分からないからだ。パソコンのソフトウェアと同じく
開封後は返品に応じませんということしか言えなくなってしまう。
だからこそ、どれだけ信用してもらうかが重要なのである。
物として存在する衣類だとか、台所用品、あるいは、パソコンの
パーツなどは、物の写真が重要であり、大きさなどのスペックを
きっちりと明記することが大事で、無料レポートとか、大量の
情報を提示する前にやるべきことがある。それを無理やりに情報が
多いほどいいということで、肝心の部分をぼやかしてしまって、
他の情報を充実させても、それは、便利サイトになるだけで、
肝心の物販がおろそかになってしまう。
他の人がこういったからとか、売れているサイトがこうだから
ということではなく、自分のビジネスの土俵の中では、どうなのか?
ということをしっかりと考えないと、それこそ『大量の情報』に
翻弄されるだけである。
自社の商品・サービスは、誰に対して、何を示さないといけない
のか?そして、いかに信用されるか?を考えてホームページを
考えてもらいたい。
投稿者 momolog01 : 12:49 | コメント (0) | トラックバック
データの視点、パラメータの視点
目薬のTVコマーシャル。資料をプロジェクターで表示し、阿部寛が、
「これじゃよく分からないよ...」。すると、プレゼンしている人が、
「では、もっと詳しく..」と、画面いっぱいに細かな数字を表示する...
このコマーシャルを見ていて、大量の『データ』を扱うことで混乱
していることがあるのではないかと考えてしまった。
コンピュータの世界では、データとパラメータというものがある。
どちらも数字なのだが、ものすごい違いがある。この見方で、
ITビジネスの考え方がちょっと変わってくるのではないかと思う。
今回は、これについて考えてみよう。
データは、説明するまでもないだろう。例えば、在庫一覧に書かれた
数字や、会計簿に書かれたさまざまな数字、そして、名簿の電話番号
などなど、いろいろなものがある。
一方、パラメータという数値もある。パソコンのソフトなどで、
ごく稀ではあるが、パラメータを設定してくださいということがあり、
0とか1とか、数字を入れたりする。
さて、このパラメータ。一体、何なのか?
パラメータは、制御を行うもので、分かりやすく言えば、信号の、
”赤”、”青”みたいなものである。単に、赤、青だと、データだが、
これを信号の色で考えると、赤=止まれ、青=進めという『行動』が
伴うようになる。このように、いろいろな動きや処理の流れを決める
のがパラメータだ。
さて、このデータとパラメータは、コンピュータエンジニアなどは、
当然のように区別をしていて、意識もしていないほど当たり前なの
だが、これは、なかなか一般の人にはわかりにくい。いや、分かり
にくいだけでなく、データとして見ているのか、パラメータとして
見ているのかで、ぜんぜん、ビジネスの見え方が異なる。どうも、
できるビジネスマンは、パラメータとして見ているようなのである。
例えば、月次の売上集計を毎月眺めていても、データとして眺めて
いるだけでは、売れたとか、売れ悩んでるとしか見えていない。
ところが、個々の数字が、パラメータだという視点で見ると、
どうなるか? そうすると、個々の数字が、”利益”という結果を
左右する動きを示しているという視点に切り替わる。そうなると、
どのパラメータが上下することで、より大きな利益を出せるのか、
そのパラメータに関連する業務での”動き”は何かを考えることで、
利益に本当に供与している業務は何か、効率の悪い業務はどこなのか
が見えてくる。
つまり、数字の変化があるということを見ているだけでなく、その
後ろにある業務までもが見えてくるのである。実は、ここにITビジネス
の本質の一つがあり、コンピュータを使うことで、より多くの数字を
解析し、パラメータとして見ることで、何を改善すればいいのか、
何が足りないのかが、具体的な業務と結びつけて考えることができる
のである。
このように、単なる数字の羅列と見ているのか、それとも、"動き"
を伴ったパラメータとして見るかによって、さまざまなものが違って
見えてくるだろう。ぜひ、データとパラメータという2つの視点で
数字を見て欲しい。
投稿者 momolog01 : 12:50 | コメント (0) | トラックバック
ホームページと言えども、文章力が必要
まったく同じ商品で新聞の折り込み広告を作っても、反応率の
いいビラと、まったく反応のないビラがある。いろんな理由は
あるが、そこでの文章力の差があるのも大きな要素の一つである。
ホームページでも同じことで、いくら回線が速くなったと言っても、
画像を沢山貼り付けて、音楽を流したところで、文章が生きて
いなければ、商品は死んでしまう。今回は、そんな文章力について
考えてみよう。
ホームページを見ていて、非常にがっかりするのは、商品説明を
淡々と書いているページが多いことである。確かに、商品の
スペックや、機能説明、取り扱い方法なども重要な内容ではあるが、
それを淡々と書かれても誰も読まない。例えば、
メモリ:512MB
と書かれているのと、
ワード、エクセル、パワーポイントを同時に使っても問題ない
メモリ容量搭載!
と書いてあるのでは、どっちが心に届くだろうか? 言うまでも
ないことである。
ちょっとしたことかも知れないが、やはり、文章で何を『伝えたい』
のかを、しっかりと書かないと伝わらない。インターネットの世界
では、面と向かっているのでもなく、また、実際の商品が目の前に
あるのではないのだから、黙っていては何も伝わらないのである。
黙っていても売れる商品やサービスもあるが、それは、すでに
買い手が、その商品なりサービスなりを知っていて、提供している
企業や担当者の価値を知っているからであり、一種のブランドが
確立されているからできるのである。それまでは、必死で
『伝えなければ』誰も見向きもしない。世界に名が知られている
ホンダやソニーも創業時は誰も知らない無名の会社だったのだ。
同じ内容を伝えるにしても、文章力がなければ、伝わらない
どころか、間違った印象をもたれてしまったり、押し付けがましい
文章、信用できない文章になってしまうことさえある。だからこそ、
相手の顔が見えないホームページでは、注意して書かないといけない。
具体的には、社内のいろんな立場の人に読んでもらって意見をきく
だけでなく、家族や知人・友人に読んでもらって、どんな印象を
受けるのかを確認する必要があるだろう。また、ホームページでは、
アクセス数や、クリック数を調べて、文章をどうなおすことで、
反応がいいのかなど常に変化させていくことも重要だ。ともかく、
独りよがりな文章になってしまわないように心がけることが大事
だろう。
また、最近は、無料のメールマガジンなどでも、文章力を伝授
してくれるものもあるので、それを利用するのも手である。
筆者も購読しているが、下記の『パワーライティング塾』は、
定期的に課題も提出されるので、お勧めである。
集まる・売れる・儲かる パワーライティング塾
http://www.mag2.com/m/0000116475.html
投稿者 momolog01 : 12:51 | コメント (0) | トラックバック
ビジネス・メルマガの有効活用
インターネットが広まり、なんとなく、他もやっているから
てな理由で、ホームページを始める企業が多い。それについては、
以前にも書いたが、メルマガも同様で、新聞や雑誌、そして、
書店に行けば、『メルマガで集客!』ってなタイトルに踊らされて、
メルマガを発行しても、労多くして実りが少ないってなことに
なっていないだろうか?
今回は、メルマガについて書いてみたい。
ビジネスで、メルマガを出そうという動機は、さまざまある
だろう。”商売のエリアを広げたい””既存顧客を逃さないように
したい””ホームページへ誘導して、アクセスをのばしたい”等、
いろいろな理由がある。特に、雑誌や新聞で、”メルマガを出す
ことでお客さんとの距離が縮まり、売上がのびた”といった記事を
見かけると、やるしかない!って意気込むのではないだろうか?
ところが、現実を見てみると、『まぐまぐ』などのメルマガ発行の
手続きを覚えるので手一杯で、実際の発行まで至らなかったり、
あるいは、気合と根性で3号ぐらいまでは、発行するのだけど、
そこから続かなくなるケースが多い。その理由は、”反応がない”
”ネタがつきる””忙しい”といったことがあるだろう。
ここで、よく考えてもらいたいのは、そもそも、メルマガをどう
考えているか?なのである。ビジネスのツールとして、お客さんとの
接点であり、営業マンであると考えると、見方が少し変わってこない
だろうか?
行き当たりばったりにならないためには、メルマガを発行する前に、
少なくとも下記の3点を考えておくべきである。
1)目的
告知媒体とするのか、集客なのか、それとも、メルマガで商品
購入まで考えるのか?
2)ターゲット
読者は、どういう読者なのか? 年齢、性別、職業だけでなく、
家族構成、趣味、住んでいる場所など、細かくイメージできれば
できるほどいい。
3)内容
上記の1)や2)が明確になってくると、どんな内容を書くべきか
が決まってくるし、読者にどんな行動をしてもらいたいのかまで
意識して、メルマガの内容を書くことができる。商品案内なのか、
会社の内容なのか、それともユーザの声を届けるのか、あるいは、
スタッフの紹介なのかなど、クリアになってくるだろう。
これらのポイントがはっきりしてくると、その内容が、ビジネスと
つながっているかどうかもはっきりしてくるので、場合によっては、
メルマガよりも、新聞の折込の方が適しているということも分かって
くるかもしれない。
まずは、ビジネスでメルマガを活用しようと思ったら、上記の
3点を検討し、メルマガを発行することで、よりお客さんとの
親密感が出てきたり、予想外の反応や、いろいろな製品への提案も
頂ける様になるのである。
もう一歩、すすめるために、メルマガを検討してみてはいかが
だろうか?
投稿者 momolog01 : 12:51 | コメント (0) | トラックバック
インターネットのビジネスは、大道芸と同じ
筆者の名刺には、『IT大道芸人』と書いてある。初めて見る人は、
そのインパクトの強さで、惹かれるみたいで、すぐに覚えてもらえる。
ありがたいことだ。
最初は、インスピレーションで閃いた『IT大道芸人』だが、最近、
つくづく、インターネットのビジネスと大道芸は、多くの共通点が
あることに気づかされる。今回は、インターネット・ビジネスと
大道芸の関係について書いてみたい。
大道芸は、今更、説明するまでもないが、ストリートで、自分の
芸を見せ、通行人からテラ銭をもらっている。筆者は、大道芸が
好きで、昔、パントマイムを2年ほど習っていたことがある。そして、
渡米した時には、チャリティーで300人ほどのアメリカ人の前で、
パントマイムを演じて、大爆笑になったこともある。
さて、大道芸人の基本は、あくまでも、自分の芸を見せることで
あり、その芸を気に入ってくれた人から、お金をもらうことだ。
通行人を無理やりに引き止めて見せたり、あるいは、金額を設定して、
お金を支払わせるということはない。あくまでも、お客さんが主体
なのである。
ホームページが一番分かりやすいと思うが、インターネットの
世界は、まさに、この大道芸と同じではないだろうか。無理やりに
ホームページにアクセスさせるということもできないし、マウスを
クリックをするのは、あくまでもお客さん側なのだ。だからこそ、
ホームページの内容(芸?)を見せて、気に入ってもらわなければ、
他のサイトへマウス一つで飛び出していってしまう。
いくら人通りの多いところに表示されたとしても(例えば、検索
エンジンの結果でトップに表示されたとしても)、内容に魅力が
なければ、すぐに他のページへ行ってしまうのだ。
また、最初のページで、面白いと思ってもらったユーザでも、
次のページ、次のページと進むうちに、面白くないところがあると、
そこから先はアクセスしてもらえない。まさに、芸をしっかりと
磨いていないと、最後まで(ようするにテラ銭を払ってもらうまで)
立ち止まってはくれないのだ。
このように見てみると、インターネットのビジネスは、リアルな
店舗でお客さんの反応を見ながら話の内容を変えるということができ
ないので、大道芸人と同じく、読みたいページを作っておかないと
いけない。まさに、芸を見せて、お金を払ってもいいなぁと思わせ
ないといけないのである。そこには、お客さん側に、楽しいとか、
面白いと思ってもらわなければいけないのである。
まさに、この観点がインターネット・ビジネスに必要な視点であり、
単なる商品紹介や会社案内を掲載しているだけでは、うまくいかなく
なってしまうのである。
さて、御社のホームページは、ちゃんと”芸”を仕込まれている
だろうか? 今一度、見直してみていただきたい。もし、どこを
見直していのやらよく分からないという方がいれば、どんな視点で
見るべきなのかをアドバイスさせていただくので、遠慮なくメール
してもらいたい。一緒に”芸”を磨ければと思う。
メール宛先 akiho@momotarou.com
投稿者 momolog01 : 12:52 | コメント (0) | トラックバック
即効性のノウハウは、使い方を間違うと大怪我をする
最近、情報商材が大流行だ。ノウハウをまとめて本や電子ファイルで
販売するというビジネスである。特に、インターネットビジネスでの
ノウハウの販売は多くて、ホームページのアクセスを上げる方法、
アフェリエイトで儲ける方法、Yahoo!オークションで儲ける方法など、
実にいろいろなノウハウが販売されている。
確かに、それらのノウハウを使って、アクセスを上げたり、オーク
ションで儲けることはできるだろう。しかし、問題は、その先である。
今回は、このようなノウハウを使う場合の注意点について書いてみたい。
ホームページのアクセスを上げる方法や、検索エンジンでトップに
表示される方法などは、いくらでもある。そして、それらをビジネスに
している人たちもいて、確かに、即効性があって、早いものだと
1週間とかで効果が出てくる。
そして、それを諸手を上げて喜ぶ人たちもいるが、こういうノウハウ
の恐ろしいところは、あくまでも”ツール”であるということである。
つまり、道具は、どういう”動機”で使うか?が大きな問題であり、
極端な話をすると、ナイフを果物を切るのに使うのか、人を危めるのに
使うのかという問題なのだ。
アクセスが劇的に増えて、喜んでいると、あっという間にもとの
アクセス、いや、クレームや嫌がらせが増えたり、以前よりも悲惨な
状況へ追い込まれる可能性もあるのだ。
アクセスすることで、何を求めるのか、アクセスしてくれた人たちに
何を提供できるのかをしっかりと作っておかないと、”次へつなげる”
ことができなくなる。
実際にあった話だが、あるケーキショップが、クリスマスシーズンに、
本物のトナカイを連れてきて一緒に写真を撮るというイベントを行った。
当日は、予想以上のお客が集まり、多くの人たちに喜んでもらえて、
店長は大満足。そして、その翌日.... 以前と同じ閑散とした店に
戻ってしまった。つまり、来てくれたお客さんを次につなげる工夫を
していなかったからだ。
さて、これを笑い飛ばせるだろうか? 企業のインターネットの
使い方を見ていると、これと同じようなことをしているところが
あまりにも多い。インターネットは特別な世界ではない。インター
ネットの先にお客がいることを意識して、ノウハウを利用しないと、
以前より悪い状態になることがあるのだ。
投稿者 momolog01 : 12:53 | コメント (0) | トラックバック
チェンジニアに惑わされない
先日、あるところで話をしていて、なんでもかんでもパーツ化されて
しまって、エンジニアが本来の仕事をしていないという話をしていた。
故障しても、パーツ交換をして修理するので、単に部品交換の作業、
そう、チェンジするだけの『チェンジニア』になってしまっているのだ。
なかなか面白い表現だなと感心したのだが、IT業界でもチェンジニアが
はびこっている。そんなチェンジニアの話を考えてみたい。
IT業界では、次々といろんなコンセプトが登場して、『最新の○○
システム』、『先端を行く△△ソリューション』といった言葉が数カ月
おきに登場する。そして、そこで言われることは、『今までのシステム
では、新しいビジネスには遅れをとってしまいます。今すぐ、最新の
システムに入れ替えましょう!』。チェンジニアの独壇場である。
筆者はITという言葉が出てくる前からコンピュータに関わってきた
ので、コンピュータの基本が変わっていない(あくまで0と1の世界)
ので、どうみても新しいシステムには、見えないことが多い。今までの
仕組みの見せ方を変えただけで、どうってことないって思ってしまう。
しかし、多くの人たちは、そのグラフィカルな表現や、瞬時に結果が
出てくるデモンストレーションを見ると、”すごい!”と圧倒されて
しまうだろう。そして、今、自社で使っている仕組みが古い旧世代の
ものに見えてしまう。さらに、追い討ちをかけるように、『ITの世界は
ドッグイヤーと言われるように、7倍の速度で進んでいます。ですから、
1年もすると、他の業界では、10年近くの遅れとなるのですよ』と
言われてしまうと、そんなものかと納得してしまうのではないだろうか?
確かに、処理速度や通信速度は、恐ろしく速くなった。しかし、
だからといって、ビジネスの本質が変化していないし、コンピュータの
本質も変化していない。ましてや、お客さんからお金を貰わないと
ビジネスが成立しないのは、ぜんぜん変わっていないのである。
ITのメーカは、どうしても新製品を売っていかないとビジネスが
成り立たないこともあって、チェンジニアが、システム入れ替えを声高に
叫ぶ。ちょっと、そこで、本当に必要なのかどうか、チェンジニアに
惑わされていないか、今一度、冷静になって考えて欲しい。
(こんなことを書くと、同業からは睨まれるのだが.. 笑)
投稿者 momolog01 : 12:54 | コメント (0) | トラックバック
霊現象とデジタルカメラ
お盆は、ご先祖様の霊が戻ってくるということで、この時期になると
テレビや雑誌では、心霊特集が組まれる。いろいろな怪現象や、心霊
スポットなるものを紹介しているのだ。
さて、筆者は、こう見えても(?)、この手の話は大好きで、小さな
ころから、小心者で怖いくせに、好奇心もあって、怖いけど見たい、
見たいけど、怖いという状況が未だに続いている。
しかし、残念ながら、いや、幸運にも(?)、そういう現象には
遭遇したことがない。また、サイエンスが好きなので、今の科学で
どうすれば、説明ができるか?ということを考えている。
さて、筆者が不思議に思うことの一つに心霊写真がある。そこに
誰もいなかったのに、誰かが写り込んでいるというものだ。
従来のフィルムの場合は、目に見えない周波数の光でも科学反応を
起こせば、それが、不思議な心霊写真になってしまうことがある。
例えばフィルムが古くて化学反応が進んだとか、飛行機の手荷物検査で
X線照射で、変化したなどである。
しかし、デジタルカメラが出てきてからは、ちょっと話が違う。
化学変化は関係ないので、目に見えるものだけが写っている
はずなのだ。しかし、それでも、デジカメ写真でも、存在しないはず
のものが写るという現象が起きている。
フィルムでは起きない電気ノイズということもあるが、ノイズで
ある形をとるというのは、可能性は0ではないが、まず、そんなデジ
カメは、故障しているに等しい。となると何なのか?
ここで、筆者の科学の知識がムズムズしてくるのである。デジタル
なもので写るってことは、デジカメの中のCCDが、光に反応したと
いうことであり、何かが存在していないといけない。でも見えていない
ということは、どういうことなのか?
突拍子も無いことを言うが、ひょっとしたら、人間側に問題があって
”見えていない”のかもしれないのだ。つまり、人間は、恐ろしい
ことに、自分の見えているものを正しいと思い込み疑うことをしない。
しかし、人間の目の網膜に写った像は、そもそも上下さかさまになって
いるのだが、それを脳が補正して認識しているにすぎないのである。
言い換えると、網膜に映った像とは、違うものが脳で認識している。
また、よく知られている網膜の中で写らない”盲点”があるが、ここは
周囲の情報から補正して、そこの穴を埋めているのである。
となると、果たして、デジカメに写っているものは、本当に存在し
なかったのかどうかは、疑わしい。思い込みによる脳の中の映像を
思い出しているのであって、本当は、そこに何かがあったのかもしれ
ないのだ。
さて、デジタルと霊現象という話で書いてみたが、ビジネスに
おいても、お客さんとのやりとりで、このような勘違いをしていない
だろうか? お客さんからは、怒りのクレームが入っているのだが、
そのクレームの内容が理解できない、あるいは、クレームそのものを
問題意識できない状況には、なっていないだろうか?
本当の姿を見るのは難しいのだ。
投稿者 momolog01 : 12:54 | コメント (0) | トラックバック
簡単になると危険が増える
帰省の大渋滞。1ミリも車は動かない。そんな中では、暇をもてあま
して、携帯電話に携帯メール、ゲーム機で遊びだすものまでいる。
筆者が子供のころも、渋滞を見ていたが、そういう風景は記憶に無い。
確かに、携帯電話などなかったというのもあるが、何が他に原因がある
ように思える。何が変わったのだろうか? どうもオートマ車と関連が
あるように思えて仕方が無いのだ。
今回は、そういう操作が簡単になることで増える危険について考えて
みたい。
運転中の携帯電話は、”違法行為”にまでなってしまった。確かに
携帯電話をしながら運転している人が多い。そして、電話に集中して
しまうので、とっさの判断が鈍り、大きな事故につながる。
そんなことは、運転経験者なら誰でも分かるし、理解している。
しかし、分かっていても減らないのはなぜなのだろう? 携帯電話が
普及し、メールやデジカメの機能まで付いて、便利だからということ
もあるだろうが、それ以上に、オートマ車の普及が原因だろう。
マニュアル車を運転してみると分かるが、とてもじゃないが、携帯
電話など操作している余裕はない。両手・両足を使って運転するので
携帯を使うために片手が空く時間がほとんどないのだ。
もう一歩、踏み込んで考えると、パワステなどもなかったから、
昔の車は、ハンドルが重いので、両手で回さないと曲がることもでき
ない状態だった。だから、トラックの運転手は、タバコの灰を落とす
余裕も無く、ひざの上にぽろぽろ落としている人が多かった。(笑)
ところが、オートマ車が当たり前になり(オートマ専用免許がある
ぐらい当たり前になった)、高級車の機能だったパワステも当たり前
のようについている。そんな中では、誰でもすぐに、片手で運転でき
る。片手が空けば、そこに携帯が...(笑)
ところで、インターネットのビジネスを見てみると、こういうこと
をやっていないだろうか? 顧客のため、ユーザのためと考えて、便
利にすることで、実は、もっと”危険なこと”を呼びよせていないだ
ろうか?
例えば、コンピュータで自動化することで、24時間365日、い
つでも注文できるようにしていることで、ユーザのタイプミスで、1個
が10個になっていても、そのまま処理されてしまう。
もし、電話での注文なら、担当者が、”10個でいいのですよね?”
と、一言確認を入れることで、”あ、すみません。1個です。”と
間違いに気が付く。
一見、便利で、使いやすい、ユーザの利便性を上げるということを
やっていて、本当は、もっと別な予想もしない危険を招いているのか
もしれない。
自分のビジネスの部分だけを見ていると見えなくなる盲点だ。
投稿者 momolog01 : 12:55 | コメント (0) | トラックバック
何をさておいても、心構え
ビジネスで重要なのは、その志だと言われる。
そこに、何を置くかで、判断基準が決まっていく。ITでも同じ。
今回は、そのキモについて書いてみたい。
実にさまざまなビジネス・ノウハウ本が出てきている。
今までは、経験的に知りえたものを、同じ仕事をする人に、
”伝承”してきた内容が、心理学や大脳生理学が発展してきた
ことで、言葉にできなかった経験によるものが、テクニックと
して確立されれるようになった。
その結果、実に、いろいろな個性的な方法で、ビジネスを
展開する人たちが出てきている。
インターネットのデジタルな世界でも、同じ、いや、デジタル
だからこそ、そういうテクニックを駆使することで、劇的な売上を
出しているビジネスも存在している。大手企業でもなく、個人で、
しかも、1,2年しかやっていない人が、いきなり、億単位の
年商を出している。
メルマガで集客して商材を販売する、ブログでアフェリエイト
毎月何十万と稼ぐ、ホームページで情報商材を販売する、しかも、
情報商材は、電子ファイルで販売するから、印刷コストも配送の
手間もない、そもそも、原価コストはファイル作成の労力だけで、
在庫も必要ない、倉庫も必要ないのだ。
そういう人たちのノウハウは、素晴らしいものがあるし、確かに、
テクニックだけ真似して、一瞬ではあるが、飛びぬけた売上を
出す人も出てきている。
しかし......
それが、果たして、本当にいいことなのか?それは、分からない。
個人個人の価値観であり、生き方である。その中では、何がいいとか、
悪いとかはない。
この1年ほどの間に、実に多くの成功した人に出会ってきた。
その中には、成功して、幸せな日々を送っている人もいれば、
何かもう一つ楽しくない、なんとなくつまらない目をしている人も
いる。
何が違うのだろう... どうして、成功しているように見えるのに、
つまらなそうな顔をしているのだろう...
一方で、世間から見るとそれほど成功していると見えない人でも、
毎日楽しくてしかたがないという人もいる。それが、成功して、
楽しい人は、もっともっと、多くの人にその気持ちを伝えようと
している。
いろいろ聞いてみると、やはり、ビジネスの原点になっている
”志”の違いにあるように感じる。
お金が儲かって楽したい!だけで突っ走ってきた人は、それが
達成しても、達成感がないようなのだ。そして、楽して儲けた場合
には、その方法をただで人に教えるなんて、もっての他であり、
とにかく、さらに人からお金を取るという発想しか出てこない。
一方、”こういうことをしたい!”、”これをやることが楽しくて
しかたがない!”って気持ちでやってきている人は、少しづつ達成
していくことに喜びがあり、また、その喜びを人に伝えようとして
いる。
この1年で、いろんな人の考えに触れることで、その志がいかに
大事かということを知るようになった。
一つ原点に立ち返って、そもそも、今のビジネスをしている志を
考えることも必要だろう。
筆者自身、ここで、一つ、考え方を改めて、本当にやるべきこと、
やりたいことを問いただして、変えていくことを考えようと思って
いる。
いきなりではあるが、このメルマガを休刊することにした。
今まで、つたない内容でありながら、購読していただいたことに、
心より感謝し、一旦、筆を置く(指を置く?)ことにする。
広いようで狭いインターネットの世界、どこかで、会うことも
あるだろう。そのときは、気軽に声(メール)をしていただきたい。
あなたのITビジネスが成功することを願っている。
投稿者 momolog01 : 12:56 | コメント (0) | トラックバック
最後まで読んでいただき、ありがとうございます
いかがだったろうか?
約二年間のITビジネスに関連するメルマガの一挙公開は。
ITビジネスは、ドッグイヤーと言われるように2年でも、
中には、すでに古い話題になっているものもある。
しかし、その基本となる考え方は、変わっていない。
なぜなら、あくまでも、『人』が使う道具だからである。
ぜひ、その基本を忘れないで欲しい。
筆者は、今は、ブログを中心に展開しており、
また、メルマガは、関西の起業や自己啓発を
中心としたセミナーや講演の紹介を行っているので、
もし、よければ、ご覧頂きたい。
ブログ
IT大道芸人の幸せなお金持ちへの道
超入門インターネット
http://blog.zxcvbnm.jp/
メルマガ
関西の行きたいセミナー&講演
http://www.mag2.com/m/0000168163.html
Wiki版 関西版 見逃せないセミナー・講演はこれだ!
http://wiki.livedoor.jp/livedoorakiho/